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盟友・ジョーブログとの音楽活動が始動!「生き様を音楽を通して伝えたい」と語る不屈のドラマー・斎藤佑太の野望

夢、仕事、お金など様々な挫折をし、前に進むことを諦めてしまうことはないだろうか。2024年7月、北海道・夕張市で出会った不屈のドラマー・斎藤佑太も大きな挫折をし、困難を乗り越えた1人である。
2024年7月28日、斎藤はYoutuber・「ジョーブログ」が手掛けるバンドである「ジョーブログバンド」にドラム担当として新加入し、大阪・味園ユニバースでのデビューを果たした。

右手が引き裂けるほどの大けがを負った斎藤。到底完治など期待できる状況ではなかった。6回の手術に1331日間のリハビリ&生配信を乗り越え、札幌で3年半バンド活動を続け、「ジョーブログバンド」への加入を果たした。「音楽を通してメンバーの生き様を伝えたい」と語る不屈のドラマーの生き様を追った。



斎藤 佑太(さいとう ゆうた)さん:ジョーブログバンド 新メンバー(ドラム)
1992年11月29日生まれ・北海道名寄市出身高校卒業後は大工の道に進む。その仕事中、転落事故に遭い右手に大怪我を負う。6度の手術、1331日のリハビリ後麻痺は残るもののドラマーとして復活を果たす。2019年・札幌にて感情系スリーピースロックバンド「TASOGARE」を結成。2020年、アニメ主題歌を担当。2021年、4thシングル「雨上がり」で、iTunesパンクチャート日本一を獲得。2022年にはYoutuber・「ジョーブログ」の北海道・夕張市、釧路市でのロケにカメラマン担当として帯同。2024年・「ジョーブログバンド」にドラム担当として新加入。何事にも諦めない不屈の精神が多くの人に感動と勇気を与えている。

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①楽しくて仕方がなかった北海道・名寄市での中高バンド生活


斎藤の音楽活動の原点は地元である北海道・名寄市の中学校だった。

当時バドミントン部に入る予定だったのが席の近い友達に誘われたことがきっかけで急遽吹奏楽部に入部することになりました。偶然の出来事がきっかけでドラムを始めることになりました。


吹奏楽部としてドラムを始めた斎藤は中学2年生から学校祭で披露するため、バンド活動も開始した。当時を斎藤はこう振り返る。

楽しかったことしか覚えてないですね。音楽を通して友達もたくさんできましたし、ドラムを叩いていたことで複数のバンドに引っ張りだこでした。笑



②北海道・札幌市で大工として就職。仕事中に大けがを負っても諦められなかったのは音楽だった。


学生時代にドラムの楽しさを知った斎藤であったが音楽で仕事をすることは全く考えておらず、2011年の高校卒業後は北海道・札幌市で大工として就職した。



 
 就職後一人前の大工になるため、ひたすら師匠の下で技術を学んだ。音楽の世界から離れていた斎藤がバンド活動を再開したのは2017年。高校生のときに一緒にバンドを組んでいたベースがギターボーカルと一緒に地元・名寄市から仕事を辞めて札幌に来ることをきっかけに、いつの間にかメンバーに加えられていた。

当時は自分よりも他メンバーの方がバンドに対して熱が入っていましたが、『このメンバーで本気でプロを目指すぞ!』というメンバーの熱に影響を受けてバンド活動を再開し、音楽がまた楽しいと思うようになりました。

しかし、バンド活動を再開した矢先のことだった。大工として高所作業中にバランスを崩し、咄嗟に手を伸ばした先にあった金具が右手に刺さりながら斎藤は転落した。

ライブ活動も始まり、レコーディングも視野に入れ、曲をリリースしようとしていたのに... 。


仕事の大工も趣味もドラムも同時に奪われた斎藤。当時のショックは計り知れなかった。

箸も持てなければ字も書けない。日常生活すら満足に送れなくなった斎藤は病室で1人になって考えた。

「けがをしても、何か1つ諦められないものは何だろう」と考えると、1つだけ諦められないのは音楽でした。その日から「ドラムをもう1度両手で叩きたい」「箸を持ちたい」「字を書きたい」と願うようになりました。



③計6回の手術に1331日間1日も欠かさないリハビリ&生配信。人気を集めた「片手のドラマー」はむしろ両手でドラムを叩くための発奮材料となった。


音楽の道を諦めない斎藤の努力は並大抵のものではなかった。計6回の手術に1331日間のリハビリ。ファンであったYoutuber・ジョーブログの薦めで始めたリハビリの生配信は4年間欠かさずに行った。熱が出ようが用事があろうが正月だろうが関係なく毎日である。

最初は無理だと思っていましたがやってみると意外と楽しくて。深く考えずに始めた生配信がこんなにも応援してくれるコンテンツになり、自分の生きがいにつながっていました。リハビリの配信はもちろん、手術室に行くまでの色々な配信をしました。


