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83. 考えよう、いまの時代に希少なもの|鶴巻 敬

0. 当たり前の話ですが

時代によりニーズは変わります。
では、あなたのチームは『時代のニーズ』を捉えているでしょうか?

1 . 例えば

昔は「役に立つもの」が求められましたが、
今は「意味のあるもの」が求められていると言われています。

昔は重宝された「役に立つもの」、つまり(モノ不足の時代なので)機能があれば売れたということです。
それが今はモノが過剰になっている。

その結果、ストーリーや夢、ロマン、共感などの「意味のあるもの」が希少となり、価値が出てきているということです。


2. マーチングのチームに置き換えると

そのチームがどんなストーリーを持っているのか?
チームに所属して「共感」できるのか?
そうしたことが「意味のあるもの」として挙げられます。

それに対し「役に立つもの」は、例えばお金がいくらかかるといった情報であったり、全国大会に出場している実績などが当てはまるでしょう。
「それらが不要」という話ではなく、今までの時代は《「役に立つもの」に偏重していた》のです。

「役に立つ」と「意味がある」のバランス。
これが大事であり、今までの時代は「役に立つ」が過剰だったのです。


3. 今の社会で

「過剰なもの」と「希少なもの」は、以下のように分けられます。

マーチングだけに留まる話ではないですが、チームの運営にもこうしたことも考えてみるといいんじゃないかと思います。

「役に立たなくとも」「共感できる」
そんな打ち手があなたのチームのウリになる日も、そう遠くかいかもしれません。

では、また。

参考著書:山口周著「ニュータイプの時代」(ダイヤモンド社)


83. 考えよう、いまの時代に希少なもの|鶴巻 敬


鶴巻 敬 - Kei Tsurumaki -
宮城県出身
2001-08とみやマーチングエコーズに所属。
有志で東北マーチング・バトントワーリング活性化実行委員会を設立し、事務局長を務め「東北マーチング・バトン界を盛り上げよう!」と各種イベントを開催している。マーチング祭にも立ち上げから参画している。
- 宮城県マーチングバンド協会理事
- 日本マーチングバンド協会準公認指導員
- 東北マーチング・バトントワーリング活性化実行委員会 事務局長
- 特定非営利活動法人マーチング祭 理事長
Mail:krkntsurumaki4@gmail.com
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