袁術陛下

耳が聞こえません。主にMTGの事を書いています。たまに短編小説も書いたり……?

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最近の記事

MTGのルール適用度:競技のイベントで意識しておくとよいこと

 開封大好きよしひろさんのMTG開封杯プレミアムが3/9(土)に開催されます。  客層としてはカジュアルな方が多いイメージがあり、今回で初めてルール適用度:競技のイベントに出られる方がいらっしゃるかもしれないな、と思い筆を取りました。 ▼ひつようなもの・デッキ(スリーブ)  決闘者たるものデッキは欠かせねえぜ!  当然の事ではありますが、後述するデッキリストと一致しているかどうかの確認が必要です。たまに入れ替え忘れていたりなどで不備が出てしまうケースも存在します。  カ

    • 【スタンダード】環境に恵まれたデッキ、アゾリウスコントロール(2/18(日)晴れる屋TC高田馬場プレミアム予選5-1-1+SE2-0(権利獲得) )

       タイトル通りの勝ち語りです。  2024年2月21日現在、本記事の文章量としては約17,000字となっております。アゾリウスコントロールへの愛ゆえに。  対戦相手とデッキリストを手っ取り早く知りたいという方もいらっしゃると思いますので、まずここに記載します。 ▼晴れる屋TC高田馬場プレミアム予選(84人参加/7回戦) P 〇〇 ドメインランプ D 〇〇 エスパーミッド(スラル4) P ×× ドメインランプ P ×〇〇 バントポイズン P 〇〇 ドメインランプ D 〇〇

      • 【パイオニア】青白コントロールでのイゼットフェニックスとの戦い方

         はじまりはこのマトリクスからだった。 青白コントロールがイゼットフェニックスに勝率43%と結構負け越している……?  私が青白コントロールを使っている時、イゼットフェニックスは有利な相手であり当たりたいデッキと感じていたので意外な内容だった。  143マッチなのである程度のブレはあるとは理解しているものの、それでも43%という数字には大変驚かされた。  そこでTwitterでこれまで使った事のないアンケート機能を利用してみよう、ということでアンケートを取ってみた結果、

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        • 2023.11.1(水)から開始したダイエット備忘録

           お久しぶりです。  色々と多忙につき、前回の記事から3カ月も経ってしまいました。  今回はMTGの記事……ではなく、2023年11月から始めたダイエットについて備忘録がてら書いていきます。  初心者の初心者がどのようにしてダイエットを始め、それをどのように続けているのかを記載していきますので、一つのご参考にでもなれば幸いです。 ▼なんでダイエットを始めたの? もともと身体を鍛えるという事自体に興味がありました。  ただ私自身、学生時代はほぼ帰宅部のようなもので身体を鍛え

        MTGのルール適用度:競技のイベントで意識しておくとよいこと

        • 【スタンダード】環境に恵まれたデッキ、アゾリウスコントロール(2/18(日)晴れる屋TC高田馬場プレミアム予選5-1-1+SE2-0(権利獲得) )

        • 【パイオニア】青白コントロールでのイゼットフェニックス…

        • 2023.11.1(水)から開始したダイエット備忘録

          個人的な「エルドレインの森」新カード評価:青白コントロール/ロータス視点

           こちらの記事をエルドレインの森でもやっていきます。  《方程式の改変》《金属の徒党の種子鮫》が当たりでしたね。ついでに《ゴバカーンへの侵攻》も……みんな使ってますね…………  私が個人的に注目しているカードをピックアップしていきます。 ・《有角の湖鯨》  個人的に一番注目している一枚。前回の《方程式の改変》枠です。  攻撃クリーチャー限定ながら、デッキトップorボトムへ送る2マナ除去はバウンスより強力。  特に《バグベアの居住地》《目玉の暴君の住処》といったミシュラ

          個人的な「エルドレインの森」新カード評価:青白コントロール/ロータス視点

          アゾリウスロータス備忘録

          ■はじめに 本記事ではアゾリウスロータスに関する個人的な私見などをまとめたものである。  アゾリウスロータスはどういう経緯で広まったのか、またどういうデッキなのか? といった初歩的なところから振り返り、それが現在のパイオニア環境にどういう形で食い込む事になったのか等の考察や考えられるアプローチなどを乱雑に書き連ねていく。  そういった意味では初心者~中級者向けであると言えるだろう。認識の誤りなどが多分に含まれている可能性もある。ご指摘や忌憚のないご意見があればぜひお願いし

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          2023/8/7でのパイオニア禁止改定予想

           お久しぶりです。アゾリウスロータスの記事が難航しているので、息抜きとして明日の2023/8/7に発表される禁止改定をパイオニアで予想していきます。 パイオニア禁止:なし パイオニアでは禁止なしと読みます。というのも、現在非常にバランスの取れた環境であるからです。  上記のGoldfishでのパイオニアメタゲームを見ても突出したものがなく、最も多いものでも緑信心の12.8%です。  その緑信心も苦手とするデッキが白単人間やスピリットなど環境上位に存在しており、非常にバラン

          2023/8/7でのパイオニア禁止改定予想

          第1回アゾリウス評議会 - 4/30(日) トーナメントセンター高田馬場バトロコ エリア予選突破

           朧霞さん(@obrgsm)より声をおかけいただき、Power House Clubのチームメンバーでもあるアス波さん(@uma15asunami)も含めて青白コントロールの考察企画である「アゾリウス評議会」が立ち上げられる事になりました。  第1回であることもあり、まず現在需要が高いであろう「デッキリストおよび選択の言語化」「現在のパイオニア環境考察」「今後のメタについて」をテーマとして書いていこうと思います。 1.現在のデッキリスト 2023/4/30(日)にてトーナ

