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格差と忖度の社会

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社会の構造の変化をきちんと見つめなければ、この50年で生まれた生活習慣病を理解は出来ない。世界は単純ではない。そして変化はわずかずつ起こり、今ある姿が当たり前のように感じる。
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2020年11月の記事一覧

ゴールデンカムイと出会った日

ゴールデンカムイと出会った日

まいった、少し気になっていた映画があったのでネットで借りつ時に一緒にS1の1枚目をポチッとなしてしまったら、ツボに入った。

比類なき物語である。

アシㇼパかわいい、参った。食文化への造詣も深く、素晴らしい。

「アイヌ文化」というものがあるということを、大学の頃学んだ。数冊の書物を読んだだけであるが、とんでもない事が世の中にはあるのだなと感じた。

法律家になろうと思い、教師になろうと思い、自

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格差の方程式:憲法が保証する格差

格差の方程式:憲法が保証する格差

ヒトの社会はいつも格差があった。そしてその格差は政治(法律)が裏付けていたのだ。だから革命が起こった。革命は、既得権益者にとっては恐ろしい。皆殺しになるのだ。中国の戦国時代をの政権交代、近代に入ってからも類例(クメール・ルージュ)は多い。

この50年の公的な教育の徹底は、社会に対しての不公平の不満を「自己責任」に落とし込むことに成功したのだ。

憲法は財産権を保証している。「家賃・著作権・特許」

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格差の方程式:「赤勝て、青勝て」の民主主義、どっちが勝っても同じこと、「憲法で保証された格差」とは何か?

格差の方程式:「赤勝て、青勝て」の民主主義、どっちが勝っても同じこと、「憲法で保証された格差」とは何か?

まるでトランプがアメリカを分断したかのごとく論じる方々にはがっかりだ。政治家が分断を引き起こすのではない。分断を利用しているに過ぎない。この分断は「世襲される格差=憲法の保証した格差」が生んでいる。

奴隷同士を喧嘩させて本質的な問題に目をやらせないのである格差の下の方にいても、「民主主義に期待しているバイデン一派」と「もう期待できないトランプ一派」が綱引きしているのだ。それ以外の連中は自分の生活

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格差の方程式:「ロンゲストヤード」の時代

格差の方程式:「ロンゲストヤード」の時代

どうしても上司に納得がいかない時、自分の生活を人質にされて忖度して生きなければならない。「うつ・統合失調症」だと診断され、「世の中がおかしい」と感じるのは「病気」だと薬を処方される。

精神病の診断と投薬は『奴隷を縛る首輪』なのだ。格差はいつの時代でも存在したが、今の時代ほど大きくなった時代はない。そして、上が格差を見せびらかしているから事は厄介だ。

長いものに巻かれれば楽だ。忖度して誰かの奴隷

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