雅秋(まさあき)

[Something Good・雅秋] 高知(池川)生まれ愛媛(松山)育ち。東京デザイ…

雅秋(まさあき)

[Something Good・雅秋] 高知(池川)生まれ愛媛(松山)育ち。東京デザイナーズ学院(グラフィックデザイン科)卒業後、3社のデザイン制作会社(都内)に勤務。その後独立しデザイン制作会社を経営するも10年後に解散。※2024年に明治大学でコーチングを学び現在に至る。

最近の記事

とある本のお話

【とある本】信頼残高の増やし方(著者:菅井敏之)  ※きずな出版 はじめに "銀行は、あなたのどこを見るか" * 約9年前に私達夫婦の生活を劇的に変えてくれた一冊「信頼残高の増やし方」は、この1行のメッセージから始まった。 "銀行は、あなたのどこを見るか…" はてと、それは一体どこだろうか……。 私が本を購入する時に大切にしていることが、まず手に取るきっかけとなるタイトル。そして目次。目次に書かれている内容で、その本の著者が言いたいことはほぼまとめられているから

    • チキンソテーのお話

      10年程前のこと。同じ職場で働く65年程お歳を積み重ねられたとある女性スタッフの方に、「今日の晩ご飯は何ですか?」と聞いた時の答えが「チキンソテー」だった。 困ったことに、どうも私は、隣の晩ご飯が気になるのだ。(ヨネスケさんよろしく、突撃することはしないが…)料理名だけを聞くと平凡なもので驚く要素はないのだが、それを奥様の為に作られた上に(既に召し上がってから出勤)、深夜となる奥様の帰りを待っているのが、彼女よりお歳を積み重ねられた旦那さんという事実が驚きだった。 既に定

      • 大学のお話

        私は大学に行かなかった。 随分昔となるが、四国は愛媛の松山と呼ばれる城下町で育った高校3年生の夏の頃、推薦で行けるらしい…松山や東京のとある私立大学があることを担任の先生から知らされたが、まるで興味が沸かず行くことはなかった…。 それは既に学校教育にうんざりしており、正直、勉強はもうたくさんだと思っていたからだった。そして、大した理由もなく、田舎町の松山から早々と脱出したいとまで思ってしまっていた…。今思えばただの世間知らずのお坊っちゃん。(松山が大変良い街と気が付いたの

        • 整理整頓のお話

          一つ屋根の下で暮らす我が家の4人は揃ってA型である。しかしながら、A型のイメージにどことなくある神経質に整理整頓された家ではない。ある程度ゆるっとしている。ある程度ゆるっとした空間である方が全員落ち着くからなのだろう。なぜなら一人でも極度に神経質な人間がいたとしたら、そうはいかないと思えるからだ。 そうそう、いい大人になってから、「自分の部屋の掃除をちゃんとしなさい」と、奥さんに言われて、怒っている方の話を聞くことが過去に数回あった。これには正直とても驚いた。大人になって怒

          セカンドリングのお話

          24年前の夏が終わって間もない頃に結婚をした。そして結婚指輪なるものも当たり前のように夫婦で作った。子供の頃の冬のお約束のしもやけ太りの影響が抜けないらしい(勝手にずっとそう思っていた)私は太めの15号(妻は11号)。そして当たり前だがそれを毎日左手の薬指にはめ、いかにも誇らし気に暮らしていた過去がある。がしかし、結婚数年後に20キロ程のダイエットをしたことがあり、その際になんと左手の薬指までセットで痩せてしまい(しもやけ太りではなかったのかい)、指輪が簡単に外れ落ちる状況に

          セカンドリングのお話

          一人息子のお話

          我が家にはたった一人の息子がいる。既にこの世で19年も一緒に暮らしている。ちなみに東京暮らしの後、埼玉にある妻の実家へ引っ越しをした。しかし、おそらく彼との生活はあと3年を切っている。大学卒業後は東京暮らしを始めるからだ。ほんとは今でも東京で暮らしたい気持ちがあることを知っている。しかし我が家は裕福ではないので、君の一人暮らしをサポートすることはできないんだ。ごめん…と、人生で初めて息子に謝った記憶がある。 そうそう、あと3年となる息子と一緒の埼玉暮らし。ただその事実はやは

