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noteコンテストグランプリ受賞と,今年2度目の賞金10万円
本日,メルカリとnoteで開催されていた「#メルカリで見つけたもの」投稿コンテストの結果が発表され,ありがたくも私の初めての投稿となった作品「虹色のきものをさがして」がグランプリを戴きました。
実は昔から作文が大好きで,大人になってからも公募を見つけてはちょいちょい参加していた私。いつものように公募サイトを見ていたら見つけたこのコンテストに目を奪われました。メルカリと聞いたら思い出すのはこの七五
5歳男児 七五三に花柄の着物を求む
息子が5歳になったころの話。
両家にとっても初めての孫,しかも直系長男の5歳の七五三を控えていた。
神社は夫の祖母が昔から積みに積んでいるあの氏神様にお願いすることにして,さて目下衣装はどうしようか,まぁ今は色々あるでしょうから両親であるあなたたちが好きに決めなさい,お金は出すから,と両家からはありがたい丸投げをされていた。
お洋服の世界でもそうだけれども,晴れの日の衣装においても男子と女子のバ
虹色のきものをさがして
私が産んだのは,かぐや姫か何かなんだろうか。
「7歳の七五三,こんなのはどう?」
娘の目の前に広げたのは,何日か前にネットオークションで一目ぼれして深夜に競り落とした反物で,白地に大きな鶴が飛び立っている意匠のクラシカルなもの。モダンな感じが,はっきりした顔立ちの娘にとてもよく似合うと思った。
ところが娘は一瞥するなり「とりは,ちょっと」と難色を示した。いろも,しぶいし,と付け加える。
「え?ダ