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エッセイ

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#読書

【読書感想文】『四畳半タイムマシンブルース』

【読書感想文】『四畳半タイムマシンブルース』

四畳半タイムマシンブルースという面白い小説を読んだので、簡単な感想を書いてみる。

タイムマシンなのに、出かけて行ったのは「今日」と「昨日」だけ。時空間的に狭い四畳半世界を、想像力を膨らませて面白おかしく描くのが、森見登美彦氏の作品における最大の魅力であると思う。

話は、8月中旬の夏休み。古いアパートに住む大学3年生の主人公(=私)の部屋にあるクーラーのリモコンが悪友のこぼしたコーラによって、故

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エッセイ 難しい本を読む

エッセイ 難しい本を読む

「ちょっ待てよ!読むの難し過ぎるだろ…」

3度目の「マノン・レスコー」に挑戦するノリスケ氏だが、早くも挫折しそうである。「一緒に読んでくれる彼女がいればなぁ」と悲観的になっている模様。

エッセイ 「南方熊楠」を読む

エッセイ 「南方熊楠」を読む

我らが友人ベーシスト氏はノリスケ氏の愚行を嘲笑って、電子媒体上でマウントを取っている模様。恥辱を受けたノリスケ氏は、腹いせにベーシスト氏を「全日本無益協会」から追放処分にすることを決めた。ノリスケ氏のUTSUWAの無さが見て取れる。未完の大器、ここに極まれり。

その後、ノリスケ氏は「南方熊楠」(中公新書)を読んで、「俺も熊楠みたいにロックになりたい」と関係者に話している。

エッセイ 今日の予定

エッセイ 今日の予定

午前中は朝10時から、論文を読み込む予定であったが、漫画「日露戦争物語」が面白すぎるので、緻密な計画は水疱に帰すこととなった。

さらに、森博嗣の小説「スカイ・クロラ」を読んで、その世界観に酔いしれたため、論文どころではなかった。「話に抑揚が感じられないのがまた良い」とノリスケ叔父さんはコメントを残している。

これからの予定は?と聞かれると、「喫茶店でコーヒーを嗜みながら、論文を読む。スカイ・ク

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エッセイ 書き殴り帳

エッセイ 書き殴り帳

午前中、卑猥な友人2人とコーヒーを嗜む。
午後から図書館に行こうとするも、天井に向かって「おっぱい、おっぱい」と連呼することがやめられず、途中から「おっぱいってなんだろう?おっぱいではなく、"をっぱい“なのではないか?」などと言って疑心暗鬼に陥る。時計を見たら、申の刻が終わろうとしていた。
それから、ホームセンターに行き、本棚を購入。さらにBOOKOFFに行って、漫画「インベスターZ」を立ち読みし

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エッセイ 日常を書き記す

エッセイ 日常を書き記す

いきなりではあるが、「書き記す」という表現はおかしいのではなかろうかと思う。
書くか、記すか、どっちか一つでいいはずなのに、何故「書き記す」と表現するのだろう。と考えているうちに、無意義な1日がさらに無意義になりそうなので、自問をやめることにする。

さて、今日は午前中、大学の師からメールを仰せつかったが、返信をなぜか渋る。その後は暗黒な将来を志向し(惰眠を貪る)、午後から図書館に行くも、研究テー

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