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すきなきじ

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2018年3月の記事一覧

デザインの基本日記  「文字の表現編」

文字は「文章」としてはもちろん、見出しやキャプション、キャッチ、補足、ロゴなど様々な形態に変化する。そのため、役割に応じて色々な表現を考える必要がある。 写真や模様を持った背景の上に置くこともあり、可読性の調整をしなければいけないことがある。その場合、もっとも一般的な方法としては背景の色と文字の色との明度差(コントラスト)をつけることだ。もっとも明度が高いのが白、低いのが黒である。白い背景、黒い文字はもっとも読みやすい。 写真を活かしつつ、文字を重ねたデザインをしたい場合

アウトプットが一番の学習

リクルートワークス研究所の研究プロジェクト『人生100年時代の学び方』レポートの中で、“学びの進化形”として、私自身について紹介していただいた。私のここまでのキャリアと、スープ作家になるまで何をどう学んできたかという話だ。 積み上げてきた「好きなこと」を統合し、スープ作家という新しい道を創り出す|人生100年時代の学び方 実は私は飲食店で働いたことも一切なく、料理学校へも通ったことがない。いわゆる修行というものとは無縁なまま食の世界に入ってしまった。そもそも、食を仕事にし

民泊のホントのところ

民泊を始めてちょうど1年。色んな国から色んなゲストが来てくれています。6月15日より、民泊新法が施行されるため、今はそれに向けて書類を整えているところです。 さて、色々と問題も指摘されている民泊ですが、私はおおまかに3つの種類の施設があると思っています。 1、現在、ゲストハウスや旅館として合法的に経営をしているところが外国からの集客を目指している場合。 2、敷地内、あるいは実家など、人が住んでいない家、つまり空き家を利用している場合。古民家である場合やオーナーも同じ家に

タケノコのあく抜き考察

「大根おろしで筍のアク抜き」という記事の続きです。インターネットを検索すると多数のhow to 記事が出てきます。一般的なタケノコのゆで方(アク抜き)は〈穂先を切り落とし、米ぬかと唐辛子と一緒に茹で、そのまま冷ます〉というものです。 例えば『プロが教えるたけのこのゆで方。ぬかなしでもアク抜きできる!』(FOODIE)という記事には とありますが、赤唐辛子を入れることに科学的な根拠はないことはすでに説明しました。はたして米ぬかはそれほど重要な働きをしてくれるのでしょうか? 

現物を売る話

さっきまで飲みに出ていたのですが、そこで、知り合いの会社が破産したという話を聞きました。IT関連の会社で、ホームページを作って、運営管理などをしていました。そのうちに、自社のスキルを生かして、地元の店舗の集客ツールを作ったりしていたまでは知っています。その後、海外戦略をサポートする事業を始めたりしたのですが、あまりうまく行かず、最終的に会社は終了したようです。 小さいながら、一時期は景気良く飛ばしていました。一日に何度もFBやTwitterの記事が更新され、華やかな感じでし

コミュニティの核は「教祖型」だけじゃなく「黒子型」もあるはず

最近、アーティストのファンクラブを見ていて、「これはまさに教祖型ファンクラブの最たるものだな」と感じました。 中心にアーティストがいて、その人のライブに優先的に行ったり、特別な商品がもらえたり、ちょっとだけ距離がある「憧れ」だからこそ人が熱狂して集い、横のつながりができていく。 これが教祖型コミュニティの基本だと思います。 コミュニティには核となるものが必要なので、こうした教祖型コミュニティがわかりやすく楽ではあるのですが、私は人に崇拝されるのが苦手なので、もし自分がコ

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黒とか白とかそんなことじゃなくってさ。

黒歴史、ということばがある。 検索してみたところ、どうやらガンダムシリーズのなかに登場する固有名詞のようだ。とはいえ、いまのような普及をみせたのはやはりインターネット以降のことだろう。ある人の「なかったことにされている過去」のことをそう揶揄したり、自分の「恥ずかしい過去」のことを自虐的にそう呼んでみたり。食いつなぐためにやっちゃった仕事。若気の至りで書いた雑文。あるいは元カレ・元カノとのいちゃいちゃ。それをそう呼んでしまうのならば、誰にだって黒歴史はたくさんあるのだと思う。

