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エッセイ

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#エッセイ

【日記】 温まる

【日記】 温まる

起床8時。アパートに設置したコタツで温まる。
荷物を取りに実家に帰る。現在、実家に設置してあるコタツで温まる。なお、動けない模様。

【日記】 とある六畳の部屋にワープする

【日記】 とある六畳の部屋にワープする

最近何かと更新を怠っていたのは、引っ越しの準備をしていたからである。

先日、弁当を買いに大学生協ショップに行くと、入口に物件一覧を示す掲示版を見つけて、ふと「住んでみてえ」と思ってしまった。

共同アパートで、家賃プラスWi-Fiで1万2000円、駐車場タダである。これはもらった!と思い、即生協に行って契約を交わしたのは今週の月曜である。

プライバシーに関しては一般アパートと比べて劣るが、筆者

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【日記】 何もなし

【日記】 何もなし

書くことが何もないことを報告させていただく次第である。

【日記】 アフリカ説法を戒める

【日記】 アフリカ説法を戒める

「アフリカ説法」というモノがある。
「そんなモノ知らんがな」と言われても致し方ない。たった今、命名したばかりなので。

アフリカ説法とは、「アフリカではもっと苦しんでいる人たちがいるから…」と言って、自身の置かれた境遇に苦しむ人たちに檄を飛ばす説法のことだ。

例えば、「嗚呼、資料作成が上手くいかないナァ」と言うと、
説法使いに「アフリカではもっと苦しんでいる人たちがいるから…」と返される感じであ

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【読書感想文】『四畳半タイムマシンブルース』

【読書感想文】『四畳半タイムマシンブルース』

四畳半タイムマシンブルースという面白い小説を読んだので、簡単な感想を書いてみる。

タイムマシンなのに、出かけて行ったのは「今日」と「昨日」だけ。時空間的に狭い四畳半世界を、想像力を膨らませて面白おかしく描くのが、森見登美彦氏の作品における最大の魅力であると思う。

話は、8月中旬の夏休み。古いアパートに住む大学3年生の主人公(=私)の部屋にあるクーラーのリモコンが悪友のこぼしたコーラによって、故

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【日記】 妄想の歴史と机上の冒険

【日記】 妄想の歴史と机上の冒険

筆者は現在、マリアナ海溝に匹敵する活字の海(=約100年前の史料)にどっぷりつかっている。普通なら旧字体が語るセピア色の歴史に思いを馳せたりするものだが、残念なことに筆者の脳内は常にピンク色に染まっているので、どれだけ素晴らしいことが記述されていても「へえ」としか思わない。ここに筆者の人間的限界が読み取れる。

さて、筆者はなんの研究をしているのか。
筆者曰く、「妄想の歴史」だという。
頭が大変よ

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【日記】 映画を見る



より引用

筆者は友人と映画「鬼滅の刃『無限列車編』」を鑑賞した模様。捻くれ拗らせ妖怪たる筆者はこの映画を見て魂の潤いを取り戻し、明日からの辛い研究への活路を見出すという。

絵の美しさといい、迫真の演技といい、改めて「ものづくり」の素晴らしさを実感した次第である。

「辛い辛いけど!」

筆者は語った。「それでも生きるのが人間の美しさなんだ!」

上を向いて拳を握りしめる筆者について、友人は

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【日記】 ノリスケ氏、粋がる

【日記】 ノリスケ氏、粋がる

「エモショーナルすぎる!」
筆者は思わず、叫んだ。これほどエモーショナルな文章があろうか。いや、なかろう。「オナゴが絡むと、どんな文章もエモーショナルになっちまう。これはもはや卑怯というほかない」筆者は苦渋に満ちた顔で言った。「だがそれでいい!」

これを怪人H氏が見たら、卒倒すること間違いない。特に筆者とH氏は、古風かつ高尚な言葉を陳腐な妄想に注ぎこむ遊びを繰り返した仲である。拡大解釈と飛躍論理

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【日記】 小生、弁明す

【日記】 小生、弁明す

吾輩はノリスケ氏である。
本名などどうでもよかろう。
現在、中公新書『新撰組』(大石学)を読んでおる。
そうそれだけである。
「書くことは色々ある。だが、沽券に関わるので言わない」ノリスケ氏はそう語る。
と思ったが、去り際に一言。

「Kindleの桃色画像についてだが、まぁうん…」と言葉を濁らせつつ、

「悪くはなかろう」

迫りくる報道陣;これからの予定は?
「今後につきましては、誰も居ないW

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【日記】 日常を語る

【日記】 日常を語る

ノリスケ氏の今日の動向は以下の通りである。

9:30 起床
起床に成功するも、そこから動くのに失敗。やがて、再起動(二度寝)
12:00 大学の研究室へ
13:00 昼食を摂る(カレーうどんのカップ麺)
カレーうどんのカップ麺なんて人生初めてだと思いつつ、味は人生で何度も味わったものだったので、特に感動はない。
13:30〜14:30 YouTubeでカラー化した戦争動画を鑑賞
研究

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【日記】心中穏やかでない

【日記】心中穏やかでない

ノリスケ氏が常日頃から悩みを抱えている男であることは、東本町の飲み屋街では周知の事実だ。

ノリスケ氏の悩みは以下の通りである。

・論理的に物事を考えた結果、思考が異次元空間に吹っ飛び、ファンタジーが出来上がる

・割と本当に「妄想」と「現実」の概念がこんがらがっている。「常にワタクシが妄想しているのは現実のことなんだから、妄想=現実でオッケー?」字面だけ見ると、氏は大変なおバカさんである

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【日記】 栄光の日を手に入れる

【日記】 栄光の日を手に入れる

ノリスケ氏はついに栄光の日を手にした模様。「もう誰にも邪魔はさせない」と躍起になる氏であるが、どうしてそんなことを言っているかというと、待望のAmazon Fireシリーズを購入したからである。10000円近くするタブレットが今回プライムセールによって6000円で買えるのはありがたい。

家に帰ると、氏はさっそく大変イヤらしい手つきでAmazonのタブレットをベタベタ触った。
「グヘヘ。これであん

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【日記】レジュメ体裁王、かく語りき

【日記】レジュメ体裁王、かく語りき

ノリスケ氏は虚心坦懐にタスクをこなす。
だがしかし、レジュメ(論文などの内容をわかりやすく説明したもの)というものはひどくめんどくさい。一度体裁を気にしてしまったら、後はもう最悪である。

「フォントは明朝体にしようか、centuryにしようか。一つの事柄に4行は厳しいぞ。箇条書きにして2行ずつにしようか。この空白なんてまあ気持ち悪い!かっこの頭も揃っていない!あらヤダ!不潔!」

ノリスケ氏にと

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【日記】 ふざける

【日記】 ふざける

卒業することをそこまで渇望していないのに、卒業するために論文をひたこらさっさと準備しているのだから、人間はよくわからないものである。

「この世は無常〜皆んな分っているのさ〜誰もが移ろふ〜さう絶え間ない流れに〜ただ右往左往している〜」

ノリスケ氏の卒業はまさに獣ゆく細道である。「就職しようが、進学しようが、どんな進路を歩もうが、大学4年出た後は獣道ぜよ!」

激しい波の音が聞こえる海岸のそばでノ

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