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サザンのお話

サザンが好きだ。

正しくはサザン "も" 好き。そして、夫婦揃ってサザン "も" 好きなのだ。

それは海まで僅かな時間で辿り着ける瀬戸内の田舎町で育った子供の頃からずっと。埼玉で育った妻にはいつ頃から好きだったのか聞いたことはない…。サザンの音楽は色褪せることがなく、いつでも心に響き、その世界に引き込まれていく…。どこか海辺の香りがするのもいいのだ。そして我が家の息子は偶然にも"サザンオールスターズ"が生まれるきっかけの場所となる大学へ進学し、軽音サークルに所属までしており、キーボードやギターを奏でている。このこともまた嬉しい。

私が働く職場にも、サザンが好きだといつしか知った女性スタッフの(し)さんがいる。そんな(し)さんへ、妻から、サザンで「最も好きな曲」を聞いて欲しいというユニークなリクエストがあり、先日思い切って聞いてみた。

するとその(し)さんは、わずか1秒で答えを返してくれた。

それが「Moon Light Lover」。

すてき…。

膨大な名曲がズラリと並ぶサザンの歌の中から、わずか1秒で1曲を選んだことにまずは驚いたが、その選んだ曲のセンスの良さにも驚いた。なんとも素敵な曲なのだ。

そして、こう言われた。

「(ま)さん(私のこと)が好きな"冷たい夏"も素敵ですよね」と。

冷たい夏…。

私がたしか2年以上も前に好きな曲として話したことも覚えてくれており、その言葉も添えてきてくれたのだ。いやはや、サザンも素敵だが(し)さんも素敵…。

とにかくサザン"が"好きな人なのだ。

ちなみに我が妻が最も好きな曲は「YOU」。

これまた素敵。

そしてそんな曲を選んだあなたもやはり素敵。

そして、サザンについて語る時間も素敵なのだ。

2024年は春の4月21日。休日の本日は、妻とお約束の湖のある公園でのランチとカフェを楽しむドライブ。妻がドライブに合わせてスマートフォンにダウンロードしてくれていたのがサザン特集。それをBlue rayで繋ぐ。小さくて薄い黄色と白の2トンカラーの車のアクセルを踏むと、一曲目が静かに車内に流れてきた。

聴こえてきたのは「Moon Light Lover」だった。by雅秋

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