「気持ちよくお金を払えるポイント」をどれだけ作れるか

小売業、その中でも特に実店舗が好きな私にとって、「店舗経営」は常に興味の尽きないテーマです。 とはいえ自分の資本で店舗を経営した経験はないので、無責任にあれやこれや言っているだけではあるのですが、最近の私は「キャッシュポイントをどれだけ多く作るか」についてよく考えています。 キャッシュポイントが多いということは、その場を楽しむための方法に多様性があるということだと思うからです。 例えば、小売店であれば普通は入店してから商品を吟味して、買うと決めてから最後にお金を支払いま

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カフェ経営は難しいことと、フヅクエの新しいやり方

たまに「カフェをやりたいんですけど」っていう相談を受けることがあるのですが、毎回、「難しいですよ」って答えてるんですね。 例えば下北沢で10坪のカフェを始めるとして、駅から結構歩いたところのビルの2階で家賃が「30万円」でしょうか。 経営がうまくいってる飲食店は、「3日の売り上げで家賃代を出す」という目安があります。 家賃30万円なので、1日10万円の売り上げが目標です。 さて、下北沢のカフェ、コーヒーが500円、カレーやスイーツがあって、平均単価(おひとりが使ってい

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試験について思うこと(教えるときの心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.124より) ある数学者の先生が「試験は実施せず単位は自己申告」という案を書いておられた。つまり、学期の終わりに、  私は、この科目の単位を得るのに値する知識・技能・能力を身につけた と自分で判断し自己申告する。その自己申告に従って単位を与える。そういうシステムはどうかという話である。こういうシステムにすれば、試験も採点も実施する必要がなくなる。 結城自身はこのような自己申告システムはすばらしいと

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やあ、やあ、やあ。

やっと少し、心が落ち着いた。 心がざわつくとぼくは、簡単に高い熱を出してしまう。きのうは朝から熱を出し、解熱剤を飲んでもそれはまったく収まる様子もなく、結果きのうの夜はたのしみにしていた「ほぼ日の学校」をお休みさせていただいた。ふかふかのベッドでぐっすりと眠り、目が覚めると熱は引いていた。いまぼくの心は、きょうのお天気みたいに晴れやかだ。 きのうひさしぶりに、そろそろnoteの毎日更新をやめようかと思った。 最近noteはたくさんの人が書いていて、あたらしいメディアとし

「ああ」の続きが聞きたくて。

東京に帰ってきた。 車で気仙沼までの旅から、東京の自宅に帰ってきた。ひとしきり犬を撫で、寝室まで歩いていったぼくは倒れるように眠りこけた。ぐらぐらな意識のままに現在、眠気覚ましのコーラを飲みながらパソコンに向かっている。 またくるよ、また会おうね、きっとだよ。 いつも気やすく、ぼくらは言う。 果たせないかもしれない約束を、気やすく交わす。 そうでもしないと別れることは、さみしすぎるのだ。 気持ちよく笑顔で手を振ることが、かなわなくなるのだ。 旅の最後の原稿にぼくは、こん

暮らしの裏を走る

ローカル線の旅が好きなのは、人々の暮らしの裏側が見えるから。紀州へ行くため利用した紀勢本線は、家の裏を通っている。家の裏は線路で、家の前にあるのは道路だ。 車は家の表を通り、列車は家の裏を通る。表はみんな大体よそゆきの顔でキレイにしているけど、裏には等身大の生活が見える。洗濯物や布団を干していたり、焚き物をしていたり、家の中が窓からちょっと見えたりもする。裏の部分は無防備だ。旅先の無防備な裏の生活を見ると「違う土地に来たんだなー」と思う。 幹線道路沿いは日本国中、同じで、

メンタルが豆腐の人向けの、あまり落ち込まないための工夫

質問箱とかやっていると「こんなことがあって落ち込みます。どうしたらいいですか?」「メンタルが弱いのですぐに落ち込みます。」みたいなのが多くて、みんな落ち込んでいるんだなあ、と思った次第です。 かくいう僕も、メンタルが水気の多い豆腐くらい弱いのです。なんか老舗の旅館とかで出てくる豆腐みたいな感じです。あれおいしいよね。 なので、昔は落ち込んでる時が多かった気がするのですが、いろいろがんばった結果、落ち込むことがかなり少なくなり、落ち込んでも数時間でどうでもよくなるという感じ