別企業の内定者だがサイボウズの素晴らしさを語りたい
いきなり上から目線の言葉ですみません(笑)
でも本当にサイボウズってすごい!
「そんなの知ってるよ」って人も「え、サイボウズって何?」って人もぜひ読んでいただけると嬉しい。
※要点だけが知りたい方は「5. さいごに」に飛んでいただければと。
1. どうして書こうと思ったか
まずはじめに言わせてください。
別企業に内定を頂けたことは本当に光栄だ。
仮に今サイボウズから内定を頂いたとしても私は内定先を選ぶ。
(どうして内定先にしたのか、については別の機会でお話しできればと)
実を言うとサイボウズのことは内定先に内定をもらった後に知った。
会社の存在自体は就活しているときに知っていたが、具体的にどんな会社なのかは知らなかった(同じSaaS業界なのに。完全に業界研究不足)。
ちなみにサイボウズのサービスの1つであるkintoneは最近CMをやっているのでもしかしたら見たことあるかも?
↑こんなやつ
後述する通り、とあるきっかけでサイボウズのことを知って
「こんなにいい会社が日本に存在したんだ!」
と衝撃を受けた。
僕はサイボウズに入社するわけでもなく、サイボウズ製品を使っているわけでもない。
ただ、「働き方」にはものすごく興味がある。
恐らくサイボウズは有名企業の中でもトップクラスに働きやすい環境なのではと考えている。
「そんなサイボウズの素晴らしさを語りたい!」
それが動機だ。
これをきっかけに知って欲しいとかそんな傲慢な考えではない。
できれば皆さんと一緒にシェアして語りたい(笑)そんな感じ。
それではサイボウズの素晴らしさの前に僕がどうしてサイボウズに興味を持ったのか、という話にお付き合いいただければと思う。
2. 青野さんとの出会い
僕自身がサイボウズについて詳しく知るきっかけとなったのが青野さん(サイボウズの社長)の講義だった。
僕が在籍する大阪大学の授業の1つに社会で活躍する阪大卒業生を招いて講義を行っていただくというものがある。
その1回が青野さんだったというわけだ。
青野さんで言うとサイボウズの社長であるだけでなく、夫婦別姓訴訟をしたことでも有名だ。
現に「青野」という苗字は旧姓で戸籍上は「西端」らしい。
そんなマルチに活躍されている青野さんだが、僕が青野さん、そしてサイボウズに興味を持った一番の理由は青野さんの考え方・哲学にある。
青野さんは講義の中で、
「働くうえで大切なことは主体性だ」
と仰られた。
僕はここにめちゃくちゃ共感した。
実を言うと僕自身就活をしているときに大切にしていたのがこの「主体性」だったのだ。
いわゆる「就活の軸」。
僕の場合は「楽しく働けるかどうか」をものすごく重視していた。
だってどうせ働くなら楽しい方がいいじゃん?
もちろんこれだけだと面接で伝わらないので自分を振り返ってどんな時が楽しかったかを考えた。
その結果たどり着いたのが「主体的になること」だった。
「俺の就活の軸と同じこと言ってる!」
と親近感が一気に沸いて青野さん、延いては青野さんが手掛けるサイボウズに興味を持ったというわけだ。
では実際にサイボウズとはそんな組織なのかを見ていこう。
3. 「多様性」を重んじるサイボウズ
サイボウズとはどんな組織なのか?ということに一言で答えるなら
という言葉でまとめても大きく外していないのではないだろうか?
かつて離職率28%という恐ろしい数字をたたき出していたサイボウズ。
詳細は青野さんの著書を参照してほしいが、まず組織の目標を掲げたそうだ。
当時ミッションとしてこの言葉を掲げた。
組織の目標を掲げることで社員が一方向に向くことに成功。
次の段階として青野さんは組織のあり方を考えた。
「より多くの人」とは人数の多さだけでなく、「多様性」も含まれている。
つまり、
と言い換えることができる。
離職率が異常に高かった会社だったので自然と言えば自然だろう。
だが、サイボウズはここで終わらなかったのがすごい。
なんと数年後、サイボウズに残ったのは「多様性」のみなのだ。
理由は簡単。
このことを常に問い続けたからだ。
より多くの人を雇用する必要があるのか?
より成長する必要があるのか?
より長く働いてもらう必要があるのか?
これらを問うた時に必要ないという判断が下されたのだ。
例えば「より成長する必要があるのか?」を取り出すと、多様性を考えれば成長したい人がいる一方で成長を望んでいない人もいるだろう。
また時期によっても成長したい時期と落ち着きたい時期があるのではないか、ということだ。
確かに子育ての時期は成長に時間をそんなに割きたいとは思わないかもしれない。
そこで生まれたのが有名な「100人100通りの働き方」だ。
僕はこの言葉が好きだ。
「多様性のある働き方」や「ダイバーシティ経営」よりも「個人」にフォーカスしている感じがするから。
これらの組織では「女性管理職の比率」など「従業員の国籍の数」など表面上の”多様性”でアピールしていることが多い。
「多様性とはそうではない」、と言わんばかりの「100人100通りの働き方」
さすがサイボウズ。
そんなサイボウズが具体的に同社員と向き合っているのか、青野さんが講義の中で語ってくれたものを1つ取りあげよう。
こんなことを言う社員がいたらしい。
青野さんはそれを聞いてその方に週3で働くことを許可した。
凄いのはこれで終わるのではないところだ。
なんと給与を単純に3/5にするのではなく、短い時間で大きなパフォーマンスを出すことができるので3/5より多い給与を渡すことにしたのだそう。
他にも同じような社員がいるが給与は皆バラバラらしい。
本当に「100人100通りの働き方」を実現している。
他にも様々な事例があるが、詳しくは前述した青野さんの著書を読んで欲しい。
4. サイボウズにあってその他の組織にないもの
完全に僕の考えになるのだが、サイボウズにあって他の組織にないものは
だと思う。
冒頭で「世の中の企業よ、サイボウズを見習い給へ」と言ったものの、すべての企業がサイボウズのように主体性を重んじる必要はないと思う。
主体的になるのって実はそんな簡単じゃない。
時には脳死で言われたことをこなすだけのことで済ませたいこともある。
言われたことを効率的にこなすことで活躍するタイプの人もきっといる。
企業の成長フェーズではトップからの指示で動く方が成果を出せる場合もあるだろう。
要するに、いろんな人がいるっていることだ。
そして前章でサイボウズは多様性を重んじる組織だということを取りあげた。
多様性を重んじるとはどういうことなのか?
多様性を聞くと人種、ジェンダー、マイノリティなどのワードが思い浮かぶのだが、すべてにおいて信頼に結びつくような気がする。
昔誰かが「ルールの多さと信頼は反比例する」と言っていて非常に納得した記憶がある。
5. さいごに
主体性が大切だと説く青野さんとの出会い、その青野さんが作る組織の話をして最後は信頼が大切だという話をした。
僕はもっと楽しく働ける人が増えて欲しいという想いを持っているので、
サイボウズのような働き方を真剣に考えている企業の事例を調べるのが好きだ。
主体的になることが楽しさに繋がる!と就活していた時期は思っていたが
今はそうじゃない気がしている。
原点に近いことかもしれないが、お互いが信頼し合っている組織で生活していく、これが一番楽しいに近いのではないだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?