テーブルトップ復帰後一年間の振り返り
タイトル通り、純度100%の自分語りである。
結果だけ知りたいという方向けに先に記する。
引き分けに関してはIDが大半であるため、考慮しないものとする。
▼2021年12月
▶スタンダード
・スイスラウンド
17-2-4(89.5%)
・SE
4-4(50%)
・SE進出率
4/4回(100%)
オルゾフミッドレンジを手にストアチャンピオンシップ等に参加。ここで一気に勝てたのが再びテーブルトップの世界へのめりこむ動機になったように思う。
オルゾフミッドレンジについて投稿したのもこの辺り。《アールンドの天啓》禁止後は一気にオルゾフミッドレンジがトップメタに躍り出たのが印象に残っている。
▼2022年1月
▶スタンダード
・スイスラウンド
12-1-1(92.3%)
・SE
2-1(66.7%)
・SE進出率
2/2回(100%)
勢い止まらず。週に1回程度だったが、オルゾフミッドレンジがあまりにも強かった。白単・緑単・イゼット天啓の三すくみを横から思いっきりぶん殴った形になっていた。
ちなみに《婚礼の発表》は当時50~100円レアであり、私はこう発言している。
▼2022年2月
▶スタンダード
・スイスラウンド
10-4-3(71.4%)
・SE
1-1(50.0%)
・SE進出率
1/1回(100%)
日本選手権の予選が始まり、それとぼぼ同時に伴い晴れる屋横浜店のコミュニティに入らせていただいた。その際、「オルゾフの名手」とご紹介いただいたのは今でも覚えている。
ちなみにここで復帰後初めての負け越しを経験した。ZanSyed氏が作成したエスパーミッドレンジを組んでみたものの、マナベースのとんでもなさに閉口した記憶がある。
▼2022年3月
▶スタンダード
・スイスラウンド
29-10-1(74.4%)
・SE
3-0(100%)
・SE進出率
1/2回(50.0%)
この時の日本選手権予選は「スイスラウンドのみの全勝条件」という狂ったシステムであり、勝ち切れない日々が続く。
それでも勝率自体はよく、いつか予選を抜けられるだろうと考えていた。ちなみにこの時にマラソンマンドロー被害者の会に加入させていただいた。
当時ナヤルーンを使用していたマラソンマン氏に、「ナヤルーンでエスパーミッドレンジに勝つために何かありますか?」と問われた時、「《スカルドの決戦》をとにかく引ければ勝てますよ」と冗談めかして答えた。
そして順調に勝ち上がっていった最中でマラソンマン氏とマッチング。
冗談抜きで3ゲームで《スカルドの決戦》を8枚ほど引かれ、敗北した。よりにもよってアドバイス(?)した私に対して有言実行をした形であった。そのまま全勝まで行き、権利を獲得された。おめでとうございました。
オルゾフミッドレンジに関する考察記事を書いたのもこの頃。
▼2022年4月
▶スタンダード
・スイスラウンド
19-8-3(71.4%)
・SE
2-0(100%)
・SE進出率
1/1回(100%)
なんと最後まで勝ち切れず、最後は千葉まで行って1-3で心が折れてしまった。
しばらく休養した後のニューカペナ環境初陣戦で人のデッキを借りて優勝。ここで《帳簿裂き》の強さに気づき、即4枚購入。当時では確か200~300円であったか。
▼2022年5月
▶スタンダード
・スイスラウンド
9-1-2(90.0%)
・SE
2-1(66.7%)
・SE進出率
2/2回(100%)
▶パイオニア
・スイスラウンド
8-3-4(72.7%)
・SE
3-1(75.0%)
・SE進出率
2/3回(66.7%)
ここで初めてパイオニアに参入し、望外の優勝。この後のスタンダードのニューカペナゲームデーでも優勝し、1週間で3回優勝している上振れ期間となった。
エスパーミッドレンジについて書いた記事もこの辺り。《婚礼の発表》や《光輝王の野心家》不採用論について提唱してみたが、結局抜けないままであった。そりゃそうだ。
ちなみにこの時、《敬虔な新米、デニック》の強さについても言及している。リミテッドで強いカードは構築でも強い法則である。
▼2022年6月
▶パイオニア
・スイスラウンド
18-6-3(75.0%)
・SE
0-2(0%)
・SE進出率
2/3回(66.7%)
スタンダードのめぼしいイベントもなくなり、チャンピオンズカップサイクル1のためにパイオニアへオールイン。
この時から「コントロール楽しいな」と感じ、コントロールばかり擦り続けていた。
また、2022年6月4日に現在所属しているコミュニティであるPower House Clueに入らせていただいた。
PHC杯でもカバレージを書かせていただいた。第二回は書く時間が無く、大変申し訳なく思っております。
▼2022年7月
▶パイオニア
・スイスラウンド
12-3-2(80.0%)
・SE
0-2(0%)
・SE進出率
2/2回(100%)
最初に参加したプレミアム予選でいきなり5-0-2。手ごたえを感じたものの、ここで痛恨の陽性。1か月ほどお休みをいただくことに。
