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こんにちは。ベルギーで2児のシングルマザーをしています。 ベルギーでの離婚事情や日々の…

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こんにちは。ベルギーで2児のシングルマザーをしています。 ベルギーでの離婚事情や日々の生活についてシェアしていきたいと思います。 よろしくお願いします!

最近の記事

あの頃には戻りたくない

元旦那の浮気が発覚し、離婚を言い渡され、別居をし始めてから、今月でもう3年経った。 浮気が発覚してから別居がスタートするまで1週間。驚くほど短い間で人生が大きく変わったけれど、今考えると人生で1番長い1週間だったと思う。 なぜか私は、元旦那の浮気が発覚してからの状況を全て詳細に記録していた。 悲しすぎて泣きすぎて精神的に大変な状況だったのだが、元旦那に言われた事や彼の行動を、日付や時間と共に詳細に記録していたのだ。笑 この記録も後々裁判所に提出する資料として役に立った

    • 一家の大黒柱になるということ

      専業主婦だった母親を見てきて、私はずっと専業主婦にはなりたくないと思っていた。 それは、「経済的な自立は自由を得る事」だと思っていたからだ。 私の父親は古い考えを持っている人で、母親が働く事を許さなかった。 だから、私の母親は経済的に父親に頼らざるを得なかった。 両親から何度か離婚を考えていると告げられたが、最終的に離婚に至らなかったのは、母親が経済的に自立していなかったからだと思う。 専業主婦だった母親は、離婚して経済的に自立して生活していけるのか不安で、離婚に踏

      • 私はダメな母親なのかい?

        子供がいる日本の友達と話していると、ほんとすごいな〜!と思う事が良くある。 毎朝5時に起きて、すっごく手の込んだお弁当を作っていたり。 毎日洗濯して、毎日掃除していたり。 子供の保育園・幼稚園セットを手作りしないといけなかったり。 「子供を寝かせる時に一緒に寝落ちしちゃうんだよね〜」とよく友達から話を聞く。 日本人ママは、世界的に見て一番睡眠時間が短いという調査結果が出たとニュースで見たこともある。 日本生まれ日本育ちの私でさえも、本当に日本人ママってすごいよな〜

        • 娘の涙と息子の笑顔

          8月は父親の家で生活している子供達だが、今週末だけ私の家に帰ってきた。 これも裁判中に決めた事で、子供達は長期休みの真ん中の週末に、もう片方の親と過ごす事になっている(私が日本に一時帰国している時は別だが)。 私にとっては2週間ぶりの子供達との再会。 とても楽しみにしていた。 それと同時に、1人時間が終わる寂しさもあった。 複雑な感情だ。 そう言うと、子供達がいる生活より1人の生活の方がいいって言うの!?と思う方もいるかもしれない。 正直私自身も、子供達と離れる

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        あの頃には戻りたくない

          人生のどん底を経験して初めて気付く事がある

          「自分や状況を変えるにはどうしたらいいですか?」というような質問に、エックハルト・トールは「もうこんな自分や状況は嫌だと心底思う事」と答えていた。 確かに私も、離婚前から身体の不調は続いていたし、自分の心に余裕が無くなっているなとも感じていた。 漠然と「今のままじゃいけない。何かを変えないと!」とは思っていた。 だけど、日々の生活に追われていて、その「何か」について深く考える事をして来なかった。 色々なサインはあったのに、ずっと無視続けてきたのだ。 でも逆に言うと、

          人生のどん底を経験して初めて気付く事がある

          子供達のいない生活

          共同親権の国であるベルギーで住んでいる私たち。 学校の長期休みの半分を、子供達はパパの家で過ごす。 なので8月は、子供達は基本パパの家で過ごす。つまり約1ヶ月、子供達のいない生活を送らなければいけない。 長期休みをどう半分に分けるかは、人によって違う。 私達は、私が夏に子供達と1ヶ月日本に一時帰国したいので、2ヶ月ある夏休みを1ヶ月ごとに分けている(コロナの流行で、もう2年は日本に帰れていないが・・・)。 去年の夏は息子がまだ1歳だったので、息子はほとんど私と一緒に

          子供達のいない生活

          単独親権・共同親権に共通して思うこと

          本題に行く前に、まず皆さんにお礼を言いたいです。 まだ使い方もよく分かっていないNoteを始めたばかりですが、多くの方に読んでいただき、スキを押していただいたり、素敵なコメントをして下さったり、サポートをして下さったり、本当に本当に有難うございます。 自分が国際離婚になった時、自分が探している情報がなかなか見つからなかった為、私の経験が少しでも誰かの役に立てばと始めたNoteですが、それ以上に私が沢山の元気と勇気をもらっています。 拙い私の文章を読んで下さって、本当に有

          単独親権・共同親権に共通して思うこと

          誰よりも多分幸せな家族に憧れていた

          私は今、「起きる事全てに意味がある」と思って生活している。 これは離婚を通して学んだ事だ。 深く深く傷ついた元旦那の浮気&離婚。 その傷はまだ癒えていない。 未だに元旦那の彼女の名前を聞くだけで、ものすごく嫌な気持ちになる。 元旦那の家にいる子供達に電話をするのも、子供達と話せて嬉しいが、彼女が住んでいる様子が分かるので複雑な気持ちになる。 だけど、深く深く傷ついたからこそ、深く深く自分の事を考えるようになった。 だから、離婚は私にとって必要な出来事だったと思う

