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食事に埋め込まれた「CODE」

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食事は「延長された自己」、多くを語る。文化は個別の家庭での食事から読み取れる。
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病院(入院病棟)に患者の使えるwifiを設置してもらいたい

病院(入院病棟)に患者の使えるwifiを設置してもらいたい

大変いいお話なのです。

僕は、医師の流す健康情報などより、患者の生の言葉が素晴らしいと思う。

治療ってなんだろうか治療には、病院経営者の考え方、医師自身の考え方、レセプト(と言う行政の財務的評価)、様々な要因が絡んでくるであろうが、一番は患者の意志である。しかし、病院でどんな事が待っているかは分からない。

医師は、「治りますよ」と簡単に言うが、その「治る」というのは患者の思っている「治る」と

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酒がひどくなっていた。

酒がひどくなっていた。

僕の人生は、飲みすぎたりやめてみたりの繰り返しだ。依存症である。すこし酒を飲まないで済んだのだが、7月くらいから相当飲み始めた。

酒を飲むと、随分悪くなる。酒を飲んだ翌日は目がかすむ、足もブヨブヨになる。

今年はしんどかった。国体の仕事が安定的な契約にならず、入金は遅くなり、将来は不安であった。人生が苦しかった。随分ひどく毎日飲んだ。

また、禁酒することにした。

遠くにいる息子にウイスキー

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ポテサラ爺さんに僕はなる

ポテサラ爺さんに僕はなる

ポテサラ論争というのがあることを最近知った。まとめのような記事を読んで感じたことである。

家に座っていて、ポンと出てくるとしたら「20時に半額になる売っているポテサラ」と「家族が丁寧に素材から作ったポテサラ」どちらを食べる?

まずは、それを考えるべきだ。「食事の価値」の問題だ。

売られている食べ物のほうが良いというばそれでいい。『好きで食べている、栄養士の太鼓判付きだ、宗教的な理由だある』と

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食事に埋め込まれた「コード」(4)「玄米正食」 マクロビオテックスとの出会い

食事に埋め込まれた「コード」(4)「玄米正食」 マクロビオテックスとの出会い

30歳の頃東京で失業中だった。仕事が決まるでセーフモードに入り国民健康保険は無かった(違法)。肺炎で動けなくなっていた、頂いた玄米おかゆのレトルトパックを食べた。食べてびっくりウンコがフカフカになった。熱も引き始めたのだ。

3ヶ月で25kg減量して(カロリー栄養学の信者でした)、身体がぼろぼろになっていたあとだったので、この体験は驚きだった。

僕は玄米食が大好き熱が引いてから、自然食のお店に行

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食事に埋め込まれた「コード」(3)「糖質制限」のお話。僕は昔、「江部教」の信者でした。

食事に埋め込まれた「コード」(3)「糖質制限」のお話。僕は昔、「江部教」の信者でした。

2010年前後から『糖質制限』と言う考え方がメディアで広く言われるようになる。当初は「糖尿病学会」は否定的に取り扱っていたが、今はノリノリにである。この経緯は僕の体験と重なることもある。

「江部 康二」の研究(するほどのこともない)
何と言っても「江部 康二」がこの流れの立役者でしょう。僕もこの医者には結構入れ込んでいた時期がありました。今は嫌いな医者ベスト10に入ります。とにかく著作が多いので

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食事に埋め込まれた「コード」(2)「マクガバン報告」、「食事調査」と言うエビデンス

食事に埋め込まれた「コード」(2)「マクガバン報告」、「食事調査」と言うエビデンス

1960年前後、アメリカでは生活習慣病(名前は違っていた)が医療費の高騰を招いていた。それを解決するためにマクガバン上院議員が世界中の様々な食事コードと健康の関係を調べた報告書だ。

当時アメリカでは、ファーストフード店が生まれて30年経っていた。すでに、「食事の商品化」が進み、肥満ー>様々な疾患が進んでいた。この報告書の中で「和食バンザイ」とか「オリーブオイルはたくさん飲んでもいい」とかが生まれ

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食事に埋め込まれた「コード」(1)政治的に正しい栄養学、コーシャ、ハラール

食事に埋め込まれた「コード」(1)政治的に正しい栄養学、コーシャ、ハラール

私達は様々な食事ルールに取り囲まれています。『糖質制限、カロリー制限、全粒穀物(玄米正食)、地中海形、菜食主義』これに多種の変種や国粋主義的「和食バンザイ」型、テレビやネットでは情報の洪水です。

50年前に、僕の父母は食事に悩んでなどはいませんでした。家で習ったとおりに、毎日素材から食事を作っていました。そして家族もその食事を食べる以外の選択肢はありませんでした。

明治期や大正時代、戦後の動乱

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