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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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#言葉

太陽の香り

太陽の香り

今日の東京地方は良い天気でした。

日中は風が弱かったので布団を干しました。

布団を干すと必ず思い出す友人の言葉があります。

「布団を干すと太陽の香りがするよね」

なんと素晴らしい感性でしょう。

その人は小説家など、言葉を扱う専門家ではありません。
そのような環境で育ったわけでもありません。
強いて言えば、人と接する機会が比較的多いことでしょうか。
それにしても、何故こんな美しい表現ができ

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御はからい

御はからい

通勤路にあるお寺にこういう掲示があります。

日蓮聖人のお言葉らしいです。
毎月変わります。
今月のものは正に私への言葉のように感じます。

横に書いてある解説。
「病気は私たちにたくさんの気づきを与えてくれます。」
「看病をしてもらえれば、人と人との繋りのありがたさを知ることでしょう。」

長年患っている精神疾患ではそれを感じています。
この病気になったからこそ、出会えた人がいる、知ることができ

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【お電話〜】 日々雑感 20240421

【お電話〜】 日々雑感 20240421

若い人が多い職場だからか、聞こえてくる電話応対での敬語の使い方が私の感覚とかなり違っていて??????の毎日。

中でも最も気になるのが、他の人がとって自分に回ってきた電話に出るとき。

「お電話代わらせていただきました」

初めてこれを聞いたのは今の職場に入った頃だから7年ほど前のことでした。

普段から世間での「〜させていただく」の乱用に呆れていましたが、これにはゾッとしました。

今の職場が

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テレビを見て思うこと

テレビを見て思うこと

あまりテレビを見ない私ですが、それでも見たときに気になることがたくさんあります。

それらを思いつくままに挙げてみると,,,,,

私は19時前後にNHKを見ることが多いのですが、いつも呆れることがあります。
番組の予告や番組の冒頭部分に「迫る」という言葉のなんと多いことか。
「秘密に迫ります」
「真相に迫ります」
「謎に迫ります」
などなど。
他に言葉を知らないのでしょうか。

「他に言葉を知ら

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【日本語、雑感(その壱)】

【日本語、雑感(その壱)】

今日から何回か、日本語について私が常々思っていることを書こうと思います。

昨今、日本語が乱れている、と言われています。
確かに、これまでにはなかった言葉が生まれたり、異なる使い方がなされたりしいるのは事実です。
「やばい」がその一例でしょう。
もともとは「危ない」とか「不都合である」といった否定的な意味に使われていましたが、最近は「素晴らしい」「魅力がある」のような肯定的な意味にも使われています

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言葉の身だしなみ

言葉の身だしなみ

ガシャン!
「コイツ、マジ ウゼェー!」
私がいる職場で聞こえてきた声です。
どうやら電話で話した相手に腹を立てているようです。

多くの人は出かける時に髪を整え、女性なら化粧をし、男性なら髭を剃り、行き先に相応しい服装をするなど、身だしなみを整えるでしょう。
しかし、「身だしなみ」は単に外見を整えれば良いというものではないと思うのです。
言葉や所作にも「身だしなみ」が必要ではないでしょうか。

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前にも言ったけど

前にも言ったけど

人との会話の中で私が不愉快になる言葉の一つが「前にも言ったけど」です。
中には枕詞のように必ずこの言葉を言う人がいます。
その人としては「前にも言ったけど、それを承知の上でもう一度言います」「言ったのを忘れている訳ではないですよ」という自己弁護の気持ちで言っているのでしょう。

しかし、この言葉が時として相手を傷つけることがあります。
それは自分がその内容を覚えていない時にわざとこの言葉を言われた

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【言葉の身だしなみ】

【言葉の身だしなみ】

ガシャン。
「コイツ、マジ ウゼェー!」
私がいる職場で聞こえてきた声です。
どうやら電話で話した相手に腹を立てているようです。

多くの人は出かける時に髪を整え、女性なら化粧をし、男性なら髭を剃り、行き先に相応しい服装をするなど、身だしなみを整えるでしょう。しかし、「身だしなみ」は単に外見を整えれば良いというものではないと思うのです。言葉や所作にも「身だしなみ」が必要ではないでしょうか。

そし

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