          えらい人のお話

          私が15年程勤めている今の小さな会社は、とあるサービス業を行う店舗で埼玉の人ですらよくは知らない様な随分と偏った田舎に在る。私はその店舗の建物を造る頃より働いているのだが、私以外の社員は既に全員退職しており、その後も新しい人が入ってはいなくなり、また入ってはいなくなる現象が残念ながら起きている。つまり常に最古参…。 そして開店当初より定期的にご来店される常連のお客さんも多い。ほぼ毎日来られる方もいれば、週に一度、月に一度、年に一度なんて方も。困るのは、こちらが覚えていなくて

          夫婦のお話

          夫婦はいいなぁと思うことが多い。 朝、ベッドの上で脳がゆるやかに動き始める頃、ほぼ私よりも大分早く起きている妻が、家事をしている音が聞こえてくる…。料理の音だったり、掃除の音だったり、洗濯の音だったり。その家事の音を聞くだけで既にその日の朝を嬉しく迎えられる。用意してくれている朝食と新聞(埼玉新聞だが…)の置かれたリビングテーブルを前に腰掛け、インスタントのホットコーヒーをブラックのまま一口すする。今日も一日の始まりだ。 何でもない様な小さなことにも喜びを感じられるように

          サザンのお話

          サザンが好きだ。 正しくはサザン "も" 好き。そして、夫婦揃ってサザン "も" 好きなのだ。 それは海まで僅かな時間で辿り着ける瀬戸内の田舎町で育った子供の頃からずっと。埼玉で育った妻にはいつ頃から好きだったのか聞いたことはない…。サザンの音楽は色褪せることがなく、いつでも心に響き、その世界に引き込まれていく…。どこか海辺の香りがするのもいいのだ。そして我が家の息子は偶然にも"サザンオールスターズ"が生まれるきっかけの場所となる大学へ進学し、軽音サークルに所属までしてお

          受験のお話

          我が家には大学生の息子がいる。 ちなみに一人息子で、ロックバンドもやっており、既に都会の片隅のライブハウスで"愛"を叫んでいる。"受験のお話"というのは彼が高校受験の時まで遡る。高校受験を2月に控えた12月のある日。ちょっと音楽好きの我が夫婦は、息子をコンサートに連れ出す計画を立てた。横浜アリーナで行われた「星野源さんとマーク・ロンソンさん」のワールドツアーだ。 実はこの頃、親子三人揃って星野源さんが好きで、これから高校生となる息子と一緒にコンサートへ出かけることは最初で最

          ダイエットのお話

          正しいダイエットとは、"太らない習慣"を身につけること。 おそらく人間という生き物は、それぞれのある歳を境に、多くの方が、望んではいない豊かな体格を身にまとってしまう様に思う…。実は過去の私もそう。身長が約166cmという戦国時代並みの小男なのだが体重が65キロの時代がかつてあった。当時はジョギングが主なダイエットの為のToDoで、雨の日も風の日も雪の日も走り続け、一度は15キロ程のダイエットに成功したが、この小さな成功が妙な自信を生んでしまい、二度目のジョギングメインのダ

          ダイエットのお話

          腰痛のお話

          いつだったか…。ハードなボディーケアが得意なんだと、ちょっと日焼けした顔にうっすらと笑いを浮かべて語るぽっちゃり型の男に、腰をグリグリグリとハードに押されたことが原因で、約12年前から腰痛持ちだ。施術後の突然の激しい痛みに耐えられず、救急車で運ばれそのまま入院。それが人生初めての腰痛となる。その初めての腰痛は、想像を絶する痛みで、約1週間も会社を休んでしまった悲しい過去がある。しかしながら、腰痛のことを周りの方に聞いて回ると、"おいおい"そんなにいるのかと思う程、腰痛の方は多