株式会社トライロジック

メールマガジン編集業務を経てIR・CSR 支援会社へ入社。アニュアルレポート、統合報告…

株式会社トライロジック

メールマガジン編集業務を経てIR・CSR 支援会社へ入社。アニュアルレポート、統合報告書等の企画・編集業務に従事。サステナビリティをテーマに2015年よりライター・リサーチャーとして独立し、2023年に法人化しました。https://www.trilogic.co.jp/

最近の記事

新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。賃貸業は年明けから繁忙期に入ることもあり、年末年始はリフォームを頑張っていました。自分でやれることとしては壁紙の張替えとコンセントカバーの取替。築年数はかなり古い家ですが、壁紙の張替えやコンセントカバーの取替を行うことでかなり清楚感が出てきました。  また、エアコンも10年以上前のものなので入れ替える予定。冷暖房の設備はオフシーズンに購入するとお得に購入できますね。  早めに入居者さんが決まってくれればいいのですが、2月に入るとサステナ

    • 繁忙期明けからの繁忙期へ

       ESG業務の繁忙期もようやく終わり、ブログを書く余裕が出てきました。今年から法人化したのですが、ほとんど1人でやっていることもあり例年以上に大変です。ESG業務以外の仕事は個人で請けている仕事もあり、経理関係が複雑で面倒ですね。さて、ESG業務の繁忙期は終わったのですが、別事業の賃貸業の繁忙期が始まります。前から気になっていた床の張替えを大工さんにお願いしたのですがなかなかいい感じ。  ここ数年、資材の値上がりや人手不足でリフォームするにも安くて良い業者さんは減りつつあり

      • サステナビリティを軸にしたコミュニケーション支援会社を立ち上げました。

         前にもお知らせしたのですが、個人事業主として活動していたサステナビリティに関する業務を法人化させました。嬉しいことに昔働いていた会社の先輩や同僚から仕事のお誘いをいただき大変ありがたく思っています。驚嘆した例だと、私が社会人になる前の知り合いが統合報告書を制作しており、手伝ってほしいという相談もありました(笑)  しかしながら、1からの創業ではなく、個人事業主からの法人化ということもあり現状一杯一杯です。断ることも多く大変申し訳なく思っています。それから仕事を頼みたいが、

        • 統合報告書アワード 雑感

           確定申告、法人設立直後ということであまりにも忙しくて、日経統合報告書アワードの結果を追えてなかったのですが、ようやくキャッチアップすることができました。 結果は グランプリ=伊藤忠商事、オムロン、レゾナック・ホールディングス E賞=日本航空 S賞=住友金属鉱山 G賞=日立製作所 準グランプリ=塩野義製薬、J. フロント リテイリング、東京応化工業、東京海上ホールディングス、TIS、村田製作所 新人賞=ニッスイ 審査員特別賞=商船三井 優秀賞=アサヒグループホール

        マガジン

        • ESG
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        記事

          金融庁お墨付き、サステナビリティ情報等の開示に関する好事例集 

           金融庁がサステナビリティ情報等の開示に関する好事例集を公表しました。  紹介されている企業の有報はどれも内容が充実しており、統合報告書のように読み応えがあります。ただ、有報は法定開示なこともあり各社の記述がある程度整ってないと競合比較がしづらいといった懸念もあります。とはいえ、個人的には好事例集で触れらているようにMD&Aの開示が促されるのはとても良いと思ってます。  最近ではサステナビリティに関する記述が重視され、財務の分析を軽視する傾向があります。統合報告書でもMD&

          金融庁お墨付き、サステナビリティ情報等の開示に関する好事例集 

          登記が無事完了しました

           見切り発車で法人を設立しましたが、無事登記が完了しました。ESG関係のビジネスは継続しつつ、新たなビジネスとして地方移住・地域活性化に関するコンサルティング業務に加え、空き家を有効活用した不動産賃貸業にもチャレンジします。ESGは注目度が高いこともあり、統合報告書に関したニーズは多いのですが机上の空論になりがちです。リアルビジネスに接することで、経済・社会・環境の3側面にわたる広範囲な社会課題に取り組んでいき、持続可能な社会づくりへ貢献してきたいと考えています。

          登記が無事完了しました

          ウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰

           皮肉な話ですが、ロシアによるウクライナ侵攻による影響で、日本のエネルギー政策の見直しが図られています。世界は今、エネルギー危機という極めて難しい問題に直面していると思います。環境問題には昔から力を入れており脱原発を推進していたドイツでさえ、完全停止予定だった原子力発電所を一部稼働延長する方針に変更しました。他方で、現在は安定供給を目指しているものの、カーボンニュートラルの実現も目指さなくてはいけません。  ESG界隈にいる私が言うのも何ですが、振り返れば、京都議定書の枠組

          ウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰

          クローズアップ現代 空き家投資に思うこと

           先日、クローズアップ現代で空き家を利用した投資方法の紹介がありました。大都会の地価が高いのは周知の事実ですが、田舎で築50年程の狭い古い空家であれば投げ売り状態なのです。それに目をつけた若い投資家が数十万円から200万円程度で家屋を購入し、改築後に貸家にするといった内容でした。  テレビでは空き家投資を簡単そうに見せていたためか、新規の参入者を警戒した古参の投資家の嘆き、こんな古い家を素人がリフォームして大丈夫なの?と一般視聴者の不安な声などあまり好意的な意見はないようで

