とある本のお話
【とある本】信頼残高の増やし方(著者:菅井敏之)
※きずな出版
はじめに
"銀行は、あなたのどこを見るか"
*
約9年前に私達夫婦の生活を劇的に変えてくれた一冊「信頼残高の増やし方」は、この1行のメッセージから始まった。
"銀行は、あなたのどこを見るか…"
はてと、それは一体どこだろうか……。
私が本を購入する時に大切にしていることが、まず手に取るきっかけとなるタイトル。そして目次。目次に書かれている内容で、その本の著者が言いたいことはほぼまとめられているからだ。次に書き出し。面白い本は、書き出しがいい。最後に著者のプロフィール。この本の著者である菅井敏之(すがいとしゆき)さんは、元メガバンクの三井住友銀行で支店長までされた方。
本の内容の全てには賛同をしないが、8割は素晴らしく思う。
当時お金に対する意識が低かった私達夫婦はこの本をきっかけに、大きな変化を遂げることができ、感謝の一冊でもある。
数年前、整理整頓の為、多くの本を躊躇せず売りに出したことがあった。しかしながらこの本は我が家の記念となる本の為、残しておいた。3冊手元に置いておいたがその内の一冊。
この本は、今、お金に困っており、自身が"負け組"と勘違いされている方。
また逆に、年収800万円~1200万円でひょっとして…"勝ち組"と勘違いされている方にお勧め。(著者である元バンカーから見ると最も危険なゾーンらしい…)
我が家は"負け組"と思っていたが、この本を機に、どちらとも思わなくなった。
さてさて、この本の通りに事を進め、家のローンをとあるメガバンクから早々と地元の信用金庫に変えることにした。
"信用金庫さんはどこを見たか"
なんと私の契約書の手書きの文字だった。手書きの契約書の後半にも入ってくると疲れてきて文字がやや雑になっていたのだ。つまり信頼残高を増やすことを怠り、信頼残高を自ら減らしてしまっていた。
その点が信用金庫さん内で問題になったらしく、融資担当の方がなんとか上司を説得してくれ融資となった。お陰様で、とあるメガバンクさんと比べ、ざっと約300万円程お得となったかしらん。今は我が家のメインバンクとして、コツコツと信頼残高を増やしている。
さてさて、
"とあるメガバンクさんはどこを見たか"
解約中に言われた言葉が、「お肌綺麗ですね」だった。
最後の最後にお肌を見られました。
ほんとに。(マニュアルかしらん…?)
自己啓発本の様な内容だが、とても分かりやすく、そのまま実践に活かせる大変貴重な一冊と思う。ご参考まで。by雅秋
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