確かに父もジェットコースターに乗っていた
(今日はダークな部分を含みます。無理な方はどうかここまででよろしくお願いいたします)
私が双極性障害に罹患していることは周知の通りだけれど、私が知らなかったことがある。それは双極性障害の発症は遺伝も関係しているということ。
なんとも災難な話だ。好きでこの親の元に生まれてきたのか、好きこのんで生まれた訳ではないのかどちらが本当かは知らないけれど。
確かに今振り返ると父は感情の起伏が異常なくらい激しかった。家庭内暴力を振るったりするかと思えば私たちにとても優しい面を見せた。
私が不登校の時には父は死にたいと母に漏らしていたらしい。その一方で私が大学に受かると、うってかわりイキイキとして私を会社の同僚に紹介したりもした。
晩年は胆管結石にかかり痛みのあまり大声を上げて救急車を呼べと私に命令してきたし、その結果手術で胆嚢まで摘出されると、なんというヤブ医者にかかったのだと嘆きうつ状態のようになった。
こんなエピソードは山ほどある。今になってみると思い出したくないものばかり。腹立たしいしものすごく悲しい。父親だって躁鬱という名のジェットコースターに乗って私たちを見下ろしていた。
しかしもっと悲しいのは私は父の生まれ変わりかと思うほど父にそっくりだということである。気づきたくなかったこの事実。
もちろん私は息子に手を挙げたことはない。けれどどうも過去をたどると父のやってきたことと同じようなことをしている。
これに気づいた今、父の分まで私は双極性障害と向かい合わなければとふと思った。父は自分たちが悪かったとか、自分は病気だとか一切認めなかったけれど、その分私の代で全て終わりにしたい。父にも母にももう何も求められないし求める気もない。幸い息子は今のところ躁鬱ではなさそうだから、このままの状態で時が流れて欲しいと思う。
今日はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。
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