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あの頃には戻りたくない

元旦那の浮気が発覚し、離婚を言い渡され、別居をし始めてから、今月でもう3年経った。

浮気が発覚してから別居がスタートするまで1週間。驚くほど短い間で人生が大きく変わったけれど、今考えると人生で1番長い1週間だったと思う。

なぜか私は、元旦那の浮気が発覚してからの状況を全て詳細に記録していた。

悲しすぎて泣きすぎて精神的に大変な状況だったのだが、元旦那に言われた事や彼の行動を、日付や時間と共に詳細に記録していたのだ。笑

この記録も後々裁判所に提出する資料として役に立ったのだが、その時は裁判するなんて考えも全くなかった。

これが人間の本能なのか。笑 

だけど、その時の自分の行動は、今考えてもすごいと思う。

裁判が始まってからは、自分の議論に根拠を持たせる為には証拠が必要だと理解していたので、彼とのメッセージのやり取りなどで重要な箇所は全てスクリーンショットしていた。

その証拠のデータは今も残してあるのだが、久しぶりに読み返してみて、改めてあの頃には戻りたくないと心底思った。

お互い話し合いで解決出来ないから裁判をするのだが、あの頃の私達は不必要にお互いを傷つけて、不必要に攻撃的だったと思う。

読み返してると、今でもすごく苦しい気分になるくらいだ。

あの頃は彼の不当性を証明する為に提出した証拠で、彼が100%悪いと心底思っていた訳だが、今読み返してみると、私も相当な事を言ってたんだなと気付く事が出来た。

3年経った今も彼との関係は脆くて、どちらかが攻撃的になれば簡単に崩れてしまうと思う。

だからこそ、そうならないように、あの頃には戻らないように、お互いに最低限のリスペクトを持ってコミュニケーションを取れるようにはなったと思う。

ベルギーは特殊らしく、最終的な判決が出ても、子供の事に関して合意出来なければ、何度でも裁判出来るシステムだ。

だからこそ、話し合いが出来ない親は、何度も裁判で戦わないといけない事になる。

前にも書いたが、裁判をすればするほど、神経を擦り減らし、お金を使い果たし、両親の関係が悪化する。

そして裁判地獄から抜け出せなくなる。

私も元旦那も幸いな事に、今のところ裁判はもうしたくないという気持ちは同じだ。

3年経った今でも私の傷はまだまだ癒えていないし、元旦那との関係性で悩む事もある。

全然進歩していないように感じる事もあったけれど、元旦那との昔のメッセージのやり取りを読み返してみて、確実に成長しているなと感じる事が出来た。






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