#14 脳みそ上書き保存
こんにちは!
毎週月曜日開館の【Vivid Books】へようこそ!
今週は社会人として仕事を始めてみて、やっぱり人と話すときに緊張してるなーと感じて買ってみた一冊をご紹介します。
目次
1.今週の一冊
2.内容
3.学び・気づき
4.さいごに
1.今週の一冊
タイトル:
もうだいじょうぶ!心臓がドキドキせず あがらずに話せるようになる本
著者:新田祥子
出版:明日香出版、2014
2.内容
この本は、タイトルの通り、誰かと話すときにあがってしまってうまく話せない人のための本です。
以下、大事だと思ったことをメモる感じで書いておきます。
○あがる人⇒対人不安 or スピーチ不安
○自分を守ろうとする思考⇒ネガティブな感情⇒強い身体症状
○あがり ⇒不安に対する脳の本能的な反射
あがり症⇒学習によって身についた反射(⇒学習を重ねれば改善可能)
○あがり症になりやすいタイプ
・暗記するほど準備し反省する(できなかったところが気になる)
・決めつけが多い
○話がヘタな3つの原因
①情報整理に問題がある
②声・発音・滑舌に問題がある
③語彙の不足に問題がある
○脳に新しい学習をさせて記憶を上書きする
ポジティブなことに目を向ける
3.学び・気づき
僕はプレゼンだったり、何かの司会・進行は学生時代によくやっていたので、現状そこに大きな不安や苦手はありません。
どちらかというと、社会人として仕事を始めてみて、全く知らない方(特に自分よりも目上の人)と話す際に詰まってしまったり、頭が真っ白になってしまったりすることが多いので、そこが少し悩みでした。
ですがこの本を読んでなんとなくですが、自分の問題の原因に気づいた気がしますし、4月・5月よりも改善したかなと思っています。
僕はもともと「人に嫌われたくない」という思考がとても強いです。
さらに失敗を怖がる傾向にあると思っています。
ですので例えば、初めて話す人、特に顔が見えない電話でのコミュニケーションなどの時、あがってしまうのです。
これを改善するために、この本を読んでから意識し始めたことが3つあります。
①自分の良いところに目を向ける
自分に自信を持つためには、とにかく色々経験することが必要だと思っていましたが、自分の良いところに目を向けることによって自尊心を満たし、安心感や満足感を得るということが大事らしいです。
本で紹介されていたのは、自分の良いところを50個書き出すということでしたが、僕の場合いきなり50個は出てこなかったのでとりあえず初めに10個くらい書いて、「毎朝デスクに着いたらノートを開き、自分の良いところを振り返り、新しい長所を1つ以上書き足す」ということをしています。
②簡単に情報を整理してから話す
これは単純に人と話す際には、前もって何を話すかポイントを書き出すなどして整理するということです。
僕は自分の話がヘタな主な理由は、情報整理がヘタだからだと思っています。
僕は頭の中で考えてから話すタイプではあるものの、自分でもよく分かっていないまま言葉にし、詰まり、焦り、相手にはよく伝わらず、話し終わった後に話すべきだったことを思いつき反省する、というのがよくある流れです。なので人と話すことが決まっている場合には、情報をインプットし、話の流れを組み立てて挑むことにしています。
とはいうものの、そこに時間ばかりかけていられないのが仕事です。「考えるより先に行動しろ」とはよく聞く言葉ですが、本当にやることはたくさんあるので、準備は最低限の時間で最大限に行えるように、1つのことについては5分と時間を決めています。
③失敗して当たり前だと思う
もちろん今の自分は社会人ですので、お客様の期待に応えるという責任感を持って仕事をするのは当たり前だと思います。自分の失敗によって、大きな影響が出てしまう可能性も十分にありますし。
しかし一方で、小さい頃から誰からも「怒られないように」と行動してきた僕には、残念ながらビジネス環境でそのプレッシャーに真正面からぶつかるメンタルを持っていないとも思っています。
ですので、1年目で失敗しない奴はいないくらいの感覚でいて、さすがに取返しのつかなくなるようなリスクは減らしますが、小さな失敗はあとで反省し今後できるように意識していくしかないというマインドを持つことにしました。
正直最近まで(まだ完全にはなくなっていないかもしれませんが)、大学時代まで積み上げてきたプライドがあって、失敗したくない・怒られたくない・嫌われたくないという思考を生み、結果失敗し、ネガティブな反省をし、自分の状態を下げ、失敗をするという悪循環を生んでいました。
そもそも神でもないのに完璧を目指そうとしていること自体がおかしい。
perfectではなく、my bestやbetterを目指して頑張ろうと意識しています。
4.さいごに
まとめると、
やはり自分の思考や感情は、過去の行動やその結果の記憶から生まれるということを知れたのが一番の収穫ですね。
過去のできごとや失敗は変えられませんが、
自分の脳をうまく上書き保存できるように行動してみると、
ポジティブな状態を作り出し、結果にもつながってくるんだと思いました。
次の定期投稿は月曜日【Vivid Books#15】です。
それではまた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?