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金融庁お墨付き、サステナビリティ情報等の開示に関する好事例集 

 金融庁がサステナビリティ情報等の開示に関する好事例集を公表しました。

 紹介されている企業の有報はどれも内容が充実しており、統合報告書のように読み応えがあります。ただ、有報は法定開示なこともあり各社の記述がある程度整ってないと競合比較がしづらいといった懸念もあります。とはいえ、個人的には好事例集で触れらているようにMD&Aの開示が促されるのはとても良いと思ってます。
 最近ではサステナビリティに関する記述が重視され、財務の分析を軽視する傾向があります。統合報告書でもMD&Aが割愛されているパターンが随分増えてきたように感じます。ただ、これだと日経のアワードでは上位に行きません。有報本来の目的は、投資家に対し投資判断に有用な情報を開示することにあります。サステナビリティ関連の情報だけでなく、経営戦略、MD&A、リスク情報などの深堀りにも期待したいところです。


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