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109. 2024横浜ファイナル奮闘記1|会場使用料どうする!?事件

1|会場確保は一年がかり

2019年よりマーチングバンドの大会を立ち上げ、運営してきました。
2023年は3つの大会(湘南藤沢OP / 岐阜SC / 東海OP)を開催しました。
2024年は、ここに当初より念願であった「FINAL」を開催いたします。

【2024大会開催予定一覧】
  9月   湘南藤沢オープン @秋葉台文化体育館
 10月  岐阜ショーケース @東海学院大学
 11月   東海オープン @豊橋市総合体育館
 12月  横浜ファイナル @横浜BUNTAI
https://www.marching-matsuri.com/2024mmcs

もしかしたら、読者の皆さんをはじめ、周りの方々には順風万端に会場を用意して大会を開催しているように写っているかもしれないですが、全くそんなことはありません。

どの会場も一年以上前から準備を始めています。
必要な条件を整えたり、書類を準備したり、関係各所にお願いをしたりということをずっと、ずっとしています。
それでも尚、最終選考で選ばれなかったり、指定された日が他の大会と重なって涙をのんでキャンセルをさせていただいたりすることばかりです。


2|資金準備

会場をやっと確保したところで、スタートラインに立っただけの状態です。
今度は資金周りの課題が出てきます。
そもそも大会を開催するには、たくさんの人や物が動きます。
たくさんの経費がかかります。
また、マーチング祭®︎は写真データをお渡ししたり、ライブ配信をしたりするなどの、メディア周りも自前で用意していますから、他のマーチングイベントと比較して、その分の経費もどっかりとかかります。
 - 会場費
 - 審査員へのお礼
 - 事務局・スタッフへのお礼
 - XCT™️(メディアクルー)へのお礼
 - 著作権料
 - 各種消耗品
 - 各種グッズ
 - お弁当
 - メディア関係経費
などなど、大小さまざまあります。
全て合わせると数百万の資金が必要になります。
横浜BUNTAIクラスの会場でのイベントともなると、必要経費はさらに大きくなります。

こうした資金面の課題と向き合いながら、マーチングイベントを開催したり、スリークロスなどの新たな試みに挑戦したりしています。

3|危機:横浜FINAL会場事前納付

前置きが長くなったのは、諸経費が諸々かかるため、それだけの資金を準備しながら大会を開催していることを皆さまにも知っていただきたかったためです。
#裏ではいつもたくさんの汗を流しています

4月初旬に横浜BUNTAIの事務所から一通のメールが届きました。
「12月の会場使用料を、5月期日までに事前にお支払いください」

このメールを見て、背筋が凍りつきました。
(冷や汗もかいた)
「横浜BUNTAI」は、全国大会レベルの催しを対象としたアリーナです。立地の良さや客席キャパの大きさなどもあり、私たちがこれまでに利用してきた会場とは使用料の桁が一つ違うのです。
ざっくりとこれまでの倍額です。
また、横浜ファイナルは二日間開催なので倍の倍、つまりこれまでマーチング祭が扱ってきた会場使用料の約4倍程度の資金が必要になるのです。

「なぜ会場使用料の事前支払いで、ここまで慌てるの?」と思う方もいらっしゃると思います。

ちゃんと理由があります。
これまでの大会開催の経験から、
①事後支払いと考えていた(殆どの会場が事後支払い)
②事前の資料に「事前支払い」の期日がなかった
という理由から、事後支払いの想定で資金調達/運用を計画していたのです。

そうはいっても、会場毎の規定はありますから支払いについては指示に従うしかありません。支払いができなければ、会場キャンセルになります。
ここから、私ちの奮闘記1が突然にスタートしました。

4|資金を用意する

初開催となる横浜FINALは、会場費だけで数百万の事前資金の用意を迫られました。
今までのイベントとは全く異なり、2倍程度では収まらない程の大きな予算が必要になります。

NPO法人になったこともあり、融資を受けた方が今後にもよいと考え、融資先探しが始まりました。

しかし、
- 信用金庫
- 地方銀行
- 労働金庫
など、幾つも当たりましたが全てダメでした。

そもそもNPO法人を対象にした融資を行なっている銀行や金融機関は殆どない現実を、4月も下旬になってから思い知らされました。

それでも諦めません。
まだ当たっていない金融機関を洗い出しながら、私たちはもう一歩動きました。個人でお金を借りるなど、2重の対策も同時に進めました。

最後は、鶴巻さん(当法人理事長)の「公庫はどうだろう?」が決め手になりました。
お問合せをし、県外から東京に実際に足を運び、大急ぎで資料や書類を提出し、融資可否の返答を待ちました。

5月も中旬になる頃、念願かなってやっと融資の通知が届きました。
ここまで約1ヶ月半、生きた心地のしない時間でした。


5|絶対に諦めない

もしかしたら、私たちマーチング祭®︎はとても順調に事業を拡大したり、運営を行なっているように見えるかもしれません。
全然そんなことはありません。
命懸けの覚悟を決めて、まだ誰も観たことのないような日本マーチングの景色を創るために奔走し続けています。

私たちはスーパーマンではありません。
- 日本マーチングをもっとワクワクしたものにする
- マーチングファンを増やす
- マーチングを小学生のお稽古事にする
といったビジョンを実現するために、みんなで歯を食いしばりながら、時には弱音を吐きたくなる気持ちもグッと乗り越えながら挑戦をしています。

今回は、資金のことを記しましたが、
- リハーサル会場の用意
- 湘南藤沢OP / 岐阜SC / 東海OPの準備
- グッズ展開準備
- 各関係機関との連携
- 審査員の確保
- 人材育成
- 2025スリークロスの会場準備
など、他にも同時並行して幾つものことをチームで対応しています。
初めてのこともたくさんあります。
課題も山ほどありますが、秒で判断し、どんどん行動し、ジリジリと実現に向けて前に進むだけです。

私たちは、皆さんと一緒に日本マーチングを盛り上げていきたいと考えています。
マーチング祭®︎の軌跡を皆さんと一緒に共有するのも、会場にお越しいただいた際に、一緒に感動を分かち合いたいという想いからです。
一緒に私たちの日本マーチングを盛り上げる活動を楽しんでいただきたいす。また、お力添えをいただけたら嬉しいです。

一緒にワクワクしたい!
日本マーチングを盛り上げたい!
ぼくたちは、絶対に諦めない!


109. 2024横浜ファイナル奮闘記1|会場使用料どうする!?事件


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