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物事の優先順位

習慣を失うというのは怖いもので、noteを書くのに充てていた時間に、別の事柄がスルリと入り込んだや否や、いつ書けばいいのかわからなくなった。

週2回くらいの更新が週1回になり、ついには2週に1回になり、「これは書き残したい」と思ったことも、2週間もすれば忘却の彼方。いよいよ、何を書けばいいのかもわからなくなってきた。

日常生活の中では、「物事の優先順位をつける」というのを当たり前のようにやっている。朝起きてから寝るまで、人は皆、いっぺんには到底終えられない、たくさんのやらねばならぬことと、やりたいことを抱えている。

家事、子育て、自営業務あたりが、通常の我がタスクである。

家事は、リモートが続く夫が、朝食の食器洗いや、洗濯物の取り込みをしてくれるようになり、負担が軽減している。ありがたい限りです。

一方、子育ては、9月の1か月間、塾の宿題にまったく手をつけていなかったことが判明した兄の成績が、10月に入り急降下(当たり前じゃ)。社会では歴史が始まったところで、「縄文時代でつまづいたらこの先どうすんのさ!」と焦った母による、個人指導を始めることにした。

塾の歴史の進みは、1回の授業で一時代が過ぎゆくとんでもないスピード。兄のほったらかしは、縄文から平安時代まできてしまっていた。腹立つ…。

でも、どうにかしなきゃとの思いで、母は般若の面をかぶり、入り口で興味を失い寝転んでいる小僧を、なんとか歴史の世界に引き摺り込ませた。

4つの時代をぶっ飛ばしたから、レクチャーに10時間はかかった気がするよ。10月初旬はこれが優先順位の1番に踊り出て、隙間時間を見つけては、『日本の歴史』を読み込んでいた。

マンガは文字で見るよりよっぽど印象に残るし、吹き出しと天の声をうまく使い分けて、言葉でもわかりやすく説明している。情報量もかなり多く、総合力の高さに拍手。隅々まで読み尽くし、用語を確実に覚えることができれば、テキスト以上の効果がありそうですよ。

その後は、祖母の葬儀にまつわる母対応が始まり、総合職だけど、子どもを保育園から幼稚園に転園させようとしている妹1対応やら、仕事や結婚・妊活などで人生の岐路を迎えた妹2対応やらが、上位に食い込んできた。

自営業務は、今月は動きが少なく落ち着いているが、ついに検定日まで1か月を切った、日商簿記3級検定の勉強にスパートをかける時が来てしまった。

今年はFP2級合格後、AFP認定講座の修了まで歩を進め、簿記で有終の美を飾りたいのだけれど、なかなかどうして。弥生会計の素晴らしさを実感せずにはいられない。NO転記が、こんなに幸せなことだなんて知らなかったよ。

ということで、こちらさんが当面の優先順位1番になりそうだ。

さて、やりたいことである。

これも10月の初め。なんの気もなしに、久々に体重計に乗ってみたところ、大変なことになっていた。何をしていたわけでも、していなかったわけでもないのに、人生最高体重を叩き出してしまった。

普段、体重の増減がほとんどない代わりに、一度増えると減りづらい体質である。昨年の健康診断でも増えていて、今年もさらに増えるとなったら、完全なる右肩上がりの増加。このまま増え続けたら、どうなる40代…。

まずい。11月初旬に予約した健康診断が近づいている。ワークアウトの御旗を掲げねば。筋トレ、有酸素運動、どんとこい!

夫用のプロテインにも手を出すほどの強い危機感で、今日も子どもたちが帰宅する少し前の時間も無駄にせず、せっせと筋トレをした。優先順位高し。

師は、なかやまきんに君。効きます。


そんなこんなで、目の前でどんどん湧き起こる出来事は、パッションが強く、優先順位がうなぎ上りに上がった。その陰で、押し出し式にnoteの優先順位が下がってしまったのであった。そうして一度下がった順位は、なし崩し的に下降の一途をたどっていったのである。

更新頻度が下がり、喜怒哀楽の記憶を失い、言葉を失い、知見を広げようとする気力を失い、ないないだらけになった。

そして最後に残ったのは、「つまんないなぁ」という気持ち。

最近、なんだか満たされない感があったのは、noteに触れていなかったからかも。noteが心の活力であるとすれば、体を調えるきんにくTVの視聴と同じくらいの優先順位にするべきだよな。そこはニコイチでいかなきゃな。

兄には、「遊びと勉強の優先順位をつけろ」とか普段は偉そうに言っているが、こうやって、大人も優先順位がぐちゃぐちゃになることがある。

そんなとき、順位を何軸で付け直すか、というのが大事だと思っている。軸の在り処によって、物事の優先順位はいくらでも変わるのだ。軸の在り処は、自分が大切にしたいもの・ことの居所に違いない。

相も変わらずブレブレの軸だけど、「自分が守りたいものは何か」と日々問いながら、軌道修正していこう。

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