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認知度が低い企業はブランディングに注力せよ!

マーケティング戦略における
ブランディングというのは重要な要素の一つだ。

なぜなら消費者は、
知らないブランドよりも
知っているブランドを購入することがほとんどだからだ。

これは顧客心理として
ある程度コストかけて購入するものに関しては、
未知のものを選択して失敗するリスクを取りたくないためだ。

例えば食品で、
訳のわからない産地で作られたり取られたりしたものよりは
知っている産地で取られたものの方が安心だろう。

口に入れたり肌につけたりするものであれば尚更だ。

つまり、
売上を上げるためには、
ブランディング戦略を立てることは重要なのだ。

ということで今回は
ブランディングについてお伝えしていく。

ブランディングって何すること?

ブランディングというと、
どういうことを言うのか?

ブランドというのは、一言で言うと
消費者が商品やサービスに抱くイメージのことだ。

例えば
花王であれば
石鹸やシャンプーなどの日用品を扱うブランド。

エルメスであれば
高級バッグや装飾品を扱うブランド。

といった感じだ。

そしてブランディングというのは、
そのブランドを顧客に広く認知させる活動だ。

目標としては、

「〇〇といえばあの商品」

と顧客がすぐに回答できる状況を作り出すことだ。

石鹸といえば花王
ピザといえばピザハット
スマホといえばiPhone

という感じで、マジカルバナナ的に
パッと顧客から回答が得られることを理想とする。

先ほどのような回答を顧客から得られるようになるために、
企業は日々熾烈な争いを繰り広げているのだ。

余談だがマジカルバナナ知っているだろうか…(汗)

リズムに合わせた連想ゲームなのだが、
脳トレになるのでよかったらどういうものか調べてみてほしい。

認知率を上げるには

認知率はメディアへの接触頻度が大きく関係している。

だからこぞってオウンドメディアを育てると共に、
巨額の広告費を投入し顧客認知のポジション争いをしている。

ただ、顧客対象がマスなのか限定的なのかで
戦略が違ってくるため注意してほしい。

例えばマス向けのビジネスであれば
テレビCMの効果が最も高い。

長期的にテレビCMの影響力は下がっていくが、
現段階ではまだテレビCM以上に
国民に広くリーチできるメディアは存在していない。

実はテレビは国民の80%が毎日サービスを利用している
モンスターメディアのだ!

そんなメディアは現状ない。

また、美容室や飲食店など、
顧客がある程度限定的である場合は
SNS広告やリスティング広告など、
ターゲットをより絞り込んで出稿できるものが有効だ。

ただ、広告を利用する手もあるのだが、
同時にSNSやブログなどを活用し、
コストを抑えて顧客認知を上げていく手法もある。

(これは私の得意とするところだ。)

使える資金が限られている中で、
ただ闇雲にコストをかければいいというものではない。

身の丈に合った広告戦略ができていないのであれば、
まずは無料のオウンドメディアを育てて
ブランディングしていくことから始めてはどうか。

認知率100%は不可能

どこの企業も認知率を上げるための努力をしていると思うが、
認知率は現状の認知度が高ければ高いほど
1%上げるのに難易度が増すしコストもかかる。

どんなに頑張っても100%にすることは不可能なのだ。

だからある程度の認知率まで上げることができたら、
あとは維持することに努めることが戦略となる。

認知度アップの戦略はまだ認知度が低いものに対して
有効だいうことを理解しておこう。

ただし、すでに認知率の高いものでも
ブランドの方向性を変え、改めてブランディングを
していくことがあることは覚えておこう。

ブランド認知率を3段階に分ける

ブランド認知率は、一般的なアンケートで

○○というブランドは知っていますか?
Yes / No

という回答の取り方をし、
それにより導いているところが多いと思うが、
認知率にもP&Gで使用されている下記のような分け方をすると
より戦略的対策が打てるようになる。

1 Top of mind認知率 消費者が真っ先に思い浮かべる
2 Unaided認知率 消費者がヒントなしで覚えている
3 Aided認知率 こちらからブランド名を言うと思い出せる

時計のブランドを思い浮かべてほしい。

もしここで30%の人がG-SHOCKを思い浮かべた場合は
G-SHOCKのTop of mind認知率は30%となる。

ただ、G-SHOCKは知っているが、
真っ先に浮かんだのはSwatchだったという人が10%いた場合、

30%+10%=40%がUnaided認知率となる。

そして、時計のブランドというだけでは思い浮かばなかったけど、
G-SHOCKと聞くと知っているという人が5%いたとする。

そうすると40%+5%=45%がAided認知率となる。

全く知らないのは残りの55%ということになるのだ。

通常45%の認知率しかみないところがほとんどだが、
上記のように3段階に分けると、
現状に満足せずもっとできることがあると
思うのではないだろうか。

ちなみに消耗品などの頻繁に買い換えるものに関しては、
Top of mind認知率が高い方が売上が高くなるというデータが出ている。


以上、ここまでお読みいただきありがとうございます。

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何か不明点や意見があれば下記より連絡頂けたらと思う。

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