温かいメッセージをくれたり、生配信がきっかけでお見舞いに来てくれたりとSNSを通じて生配信を続ける原動力を得た斎藤。3回目の手術後左手1本でドラムを叩く動画は「片手のドラマー」と言われ人気を集めた。それでも斎藤は納得しない。


片手のドラマー」と言われたときは正直嫌でしたし、「両手でたたくことを諦めてねえ」と強く思っていました。本来はネガティブで不安になりがちですが、SNSや人の前で弱いところは絶対に見せません。『かわいそう』と思われるのを覆してきたのが俺の人生です。ドラムも、行動も、活動も誰にも負けたくありません。


④けがをしたことで人の大切さに気付き・性格も顔も丸くなった。


負けず嫌いで強い気持ちを持つ斎藤だが、けがを通じて仲間や関わる人の大切さに気付き、人に優しくなれたと斎藤は話す。

それまでは飲みに行ける人がいること、遊びに行ける人がいること、普通に字が書けること、ごはんが食べられること、ドラムが叩けること、すべて当たり前だと思っていました。でもリハビリ期間中たくさんの人に支えられ、それが当たり前じゃないことに気づかされました。けがのおかげで尖っていた性格が丸くなれたし、お見舞いに来てくれた人が差し入れをくれたおかげで顔も丸くなりました(笑)


リハビリ期間中多くの人に支えられたからこそ、斎藤はSNSで人気が出始めても目の前の1人1人を大切にしている。病院も明かしていなかった斎藤だが、1人でいても生配信の際の1人1人のコメントがお見舞いにつながっていた。また、北海道に訪れたツアーアーティストがツアーの合間にお見舞いに来てくれた。斎藤は直接会いに来てくれた人や、メッセージをくれた1人1人の顔を思い浮かべ、音楽活動を続けている。



⑤出会いから6年越しに実現したジョーブログとの音楽活動を通して生き様を伝えたい。


2024年4月、斎藤はYoutuber・ジョーブログの「ジョーブログバンド」に新加入することが決定した。


斎藤にとってジョーブログの出会いは2018年。SNSを通じてリハビリを応援してくれた人であり、初めて飛行機に乗って1人で会いに行くぐらい人生に大きな影響を与えてくれた人だ。

斎藤は2019年・札幌で「TASOGARE」というバンドを結成したとき、ジョーブログは自身の主催するイベントで「佑太のステージ復帰だ」と「TASOGARE」の初ライブを作ってくれた。


札幌でも大阪でもタイミングが合えば会うようになりました。とても親身になってくれ、ジョーブログは「お前は家族だ。みんなで応援するぞ」と言ってくれました。

ジョーブログとの親交を深めていった斎藤。2022年には夕張市・釧路市でのジョーブログのYoutubeロケに帯同し、「ジョーブログには欠かせない存在だと」言われ、北海道担当カメラマンとして動画撮影にも携わった。

Youtube動画
「大借金で潰れた北海道夕張市が廃墟と空き地でゴーストタウン化してた」(北海道・夕張市)

Youtube動画
【街が廃墟化】北海道「釧路」の繁華街がシャッター街に・・・(北海道・釧路市)


2023年12月、斎藤の4年半活動していた「TASOGARE」が解散することとなり、2024年4月にジョーブログバンドメンバーの1人から斎藤へ「一緒に音楽をやらないか」と声がかかった。ジョーブログバンドメンバーと斎藤が話していた1時間後になんとジョーブログからも斎藤へ「一緒に音楽をやらないか」と声がかかったのだ。


一時活動を休止していた「ジョーブログバンド」。音楽への気持ちが再熱したタイミングが運命的に被った2024年4月。「ジョーブログバンド」結成当初の4人に斎藤を加えた5人で「ジョーブログバンド」が再結成され、斎藤がメンバーとして加入することが決定した。

ジョーブログは「上手い下手ではなく、このメンバーで音楽をやっていくぞ」と仲間で活動することにこだわり自分の加入を温かく迎えてくれました。


家族のようにメンバーを大切にする人情に溢れたジョーブログ。人情に溢れているからこそ『「ジョーブログバンド」でドラムを叩けることはとても嬉しい』と斎藤は話す。

ジョーブログの生き様は自分自身を奮い立たせてくれました。ジョーブログの熱い言葉を音楽に乗せることで、きっと多くの人に響く音楽になると思います。みんな数々の困難を乗り越えてきているので、自分がドラムとして支え、メンバーの生き様を伝えていきたいです!


2024年7月28日、再結成後大阪での初ライブはメンバーも観客も最高の笑顔で幕を閉じた。「もう治らない」と諦めかけていたケガから6回の手術に1331日のリハビリと困難と闘い続けた斎藤。様々な困難を乗り越えてきた斎藤を加えた「ジョーブログバンド」が奏でる音楽はきっと人生に苦しむ人々に希望を与えるに違いない。


「ジョーブログバンド」に勇気づけられた人が別の苦しむ人を勇気づけ、日本・世界全体が諦めることなく希望に満ち溢れた社会になることを願ってペンを置きたいと思う。


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