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ダサいとお洒落は紙一重。

※【2022 3/30 追記】これまでの投稿の中で、私が一番ファッションについて熱く考えた回になります。途中でひろ○きさんみたいな人も登場します...笑。個人的にお気に入りの投稿ですので、よろしければ見てやってください。


それでは本編スタートです。



最近、「お洒落」って言葉を

いろいろな場所で聞く気がします。


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あそこのカフェは

天井からドライフラワーが生えてお洒落だとか。

あそこの古着屋は

ヴィンテージな雰囲気があってお洒落だとか。

あの人のインスタグラムは

写真に統一感があってお洒落だとか。

あそこの雑貨屋は

家具や壁が真っ白で

アイテムが浮き出て見えてお洒落だとか。

あの店のアイテムは

パッケージがシンプルでお洒落だとか。

あの有名な軍モノ古着は

某ブランドが再構築した事例もある

おしゃれアイテムだとか。


いろいろな「お洒落」の形を見聞きします。


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一方「ダサい」という言葉も

「お洒落」という言葉より聞く頻度は少ないですが

耳に入ってくる事も。

例えば

クロックス私服で履いてるやつダサいとか。

いい年なのに軽自動車乗ってるなんてダサいとか。

黒スキニーにマーチンダサいとか。

....

私が言っているわけでは無いですよ‼︎ 笑


そもそも

ブランド着てるやつ、もうgood night(ダサい)とか。

広くて浅いやつ、もうgood night(ダサい)とか。

頭だけいいやつ、もうgood night(ダサい)とか。

....

何の曲か分かりますか...?

いや、私はsuchmosの話をしたいんじゃない。



正直なところ私の中で「ダサい」と感じるものは少ないです。

「好きって思ってるなら好きで良くない?」

この考え方が私の根底にあるのもあって

よっぽど犯罪等の悪い事じゃないと

ダサいと私は思いません。


そんな私。

最近親から「みっともない。ダサい。」

と言われた事がありました...笑

あ、親子関係が悪いわけじゃありませんよ。笑


きっかけは私の部屋に置いてあった

この服

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70年代スウェーデン軍 

ライトウェイト ブルー トラックジャケット


デッドストックではない商品という事もあって

生地の補修後があり、使用感が半端ない1着。

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私はこの生地が伸びている使い古した感じと

手で補修してある着倒した感じ、

そして何とも美しい青色に引かれて購入し

今でもよく着ています。


そんな服について

とやかく言われてしまったので

何がダサいと思ったのか素直に聞いてみました。

そして親が一言

「工場の作業着じゃん。それにボロボロで見窄らしい。」


ほぅ....

でもそれって、あなたの感想ですよね。

 確かに作業着ですとも。

何ならジャージです。

それに50年前の服ですから、

デッドストック未使用品でもない限り

たいていカビ臭くてボロボロです。

でもマルジェラのアーティザナルに

こんな感じに修正後がある

ボロっちいアイテムありますよ。

(それと一緒にするんじゃない。失礼。)

そもそも普段のコーディネートで

ワーク・ジャージ要素取り入れてもよくないですか?

ダイワピア、エンジニアドガーメンツとかも

元ネタワークウェアとかっすよ。

こないだのパリファッションウィークのランウェイとか

ワークウェアっぽいアイテム多かったし。

何ならニードルズのトラックパンツとか

もろジャージじゃないですか。

何ならこのアイテム

今ファッション業界

盛り上げてる系のスタイルじゃないっすかね。

.....

失礼しました。

つい、ひろ○きさん口調で熱くなってしまいました。


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ただ、親にその一言を言われて

ふと思ったことがあります。

それは自分の「お洒落」の基準は

自分の基準でしかないこと。

私の感想は私の感想でしかないこと。

そして「お洒落」なものが「ダサい」もの

「ダサい」ものが「お洒落」なものに

変わる可能性があるという事です。


価値観は人それぞれ。

その人が「ダサい」と思ったら「ダサい」。

「お洒落」と思ったら「お洒落」です。

そのため私が親に

これが「お洒落」なものだと強要する事は良くないです。

あなたの感想はあなたの感想のままでいいんです。

むしろヨレヨレな服、ボロボロな服は一般的に

大衆受けは良くないでしょう。

TPOで着用する機会を区別した方が良いです。


しかし今、かつてワークウェアとして

使われていた古着がボロボロな状態でも

ファッション業界では「お洒落」なアイテムだと

認識されている事がたくさんあります。

また昔イケてないおじさんが身につけていたアイテムが

かっこいい、「お洒落」と評価されている事も。

一時期ダッドスニーカーが流行ったのが典型的な例です。


その逆も然り

数年前までみんなが「お洒落」と言って

こぞってしていたコーディネートのスタイルが

今では一部ファッションオタクから

オワコン、「ダサい」と言われているのも事実です。

またファッション業界の最先端では

「お洒落」と言われているアイテムでも

一般的には「ダサい」と認識される

アイテムもたくさんあります。


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この親との出来事から学んだこと。


それは「ダサい」と「お洒落」は

紙一重という事です。


その事を頭に入れながらも

相手の価値観は尊重しつつ、

私は私のファッションを楽しみながら

この先もいろいろな服を味わっていきたいと思います。


最近はyoutube等のメディアで

着てはいけないダサいファッション

マストバイファッション等

甲乙をつける投稿をよく見かけます。

そのため投稿のコメントを見ると

何を着ていいか分からないと

悩んでいる方もよく見かけます。


そんな方々に私は

「TPOをある程度わきまえた上で、自分が好きだと感じる服を好きなように着ればいいんじゃない。」

と言いたいです。

もちろん服選びやコーディネートの組み合わせで失敗し

大衆の場で恥をかくこともあるかもしれません。

しかし、それも経験としてアリだと思います。

それを乗り越えてこそ

本当に自分が心の底から好きだと思えるスタイル

アイテムを見つける事ができるんじゃないかと

私は考えています。


そうした経験を通して

お洒落なアイテムを身につけずとも

お洒落な雰囲気とオーラを持った人間に

近づいていけるのではないでしょうか。


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jacket:70s Swedish army tracksuit jacket

inner1:hanes beefy-t white

inner2:beauty & youth united arrows sweat navy blue

pants:vintage euro workpants

socks:muji

bag:mm6 japanese bag



あ、最後に

最近【この夏、僕が着たい無地Tシャツ。】

という企画をはじめました。

8月にかけて私が色々な無地Tシャツについて語る

誰得企画です。

それなりに面白いモノ?

になっていると思いますので

よろしければご覧ください。


では今回はこのあたりで。

じゃまた。




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