#エッセイ
【日記】 とある六畳の部屋にワープする
最近何かと更新を怠っていたのは、引っ越しの準備をしていたからである。
先日、弁当を買いに大学生協ショップに行くと、入口に物件一覧を示す掲示版を見つけて、ふと「住んでみてえ」と思ってしまった。
共同アパートで、家賃プラスWi-Fiで1万2000円、駐車場タダである。これはもらった!と思い、即生協に行って契約を交わしたのは今週の月曜である。
プライバシーに関しては一般アパートと比べて劣るが、筆者
【読書感想文】『四畳半タイムマシンブルース』
四畳半タイムマシンブルースという面白い小説を読んだので、簡単な感想を書いてみる。
タイムマシンなのに、出かけて行ったのは「今日」と「昨日」だけ。時空間的に狭い四畳半世界を、想像力を膨らませて面白おかしく描くのが、森見登美彦氏の作品における最大の魅力であると思う。
話は、8月中旬の夏休み。古いアパートに住む大学3年生の主人公(=私)の部屋にあるクーラーのリモコンが悪友のこぼしたコーラによって、故
【日記】 妄想の歴史と机上の冒険
筆者は現在、マリアナ海溝に匹敵する活字の海(=約100年前の史料)にどっぷりつかっている。普通なら旧字体が語るセピア色の歴史に思いを馳せたりするものだが、残念なことに筆者の脳内は常にピンク色に染まっているので、どれだけ素晴らしいことが記述されていても「へえ」としか思わない。ここに筆者の人間的限界が読み取れる。
さて、筆者はなんの研究をしているのか。
筆者曰く、「妄想の歴史」だという。
頭が大変よ
【日記】 映画を見る
より引用
筆者は友人と映画「鬼滅の刃『無限列車編』」を鑑賞した模様。捻くれ拗らせ妖怪たる筆者はこの映画を見て魂の潤いを取り戻し、明日からの辛い研究への活路を見出すという。
絵の美しさといい、迫真の演技といい、改めて「ものづくり」の素晴らしさを実感した次第である。
「辛い辛いけど!」
筆者は語った。「それでも生きるのが人間の美しさなんだ!」
上を向いて拳を握りしめる筆者について、友人は
【日記】 小生、弁明す
吾輩はノリスケ氏である。
本名などどうでもよかろう。
現在、中公新書『新撰組』(大石学)を読んでおる。
そうそれだけである。
「書くことは色々ある。だが、沽券に関わるので言わない」ノリスケ氏はそう語る。
と思ったが、去り際に一言。
「Kindleの桃色画像についてだが、まぁうん…」と言葉を濁らせつつ、
「悪くはなかろう」
迫りくる報道陣;これからの予定は?
「今後につきましては、誰も居ないW
【日記】心中穏やかでない
ノリスケ氏が常日頃から悩みを抱えている男であることは、東本町の飲み屋街では周知の事実だ。
ノリスケ氏の悩みは以下の通りである。
・論理的に物事を考えた結果、思考が異次元空間に吹っ飛び、ファンタジーが出来上がる
・割と本当に「妄想」と「現実」の概念がこんがらがっている。「常にワタクシが妄想しているのは現実のことなんだから、妄想=現実でオッケー?」字面だけ見ると、氏は大変なおバカさんである
・
【日記】レジュメ体裁王、かく語りき
ノリスケ氏は虚心坦懐にタスクをこなす。
だがしかし、レジュメ(論文などの内容をわかりやすく説明したもの)というものはひどくめんどくさい。一度体裁を気にしてしまったら、後はもう最悪である。
「フォントは明朝体にしようか、centuryにしようか。一つの事柄に4行は厳しいぞ。箇条書きにして2行ずつにしようか。この空白なんてまあ気持ち悪い!かっこの頭も揃っていない!あらヤダ!不潔!」
ノリスケ氏にと