パイオニア環境考察記事を投稿したのもこの辺り。結構評判がよかったため、兄弟戦争後の環境でもまとめてみようかと考えているところである。
▼2022年8月
▶スタンダード
・スイスラウンド
2-2(50.0%)
・SE
なし
・SE進出率
0/1回(0%)
▶パイオニア
・スイスラウンド
26-12-1(68.4%)
・SE
2-0(100%)
・SE進出率
1/6回(14.3%)
▶モダン
・スイスラウンド
6-2(50.0%)
・SE
なし
・SE進出率
0/1回(0%)
後遺症の影響も大きく、これまで17/20(85.0%)と非常に高いSE進出率を誇っていたがここで7回連続SE進出なし。文字通り絶不調の期間であった。
最後の最後で群馬まで出向いた店舗予選でようやくエリア予選への権利を獲得できた。
遠征のお誘いと車を出していただいたPHCメンバーに多大なる感謝の意を。
▼2022年9月
▶スタンダード
・スイスラウンド
14-2-4(87.5%)
・SE
3-2(60.0%)
・SE進出率
3/3回(100%)
▶パイオニア
・スイスラウンド
7-2-2(77.8%)
・SE
なし
・SE進出率
0/1回(0%)
8月末の権利獲得を皮切りに調子も取り戻し、エリア予選も突破した。ちなみに晴れる屋横浜店での環境初陣戦も二連覇を果たした。
……余談ではあるが、このバトロコ高田馬場トーナメントセンターでのバブルマッチにてタキニキこと瀧村和幸氏と対戦し、エリア予選への権利を勝ち取った。
以前からかなり痩せておられている姿を拝見し、非常に心配していた。まさかこの対戦が拝見した最後の姿になるとは思わなかった。
プロツアーにてトリプルマリガンを敢行し、勝利の栄冠を手にした動画は未だに見返している。この場を借りてご冥福をお祈りいたします。
▼2022年10月
▶スタンダード
・スイスラウンド
24-7-3(77.4%)
・SE
7-3(70.0%)
・SE進出率
6/7回(85.7%)
▶パイオニア
・スイスラウンド
17-6-2(73.9%)
・SE
3-1(75.0%)
・SE進出率
2/2回(100%)
念願のエリア予選を抜けた事もそうだが、TLS予選・チャンピオンズカップ店舗予選・PWCSとイベントがギチギチと詰まっており、特にモチベーションが高かった月。こうして見るとなかなかに狂っている。
権利獲得1回、優勝2回、準優勝1回とSE勝率もよくかなり上振れた期間と言えるだろう。
Twitterで競技マジックに関するツイートが散見され、私自身も「競技マジック」に対する考え方表明した。これが少々反響があり、競技マジックをする理由とは何ぞや? と振り返って見つめなおしたのが本記事。
これも結構な好意的な反応をいただき、モチベーションの一つとなったのは記憶に新しい。
▼2022年11月
▶スタンダード
・スイスラウンド
0-2(0%)
・SE
なし
・SE進出率
0/1回(0%)
▶パイオニア
・スイスラウンド
18-8-1(69.2%)
・SE
1-2(33.3%)
・SE進出率
2/3回(66.7%)
パイオニア神挑戦者決定戦(223人)、プレイヤーズコンベンションプラクティス(92人)、チャンピオンズカップファイナル(196人)と大型大会が続いた月。
これらをそれぞれTop8入り、二日目進出と私自身の強みであるアベレージの高さを発揮できたように思う。
しかしながら、これまでの成績をご確認いただくと分かる通り、最後のチャンピオンズカップファイナル二日目における1-4は私のMTG人生において最も負けた一日である。
「猿山の大将」。これを改めて痛感した一日であった。
そういった意味でも、チャンピオンズカップファイナルでの経験は得難いものであったと言える。
上には上がいる。
詰めるべき余地も反省点もたくさんあった。
それでも、楽しい。
楽しかった。
そう、楽しかったのだ!!
▼最終的な成績
最初にも記載したものを再掲する。勝率はトータルで75.6%。正直言って出来すぎであるが、ハイアベレージを維持できたのは上出来。
特にスタンダードではSE進出率が24回中20回(83.3%)と非常に高いのも評価点。とはいえ、現在はスタンダードをほとんど触れていないため、一から磨き直しになるのだが。
晴れる屋へのデッキリスト掲載数は41件。平日・休日での3-0は7件であり、これを除外したTop8以上の掲載数は34件。この数字でアベレージの高さが証明されている。
こうして目に見える形で成績を振り返る事ができるのは大きなモチベーションになる。
レベルの高い舞台に挑み続ける上でこの「楽しい」というモチベーションの火種は非常に重要だ。
勝てるから楽しい。これを忘れずにこの灯を絶やさないように、これからもマジック・ザ・ギャザリングというゲームを堪能していきたい。
そう思える一年間だった。
最後にこれまで出会ってきて対戦してきた方々へ、大会という場を提供していただいているショップへ、そして健全なイベントを運営していただいているジャッジの方々へ、重ねて感謝の意を申し上げる。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
了