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スタディングッ!の所感

「税理士」になろうと決めてから、また税理士の勉強を始めてから約1か月経った。FPの勉強とは比べものにならないスケール感過ぎて、途方に暮れている。というより、仕事の忙しさもあって、あまり勉強に身が入っていないことや、勉強方法について未だに迷いがあるというのが正直なところである。言い訳を重ねても、前に進まないので、早く勉強法を確立させたいと強く感じている。

勉強法がうまく定まらないのにはハッキリとした理由があることを自覚している。それはオンライン講座の「STUDYing(スタディング)」を使って勉強していることにある。スタディングは完全オンライン型の資格講座で動画視聴をメインに勉強を進める。

たまにYouTubeの広告で川口春奈が出てきて、「スタディングッ!」と言っていたので名前だけは知っていた。スタディングの魅力はどこでも手軽に視聴できる動画講座であるが、それに加えて圧倒的に安い。例えば大手の予備校(TACや大原など)に通おうとすると、1科目で数十万かかり、すべての科目で100万円を超える場合も珍しくないという。一方、スタディングは数万円程度で受講ができ、私はキャンペーンや福利厚生を使って6万円弱に抑えることができた。これは資格講座の中では破格の価格設定であり、私のようにお金の無い民からするとかなりありがたい。

勉強は好きな時間に動画講座を視聴するというスタイルなので、最近は読書したいのを我慢して、ずっと動画講座を視聴しているのだが、どうもこれが私には苦手である。動画を視聴していて、他のことを考えても、聴いていなくても講師が怒ってくれることは無いので、疲れている時はボーッとしてしまうことが多々ある。また、ライブの講義のように当てられることも無いので、緊張感や相互的な意識が希薄になってしまう。

また、動画視聴をタブレットやiPodを使用して進めることからついつい別のアプリを開いてしまう誘惑や通知が気になってしまうというデメリットがある。学生のころから今までずっと紙のテキストや問題集で勉強してきたので、画面で見るテキストではなかなか頭に入って来ない気がする。kindleを始めとする電子書籍があっても、紙の出版が途絶えないのはそういう理由が大きいのだろうと思う。私は電子書籍はとても嫌いで、重くて厚かったとしても紙の本を買うようにしている。その方が理解度が断然高まるからだ。

今日では教育のICT化と言って、多くの小学生や中学生ですらタブレット端末を使用して勉強しているが、私はそれには懐疑的である。タブレット学習を全否定するつもりは無いし、私の適応能力が低いだけかもしれないが、やはりタブレットよりも紙で文章を読んだり、問題を解く方が頭に入る気がする。あくまで感覚的な意見ではあるが、賛同してくれる人は多いのではないだろうか。この前まで特に話題になっていたアンデシュ・ハンセンの新書『スマホ脳』にも、タブレット学習の良くない点が書かれていたので、専らその感覚は間違いではないとは思う。

それでも、確かに予備校へ通う時間は無いし、電車の移動中も勉強できるというのは魅力である。結局はその限られた条件や環境の中で結果を出さないといけない。「デジタルは~」と言っている間にもライバル達は前に進んでいる。予備校に通っても落ちる人はいるし、スタディングでも合格する人はいる。今現在ではスタディング上での進捗状況が全体の「2%」と表示されていてかなり焦っている。

つべこべ言わず、勉強を続けることにする。



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