          誰よりも多分幸せな家族に憧れていた

          養育費が存在しないベルギー

          ベルギーは、共同親権の国である。 両親が別れてからも、子供には両親に会う権利が保証されている。 だからこそ、子供は父親と母親の家を行ったり来たりしながら生活し、その内訳で一般的なのは50%ずつだ。 つまり、子供は父親とも母親とも同じ時間だけ生活する事になる。 ベルギーでは、共働きの家庭が多いので、別れてからもフルタイムで働いているシングルファザー・マザーが多い。 両親は、子供が自分と一緒にいる時の生活費を払う。 なので、両親の給料にあまり差が無く、子供が両親と過ご

          養育費が存在しないベルギー

          フランス人男性のハンガーストライキをきっかけに考えたこと

          皆さんは、フランス人男性ヴィンセント・フィショさんが「子の連れ去り」被害を訴えて、日本でハンガーストライキをしたニュースをご存知だろうか? 私はこのニュースをきっかけに、改めて「海外から日本への子の連れ去り」に関するドキュメンタリーをいくつか見た。 全て海外視点のドキュメンタリーであったが、そこには、日本に連れ去られた子供に会いたくてわざわざ日本まで来た外国人元旦那に、頑なに子供を会わせない日本人女性達の姿が映っていて、日本人の私から見ても異様だなと思う場面が多かった。

          フランス人男性のハンガーストライキをきっかけに考えたこと

          子供達に会えない日々

          外国に住むという事は、色々なカルチャーショックを経験するという事である。 そして、それを受け入れながら生活していかなければいけない。 離婚において私の一番のカルチャーショックは、子供の「親権」に対する考え方だった。 日本は「単独親権」。 離婚後、子供はどちらかの親と一緒に住む事になる。 親権を持つ親が子供に関する事を決められる権利を持ち、親権を持たないもう片方の親とは疎遠になっていく事も珍しくはない。 私にも日本でシングルマザーをしている友人がいるが、父親とは月1

          子供達に会えない日々

          両親一緒に暮らした事のない息子

          私は娘が2歳半の時に、元旦那の浮気がきっかけで離婚する事になった。 その時はまだ、誰も息子の存在に気付いていなかった。 私でさえ、自分の妊娠に全然気付いていなかったのだ。 2人目の子供はずっと欲しいと思っていた。 だけどなかなか出来なかったので、まさかこのタイミングで妊娠しているとは夢にも思っていなかったのだ。 無事に弁護士が見つかって、精神的に支えてくれていた同僚にその報告をしていた時。 「そういえば生理が来てないんだよね〜」と何気なく同僚に言った。 多分スト

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          紙切れ1枚じゃ終わらない・・・ベルギーでの国際離婚

          旦那が自宅に帰ってくると妻の姿は無く、机の上には離婚届と結婚指輪が・・・ よく日本のドラマで見る光景である。 私の場合、元旦那の浮気が発覚した後、彼の弁護士から手紙が届いた。 手紙の内容はよく覚えていないが、「元旦那が離婚を希望しているので、至急弁護士を立てて下さい」というような内容だった。 元旦那が浮気していた事、そして離婚を切り出された事、それだけで相当な精神的ダメージを受けていた私だが、この1枚の手紙がトドメを刺した。 ベルギーでも、お互いに全ての条件に同意し

          紙切れ1枚じゃ終わらない・・・ベルギーでの国際離婚

          シングルマザー的はたらき方

          私はベルギーで2児のシングルマザーをしている。 ベルギーは2組に1組の夫婦が別れると言われているほどの離婚大国であって、シングルマザー&ファザーも珍しくない。 そんなベルギーでは、家族の時間を大切にする人が多く、残業する人も少ない。 私の会社は、18時にはもうほとんど誰も残ってないという状態である。 遅くまで残っていると「えっ大丈夫?そんなに仕事出来てないの??」というレベルである。 だからこそ、ベルギーではほとんどのシングルマザーがフルタイムで働いている。日本より

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          強くなりすぎた弊害?ヒゲが生えてきちゃった件について

          「海外生活」と聞くと、海外ドラマのようなキラキラした生活を思い浮かべる人も少なくないと思います。 実際に私も、海外で住めるなんで素敵〜羨ましい〜と言われる事が多々あります。 そして何より私自身、幼い頃から海外生活に憧れていて、小学校の卒業文集に「夢は海外移住‼️」と書いていたくらいです。 が、しかし!!!! 海外で住むと言うことは、楽しい事と同じくらい、いやそれ以上に大変な事もたっくさんあります。 だって考えてみてくださいよ? 離婚理由の上位を占める「価値観の違い

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          やっぱり不公平だと感じてしまうんです

          ベルギーという国は、浮気しても慰謝料という概念はありません。 それは、夫婦どちらかが浮気すると言う事は、それまでに夫婦関係が破綻していたからで、夫婦両方の責任だと考えるからです。 だから、浮気は離婚の理由になるだけで、それによって離婚の条件が私にとって有利に働く訳ではありません。 浮気=慰謝料が当たり前な日本で育った私は、慰謝料が無いというだけでえっ?はーっ!?って感じでしたが、私が不公平に感じるのは慰謝料が無かったからだけではありません。 実は私、日本で住みたくても

          やっぱり不公平だと感じてしまうんです