          クローズアップ現代 空き家投資に思うこと

          移住促進政策が失敗に終わると思う理由

           前回のブログで、どこの市町村も少子高齢化や若者の都会への移転で東京圏への流入に歯止めがかからないと書きました。私は大半の地域の移住促進政策は失敗に終わると考えています。一番の理由は、行政が賃金をはじめとしたお金の問題と真摯に向き合ってないからです。  私が知る限り、元々注目されなかった地域(ニセコ、つくば、京都など)が、日の目を浴びるきっかけとなるのは、グローバル企業の進出や超富裕層が興味を持つことで資本が流入し、地域の経済がうまく循環していることが大きい。安易な補助金を出

          移住促進政策が失敗に終わると思う理由

          安倍元首相はSDGsを牽引してきた人物の一人です。

           ビジネスに政治と宗教と野球の話はNGとしばしば言われますが、先日起きた安倍元首相の暗殺事件はあまりにも大きな出来事で触れざるを得ません。イデオロギーを抜きにしても、国家にとっては大きな痛手で、民主主義の世で許されない暴力行為です。  私にとって元安倍首相は、日本社会が脱炭素社会に向けて大きく舵を切るきっかけとなった一人です。以前は企業に対してESGの重要性を訴えてもグローバル企業しか理解を示してくれなかったのですが、ここ数年で多数、お問い合わせをいただくようになりました。こ

          安倍元首相はSDGsを牽引してきた人物の一人です。

          統合報告書 簡単英訳チェック方法

           時々、お問い合わせいただく内容で統合報告書の英文のチェックをお願いできないかというご依頼があります。そこで担当者の方でもできる最低限の英訳チェック方法をご紹介します。まず、一番間違えると致命的なのは和文と同様、固有名詞や数字です。特に気を使わないといけないのは「ボードメンバーの氏名、役職、経歴」「商品名、サービス名、社名」でしょうか。これ以外にスルーしがちなのが「日付、数字」です。業績につける単位(billionとmillionが混同したり、billionは10億円なのにb

          統合報告書 簡単英訳チェック方法

          増えてきた招集通知の英訳版

           6月に入り、3月決算の企業であれば株主総会まで約2週間となりました。開催される2週間前までに招集通知を発送する必要があり、大半の企業は発送済みだと思います。少し株式を保有している投資家であれば郵便ポストが溢れかえってのではないでしょうか?  それでは、なぜ開催される2週間前までに招集通知を送付する必要があるのでしょう。それは、株主総会の議案を吟味してから議決権を行使してもらえるためです。比較的時間のある個人投資家とは違い、多忙な機関投資家は多くの企業の開示書類を読み込む必

          増えてきた招集通知の英訳版

          テスラがS&P500 ESG指数から除外

           米テスラがS&P500 ESG指数から除外されることになりました。米テスラは環境に優しい電気自動車メーカーとして知られていますが、ESG指数から除外されたことにより注目を集めています。再生可能なエネルギーを提供している部分は評価されているのですが、労働組合がなかったり、従業員による人種差別・セクハラの訴え、米当局の事故調査へのずさんな対応が問題視され除外されました。  これに対し、米テスラのCEO イーロン・マスク氏は、S&Pグローバルが(化石燃料の採掘を行っている)エク

          テスラがS&P500 ESG指数から除外

          GWはいつも多忙で限界寸前

           繁忙期第一波もピークが終わり、少しゆとりが出てきました。統合報告書の制作は3~7月が繁忙期なのですが、ゴールデンウィークは私のようなフリーランスには仕事が集中する時期でして多忙で限界寸前でした。とはいっても、自営業にとって締め切りを破る行為は今後の信用問題にもなりかねないので倒れるわけにはいきません。  私は月1でギターのレッスンに通っているのですが、今年に入って1度も受講できないほどの忙しさです。丸一日休めたのって数日くらい、しかもそのうち1日は確定申告とか(汗)  

          GWはいつも多忙で限界寸前

          円安の表現をweakと言ってもcheapとは言わない理由

           急速な円安・ドル高が進んでいます。円安だけでなく資源価格の上昇に伴う物価の高騰で、買い物をしていてインフレを実感します。ところで、以前は円高だったということもあり、「strong yen」という見出しをよく経済紙で目にしたものですが、円安が続く最近では見かけることはありません。代わりに「weak yen」という見出しが飾る毎日です。興味深いのは、円安だからと言って「cheap yen」と直訳せず、円が弱い「weak yen」という表記を用いるのですね。そもそも「cheap」

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          四半期報告書は廃止、決算短信一本化に

           国内で上場している企業の四半期決算報告書が任意提出に変わる可能性があるようです。以前よりIR担当者の作業負担が重いため、見直しを求める声がありました。加えて、最近では気候変動や人権への対応など、記載する範囲が広がっている事情もあります。    上場企業が3か月ごとに業績などを発表する四半期開示は、2008年に義務付けられましたが、岸田政権は「新しい資本主義」を目指す中で企業が中・長期的な視点に立った経営を行う必要があるとして見直す考えです。上場企業の負担を減らす狙いがありま

          四半期報告書は廃止、決算短信一本化に