まりつ

「平等」には責任を「自由」には覚悟を。 このモットーに従い色々考えている人です。 「自…

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「平等」には責任を「自由」には覚悟を。 このモットーに従い色々考えている人です。 「自由と平等を掲げる愛国者」としてレインボーフラッグと日章旗をアイコンに付けてます。

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  • 政論整理

    政治、政策論争の論点整理を中心に書いていきます。

記事一覧

〜全ては運であるという論考とリベラル派の偽善〜

第4回記事です 皆さんは、マイケル・サンデル教授の著書、「実力も運のうち 」という本をご存知だろうか。 実は私はこの本が世に出回る前から、サンデル教授と同じよう…

まりつ
3年前
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リベラル批判 小論

随分と前に、「日本人に生まれたというだけで、日本人には価値がある」といった内容のツイートが大炎上した。 例によって、このツイートに放火したのは所謂「リベラル」を…

まりつ
3年前
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凶悪犯に環境を理由にした情けは掛けるべきなのか

第3回記事です 最近ニュースなんかを見ていると、犯罪者の性格について自称人権派とそのお仲間が、やれ社会が悪いだの家庭における環境要因がどうだのと宣っているのをよ…

まりつ
4年前
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「無自覚な本能」と「上級・下級」国民という言葉について

第2回記事です 突然だが、皆さんは分断本能という言葉をご存知だろうか? これはFACT FULNESSという本に出てくる言葉だが、簡単に言えば、人は様々なものを2つに分けな…

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4年前
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「政治を身近に」という最近の風潮における誤謬と芸能人の政治発言について

第1回記事です。  「政治を身近に」このような言説を巷で耳にすることが増えたような気がします。 これに呼応するように芸能人の政治発言も増えてきました。 もちろん…

まりつ
4年前
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〜全ては運であるという論考とリベラル派の偽善〜

〜全ては運であるという論考とリベラル派の偽善〜

第4回記事です

皆さんは、マイケル・サンデル教授の著書、「実力も運のうち 」という本をご存知だろうか。

実は私はこの本が世に出回る前から、サンデル教授と同じようなことを考え原稿を作っていた。(実は第3回記事がそれである)

この度、日本でもこの本が有名になり私の物書きとしての意識に火がついたので、このnoteを執筆することになった。

では何故このような原稿を考えていたのかと言うと、近年のフェ

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リベラル批判 小論

リベラル批判 小論

随分と前に、「日本人に生まれたというだけで、日本人には価値がある」といった内容のツイートが大炎上した。

例によって、このツイートに放火したのは所謂「リベラル」を自称する界隈である。

曰く、「世界の全ての人に人として価値があるのだ!日本人だけに限定するとは何事か!」という思考からくるナショナリズムに対する批判の「つもり」であったらしい。(この時の自称リベラルの主張については丹羽薫さんのnote

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凶悪犯に環境を理由にした情けは掛けるべきなのか

凶悪犯に環境を理由にした情けは掛けるべきなのか

第3回記事です

最近ニュースなんかを見ていると、犯罪者の性格について自称人権派とそのお仲間が、やれ社会が悪いだの家庭における環境要因がどうだのと宣っているのをよく見かける。

しかし、そんなことを言い出したら最早この世界の誰をも罪に問えなくなってしまうのではなかろうか。

何故なら、生まれ落ちたその時点では人間は自我を持っておらず、フォーマットの段階から遺伝或いは環境に100パーセント左右されて

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「無自覚な本能」と「上級・下級」国民という言葉について

「無自覚な本能」と「上級・下級」国民という言葉について

第2回記事です

突然だが、皆さんは分断本能という言葉をご存知だろうか?

これはFACT FULNESSという本に出てくる言葉だが、簡単に言えば、人は様々なものを2つに分けないと気が済まない生物であるということらしい。

FACT FULNESS

例えば、貧乏人と金持ち、世界の人間はこの2つに分かれていると思い込んでいる人は多い。

実際にデータを見ると、別に貧乏ではないが取り分け金持ち

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「政治を身近に」という最近の風潮における誤謬と芸能人の政治発言について

「政治を身近に」という最近の風潮における誤謬と芸能人の政治発言について

第1回記事です。

 「政治を身近に」このような言説を巷で耳にすることが増えたような気がします。
これに呼応するように芸能人の政治発言も増えてきました。

もちろん芸能人の政治発言に関しては賛否両論が噴出する訳ですが、賛成側の人間がこのキャッチフレーズを曲解して使っている例が多く見受けられたので、ちょっとここで語らせてもらおうかと。

 まず、ここで反対側が問題視したのは、簡単な相関図(後に誤り

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