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又吉秋香|カクヨムとアルファポリスで執筆中
2020年8月31日 09:48
今年の終戦の日は私にとって特別だった。これまで戦争を知らない世代として育った私は終戦など意識もしなかったし、日本の戦争をどこか遠くの出来事のように考えてきた。戦時中に幼少期を過ごした両親とも戦争についての話など、「昔はいかに大変でお前たちは恵まれている」というような話をうんざりした気持ちで聞いていた。今年は逮捕されて、しばらく留置された後に無事釈放されたが、心配をかけた両親に経過報告と帰郷
2020年8月31日 09:18
100人に一人の割合でいるとされているサイコパス。もしかしたら、あなたの周りにもいるかもしれない。あなたの隣に潜むサイコパスが隠し持つ「人格」を解説している。一見ごく普通どころか魅力的な印象を持たれるサイコパス。発達障害と重なるところも多く、線引きはどこなのか興味があるところだ。本書に書かれているサイコパスは、一般的には凶悪犯罪者なんてイメージを持たれがちだけど、社会の中で活躍しながら普通
2020年8月31日 08:35
カクヨムで小説を書き始めた。これは私が実際にロシアのウラジオストクで合弁会社を設立して、農地を取得した時に知った世界の真実の話である。国内では耕作放棄地などといって農地は余っていると報道されているが、増え続ける人口を支える食糧需要に耕作面積が追い付いていない現実がある。そういった背景を元に書き始めてみたので、興味があれば読んで欲しい。このnoteでも何度も自分のことを書いている。起訴は
2020年8月31日 08:16
すっかり郷田マモラの虜だわ 笑以下のリンクに書評を書いているので、興味があれば見て欲しい!本作品は郷田マモラの独特の世界観で描き出した、暖かくも鋭い視点が光る短編3本が収録されている。色なき風、ふいた大阪の山奥で牧場を営むアキオとシュンペイ。人面牛「くだん」が生まれた時、2人に何かが起こる。人が生きているうちに味わえる「高揚感」とか「幸福に包まれた気持ち」というものは格差がある。変
2020年8月31日 07:28
留置場に入れられると官本を読むか、自弁購入したノートにボールペンをお借りして何かを書くしかエンターテイメントはない。留置場に入るのは立場上、被疑者であって起訴されてから拘置所へ移送され裁判の結果で刑務所に入るかどうか決まる。だから留置場にはもう少しエンターテイメントがあっても良いと思うのだが、ゆっくり本を読めたり、気付いたことをメモしたり、考えをまとめてメモしたりと私なりには貴重な時間だっ
2020年8月31日 07:11
当noteにてご報告させていただいているように私は突然に逮捕され、勾留から処分保留にて釈放という事故にでもあったかのようなトラブルに巻き込まれた。会社に行きたくないというか「会社に行けない」状態にされたんだが、逮捕された頃って脳梗塞による病気療養中だったので休職中のため、大きな影響は受けなかった。しかし、またいつ拘留されるか分からない(現実には滅多に起こらないらしい)のに仕事を再開するにも
2020年8月30日 11:38
留置場の官本からの紹介。2004年10月30日に映画公開された「いま、会いにゆきます」を、竹内結子演じる主人公の恋人・澪の視点で描いたもうひとつの感泣ストーリーとなっている。いつも隣にいた大好きなあなたと結婚し、ふたりの間には佑司というかわいい男の子が生まれた。二十九歳のわたしは、あなたと佑司とともに幸せな時を過ごしていた。 穏やかで優しい日々を送っていた澪が、やがて知ってしまう哀しい運命
2020年8月30日 11:23
留置場の官本から紹介したい一冊。今回おススメするのは「恩田陸」にしか書けない、緊迫の舞台型ミステリー。舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が、最後の夜を徹し語り合う。登場人物はこの二人だけで一つの部屋の中でストーリーは進む。読み進むうちに、どうやら、二人は今まで同居していて、引っ越しを決め、最後の夜を共に過ごそうとしていると分かってくる。章ごとに男の視点と女の視点が
2020年8月30日 10:48
こちらも留置場の官本の紹介となっており、割と野球モノが多い様子。本作は5度の盗塁王を始め、6度のゴールデングラブ賞や新人王を獲った赤星氏が執筆している。赤星氏は自身を「あらかじめ与えられた能力で簡単に勝つことを嫌う性格」と評しており、あえてきつい道や困難な場に身を投じることでいろいろな工夫と努力を重ね、「身体が小さいからプロにはなれない」と言われていた常識をひっくりかえし、超一流の選手と成長し
2020年8月30日 10:34
留置場の官本には珍しい海外の著者の作品。本作はシリアのダマスカス空港から消えたアメリカ人女性を救出するという話。砂漠の遺跡で、ミセス・ポリファックスが大活躍するといった内容で累計200万部突破の人気「おばちゃま」シリーズの第14弾だそうです。ハイジャック機内で勇敢にも犯人に立ち向かい、大勢の乗客の命を救った女性が、シリアのダマスカスの空港で、車に乗ったまま、若いアメリカ人女性が失踪した。犯人側
2020年8月29日 20:56
こちらも留置場の官本を紹介。官のセレクトとしては妥当か。この作者は私も昔から読んでいてパトリシア・コーンウェルの検死官シリーズの中で、最高傑作だと確信しているので、嬉しくなった。本書の内容は、子供の殺人、自慰中に死んだ、犯人とおもわれる人物、心臓発作で倒れる刑事。恋人を失ったスカーペッタに立ちはだかる謎、次から次へと襲いかかる危機やトラブル。姪のルーシーとの、まるで親子のような確執、マリー
2020年8月29日 20:49
これは留置場の官本ではなく、両親からの差し入れ本。なっ何故このセレクトか!ちょうど仕事で本山を軸とした観光開発事業に関わっていたので、この本の意義とかバックボーンは知っていたけども。本書は己の生き方、人生を見つめ直す時に、手にとりたい日本の名著として、今なお高い人気を誇っており、留置場では毎朝、新聞が回ってくるんだけど広告には必ず入っていたね。そこには、「一切の書物を焼失しても歎異抄が残れ
2020年8月29日 16:46
留置場の官本からのセレクト。本書は、多くの作品をこれまで書き上げ、直木賞も受賞した唯川恵の最初の単行本を文庫化したものである。単行本の刊行は1989年のことであり、著者が34歳の頃ではなかろうか。現在でも版を重ね続けている辺りが凄いとしかいいようがない。本書には、「さよならの贈り物」「さよならを言わせて」「背中でさよなら」「さよならの向こう側」「やっと言える、さよならが言える」の5編が収録され
2020年8月29日 16:31
留置場では本を読むくらいしか楽しみはない。弁当に慣れている人はごはんも楽しみかもしれないが皆あっという間にたいらげてしまう。時間にしてだいたい5分くらいで、あちこちの部屋から「食べ終わりました~」と聞こえる。床に向かって一人で食べるわけだし、黙々と食べるしかないけど少なくても私は楽しいとは思わなかったな。ある論文で読んだんだけど、アメリカの実験だったかな?囚人役と看守役に分かれてしばらく生