          第1回アゾリウス評議会 - 4/30(日) トーナメントセンター高田馬場バトロコ エリア予選突破

          個人的な「機械兵団の進軍」新カード評価:パイオニアの青白コントロール視点

           今回の新パックである「機械兵団の進軍」の新カードについて、青白コントロール視点でまとめてみようと思います。  主に青白コントロールが入れる前提で評価しています。 ・《大天使エルズペス》  +1で魂絆を持つ1/1のトークンを産み出すのは魅力的であるものの、他の起動能力が青白コントロールと噛み合っていない点が残念。概ね《放浪皇》でよさそう。  スタンダードの兵士デッキやエスパーミッドレンジなどで粘り強く戦う分については良いカードかなとは思います。 ・《加護をもたらす戦乙女

          個人的な「機械兵団の進軍」新カード評価:パイオニアの青白コントロール視点

          未知だった「音」の世界がツールの力を借りて見えた話

           お久しぶりです。  前回の記事では予想を遥かに超える反響をいただき、ありがとうございました。  これを投稿した後、ゆうやんさんからよりレベルの高い記事が上がった事もあり青白コントロールが大流行。  それが八十岡さん製のラクドス、いわゆるヤソドスに刈り取られる(正直言って7:3つくレベルで不利だと思います)という構図が出来上がり、これがメタゲームか……と痛感しながらヤソドスにボコボコにされる日々を過ごしてきました。  最近は奇怪な具現が流行っている事もあり、《機械の母、エ

          未知だった「音」の世界がツールの力を借りて見えた話

          【約5万字】0から始めるパイオニアで7割勝てる青白コントロールの教科書

           パイオニアを始めてからずっと擦り続けている青白コントロールについて、思考などをまとめていく。  とはいっても使用歴はまだ短く、2022年5月に青白コントロールでパイオニアに参入してからなので8ヶ月ほどになる。  本記事については初心者〜中級者向けとして、基本的な内容を多く記しているつもりだ。  青白コントロールに対して興味のある方に一つの踏み台となってくれればと思う。  大型大会での優勝などの大きな実績は特段残していない。  ただ、約150戦で勝率73%ほどの成績を残し

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          #いいねされなくてもお世話になったカードを紹介する

          1.パルン、ニヴ=ミゼット とにかくカッコいい。ただその一言に尽きる。  特にカッコよさを知ったのは加藤健介さんのGP京都2019で使っていた地図ミゼット。  《宝物の地図》でのマナ加速からの《パルン、ニヴ=ミゼット》を早期に出しつつ《潜水》で相手の除去を潜り抜けるデッキだった。  本当に凄まじかった。一回場に出たが最後、返しで除去が出来なければ暴力的なアドバンテージと1点の嵐で盤面を瞬く間に掌握してしまうのだ。  この時からニヴ=ミゼットに対する愛着がわいていたように思う

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          テーブルトップ復帰後一年間の振り返り

           タイトル通り、純度100%の自分語りである。  結果だけ知りたいという方向けに先に記する。  引き分けに関してはIDが大半であるため、考慮しないものとする。 ▼2021年12月▶スタンダード ・スイスラウンド  17-2-4(89.5%) ・SE  4-4(50%) ・SE進出率  4/4回(100%)  オルゾフミッドレンジを手にストアチャンピオンシップ等に参加。ここで一気に勝てたのが再びテーブルトップの世界へのめりこむ動機になったように思う。  オルゾフミッドレ

          テーブルトップ復帰後一年間の振り返り

          2022.11.26〜27 チャンピオンズカップファイナルin常滑

           結論から申し上げますと、5-2の二日目進出からの1-4のタコ負けで6-6の52位でした。  使用デッキはヨーリオン型青白コントロール。 ▼なぜ青白コントロールなの? 情です。  とはいえ、青白コントロールはポジション的にも立ち位置が悪くないという点も挙げられます。  グルール機体・ケルーガファイアーズ・エニグマファイアーズ・天使等のラクドスミッドレンジを狩りに来たデッキに相性がよく、緑信心やイゼットフェニックスには五分~微有利である点も大きいと言えます。  何よりパ

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          【短編小説】過去対面法/Confront the Past

           後悔。悔恨。慚愧。自責。  ありとあらゆる言葉でも表現しきれない、身を焦がすほどの──いいえ。そのまま焼き焦がしてしまえばよかったのに。私はそうであるべきだったのだ。  なぜあなたが灰まで焼き尽くさねばならなかったの? その答えは未だに辿り着けそうもなかった。  最後に思い出すのはいつだってあなたの雄々しい微笑み。身体中を焼き尽くされる筆舌にも尽くし難い苦悶の真っただ中なのに、優しく包むような目で……  それなのに、なぜ私はあの人の顔を思い出せないというの?  ラヴニ

          【短編小説】過去対面法/Confront the Past

          競技マジックをする理由

            上記のツイートをしたところ、少々反響があったので私なりに「競技マジックをする理由」を書いていこうと思う。 楽しいから。  この結論に至るまでの過程をつらつらと書き連ねていく。  以下は自分語りとなる。  私は耳が聞こえないという聴覚障害を持つ。生まれつきのものであり、何が正しい発言なのかすらわからない。故に私は声で話すことができない。  こうした障害を持ち、このマジック・ザ・ギャザリングのみならず遊戯王、ポケモンカードなどの「人と対面する」紙のカードゲームを避け

          競技マジックをする理由