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あんた、分かってんな~

【ラジオ体操131日目】

こんばんは。
自分は”方言”をほとんど使っていないはずで、標準語で話していると思っていたのに、無意識に出た言葉に不思議な顔をされることがよくあるコマリストです。


今日は『言葉が繋ぐ関係性』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんは方言って好きですか?
京都弁が好き、関西弁はきついから苦手、博多弁が可愛いなど、少し離れているだけなのに、ニュアンスや言葉そのものが違うって面白いですよね。


今日は、地方出身のYoutuberと地方の特定地域を自転車で回りながら、撮影をしていくお手伝いをしていた際に、このYoutuberさんとの話の中で面白いなと思った”方言”に関する話を残しておきたいと思います。


私自身、ものすごく共感できる部分があったので、もしかしたら「信用貯金」が重要だといわれるこれからの時代を生きていく上での参考になるかもしれません。

あえて使う方言

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このYoutuberさんは、〇県出身であることを公言している方で、フォロワー数が3万人ながら特定分野に特化しているので濃いファンが多いという特徴があります。


この方とどんな話をしたのかというと、、

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Y『〇県出身であることは、フォロワーの皆さんが知ってくれているので、意図的に方言を使った動画を作ることもあるんです』


コマ「何か狙いがあるんですか?」


Y『〇県出身です!と言っているだけだと、真実味が無いじゃないですか。それに、方言を多用した動画は、反応がすごくいいんですよ』


コマ「フォロワーさんの反応に差が出るんですか!?」


Y『そうなんです。帰省した話題だったり、地元をPRするような回は”イイね”の伸びも全然違います』


コマ「それは面白い話ですね」

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この会話から分かるのは、「方言」がファンとの距離を縮めるツールとして大いに役立っているということです。


もちろん、この方のフォロワーさん全員が〇県と関わりのある人というわけではないと思います。


ですが、〇県出身の〇〇ちゃんというイメージを持っているので、実際にその県の方言を使うことで”親近感”だったり”可愛らしさ”みたいなものを感じるんだろうと想像できます。


使う言葉が人間関係に影響するって面白い話ですよね。

信用貯金への活かし方

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さて、方言が人間関係構築に活用できるという情報を聞いたところで、何の役に立つの?


そんな風に思った方もいるかもしれないので、あえて丁寧に活かし方みたいな話を入れておきたいと思います。


私自身、「使う言葉」というものには、10年以上前からこだわりを持っています。


どれくらいこだわりを持っていたかというと、現在している仕事に就くための下準備として、30近くの仕事を実際に経験しながら、「現場で使われている言葉」の習得に励んだほどです。


というのも、お客さんは「現場のプロ」なので、使う言葉はもちろん業界用語なのに、こちらがそれを理解せずに接すると、”こいつは全然わかってない”と思われてしまいます。


逆に、いつも使っている言葉を普通に理解して、こちらも同じ言葉を使いながら会話を進めていくことで、”こいつは分かってる”という印象を持ってもらうことに繋がります。


ということで、私の場合は「専門用語」の理解に時間を費やしましたが、他の職業の方であっても、もちろん活用できます。


新規のお客さんだったり、お客さん候補の方と話をする際に、事前に調べられるのであれば出身地や経歴(学生時代の部活や趣味など)を調べて、その地方の方言や、経歴に関わる特有の言葉を用意して会話の中に混ぜていくんです。


これをすれば、”もしかして〇県出身なの?”だったり、”もしかして××やってたの?”と一気に距離を縮めた質問が飛んできたりするんです。


でね、そこで嘘をつくのではなく、
”○○さんとお会いするので、出身の地域のことを調べてみたんです。この使い方で合ってますか?”


と返したら、気分が悪い人なんてほとんどいないんです。


むしろ、自分のためにそこまで調べてくれたんだという感謝の気持ちが生まれて、こちらに歩み寄ってくれたりします。


これだったら、どんな業界でも活用できそうですよね。この人ちょっと難しいなという方がいたら、次回お会いするまでに準備して試してみて下さい。


きっと、プラスの変化をもたらしてくれると思います。

じゃ、またね!

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