黒たまご見ながら独り語り。
偽りの殻を破り、素直に面白いと思えるものを書く。紛い物な善を描くよりも、正面から悪を書いた方が身に合っている。自分は優しい人間でも、正義感がある人間でもない。誰かを癒したり、慰めたりできるものを書くことは難しい。ただ、誰かの心に小さなかけらを残すことはできる。それが心地よいものなのか、それとも喉に突っかかった小骨になるのか、それは人次第。それでもいい。どんな形であれ、記憶に残ってくれればそれでいい。「ああ、よかった」もいい。ただそれ以上に「なんだろう、これ。忘れられないなあ