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子供中心で会話がない40代夫婦の現実

1.家族の会話
家族のコミュニケーションは上手くできていますか?
夫婦間のコミュニケーションは上手くできていますか?
こんな質問されたら皆さん何と答えますか。

  • 妻・夫と会話しているから上手くできている

  • 子供とも会話しているから上手くできている

  • 家族全員と会話しているから上手くできている

という人もいれば、会話しているけど会話の中身が

  • 今日の予定の確認

  • 子供のしつけ

  • テレビを介した会話

  • 相槌をうっているだけ

というような状況で全く上手くできているとは言えないという人もいると思います。
上手く」というのは、人それぞれ価値観が違うし正解はないので何が「上手い」かは人それぞれ違う。
したがって、同じ会話をしていても家庭の中で夫・妻・子供がそれぞれがどう感じているかは違うと思うんです。最近、自分の中で家庭内の会話というのが上手くできているのか考えるようになりました。


2.子供がいる家庭の会話
我が家には小学生の子供がいる。
家庭で会話をするのは子供中心。子供が話題を提供するということではなくて、今日の子供の過ごし方について妻や自分が子供に聞いて、子供からの返答に対して妻や自分がたのしかった?面白かった?大変だったんじゃない?などと更問いをしていくスタイル。また、テレビを見ながら子供が笑ったり反応した所について、会話を繋げる。

さらに休日どこかに出掛けたり、昼食や夕飯を食べるかについても、子供に聞く。行きたいところ、食べたいものがあれば、それに対してどうしようか妻に反応を求める。子供が生まれてから、子供が成長し、自然と家庭内の会話が子供が中心となっている。

最もいけないと感じるのは、夫婦間の機嫌が悪い時。どの家庭でも夫婦感がギクシャクする日ってあるでしょう。我が家もそんな日はもちろんあるのですが、どちらかが機嫌が悪く夫婦間で会話を避けようとする日はなぜか子供に頼ってしまう。
例えば、「今日のご飯は何にするかお母さんに聞いてきて」とか「明日は会社へ出社するからね。お母さんにも言っておいてね。」と直接妻に言えばいいものを夫婦間でギクシャクしている日は子供を経由して会話をしようとする。これは、私だけでなく妻も同じ。子供を経由することで、情報を家族間に行き渡れば家族内のコミュニケーションは上手く言っているとも言えるのだが、本当に子供経由のコミュニケーションが家族にとっていいコミュニケーションなんだろうか。

子供のいる家庭ではあるあるな話かもしれない。
こんな家庭でも子供はスクスク元気に成長してくれるけど子供中心の会話は何か違うように感じてならない。


3.40代夫婦の会話の現実
最近、自分の中で「家庭内の会話というのが上手くできているのか」考えるようになったり、「子供中心の会話は何か違う」と感じるのは、最大のパートナーなはずの夫婦間の会話がないこと。これに尽きる。

朝起きて「おはよう」という挨拶
出勤するときの「行ってきます」「いってらっしゃい」の挨拶
食事中の会話、食事をつくってもらった感謝の「ありがとう」「頂きます」「ごちそうさま」
帰宅時の「ただいま」「おかえり」
寝る時の「おやすみ」
長年同じ屋根の下で一緒にくらしているとこんな基本中の基本の会話もなくなってくる。もともとおしゃべりな妻でも夫でもない。どちらかというと、聞き手側で自分から積極的に話をするタイプではない。だから、自己主張をして喧嘩に発展するというのも一度もない。だからなのかもしれないけど、もしかするとここまで夫婦間の会話がない家庭は自分の家だけかもしれない。

冒頭話した会話が上手くできているとは程遠い気がしてならない。特に夫婦間の会話は皆無。子供が家にいないとき、夫婦間の会話はゼロに等しい。
でも、家庭は安定して回っているんです。
何も会話なくても衣食住不自由なくでき子供は成長し、いい意味で捉えるならば、会話をしなくても心の中で唱えて理解し合っているともいえる。幸せな暮らしができていると思えば幸せな暮らしはできている。矯正しなくても安泰・・・それが40代夫婦の我が家の日常です。


4.夫婦の会話とは何か
家庭の中で自然と今の会話のスタイルになったということは、ある意味一番落ち着くコミュニケーションの姿なのかもしれない。夫婦間においても機嫌が悪くなることはあっても大喧嘩になるようなこともないのであれば、このスタイルが安泰なのではないか。いや、きっとそうだろう。

でもちょっと待って。
夫婦であるパートナーを人としてどこまで理解したり気にしてあげているいるのか。そんなことができているのだろうか。

何を言いたいかというと、好きで結婚して、幸せになろうと誓った二人がお互いのことを全く気にせず、感謝せず、暮らしていていいのか?ということ。何も言わず心で理解し合っているかもしれないが、それは自分だけで妻はどう思っているか分からない。逆に自分のこのモヤモヤ感は妻は察知しているのか?

人としてどこまで心から想っていることを理解したり気にしてあげるには、日常生活の会話だけでは到底足りない。言葉として発し、相手の心を理解しようと求めたり求められたり、夫婦という以前に人としての心を通わせるにはもっと深い会話することが必要なんじゃないかと最近思うのです。でも、今となっては急に会話のスタイルを変えることができなくなっている。その結果、どんどん形骸化していく夫婦の会話。このままでいいのか、、、考えすぎですかね。もっと楽観的に今を過ごせばいいのかな。

皆さんは、わが身を振り返ったとき、今の家庭のコミュニケーション、夫婦間のコミュニケーションのままでいいと思いますかね?理想に近づけるために改善の行動ができますかね?

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