もみじ

日々の思考とアイドルについてなど

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  • 推しメンアドベントカレンダー2023

    女性地下アイドルのオタクによる、推しメンへの公開ファンレター企画

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    女性地下アイドルのライブに通う女オタクの体験記

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推しとオタクの双方向な感情と、一方通行な行動

アイドルにせよ、俳優にせよ、「現在進行形で生きてる人間を推す」ことを続けることは、とてもとても難しい。こと、推しとの距離が近ければ尚更だ。 なぜなら、相手は神ではなく、自分と同じように感情のある人間で、接する距離が近ければ近いほど、相手からも「見ている姿」が見られてしまい、自分の一挙一動が相手の感情を動かしてしまうからである。 ---------------------------------- たとえば、私が一昨年の末から推してる、地下アイドルのちゅんちゃん。 とても大

    • 推しメンアドベントカレンダー6日目|ちゅん(ex じゅじゅ)

      アイドルオタクによる推しメンアドベントカレンダー、最終日! 今日は私がアイドルオタクになったきっかけである、元じゅじゅのちゅんちゃんについて。 プロフィール名前    chun(ちゅん) Twitter   @_chunpi Instagram @_chunpi TikTok   @_chunpi 2017年にアイドルグループ「じゅじゅ」のメンバーとしてデビューして、5年弱の活動期間を経て卒業したちゅんちゃん。 完成度が高すぎるドールメイクと、生きづらさに関する共感性

      • 推しメンアドベントカレンダー5日目|ネ兎ねう(キングサリ)

        アイドルオタクによる推しメンアドベントカレンダー、5日目! 今日はキングサリのネ兎ねうさんについて。 プロフィール名前     ネ兎ねう(※ソロ活動は”ねうちゃん”名義) 所属グループ キングサリ 担当カラー  紫​ Twitter    @kingsari_neu Instagram   @nunuqn note     nunuqn 2022年結成の「キングサリ」のおまじない担当、ねうちゃん! キングサリはアーバンギャルドや空想委員会などが楽曲提供しているグループで

        • 推しメンアドベントカレンダー4日目|小笠原唯(Finger Runs)

          アイドルオタクによる推しメンアドベントカレンダー企画、4日目! 今日はFinger Runsの小笠原唯さん。 プロフィール名前     小笠原 唯(おがさわら ゆい) 所属グループ Finger Runs 担当カラー  赤 Twitter    @YUI_FIRS Instagram   @_yuichankawaii_ TikTok    @makerunawatashi note     @ogasawarayui テクノとバンドサウンドを組み合わせた音楽ジャンル・

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          推しメンアドベントカレンダー3日目|増田葵奈(situasion)

          アイドルオタクによる推しメンへの公開ファンレター企画、3日目! 今日はsituasionの増田葵奈さんです。 プロフィール名前     増田葵奈(ますだあいな) 所属グループ situasion 担当カラー  紫 Twitter    @situasion_aina Instagram   @masuda_aina TikTok     @tabekko_aina プログレでバキバキな楽曲からアイドルらしい自己紹介ソングまでを歌い踊りこなすアイドルグループsituasi

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          推しメンアドベントカレンダー2日目|BELLRING少女ハート

          アイドルオタクによる推しメンアドベントカレンダー、2日目! 今日は、現体制のBELLRING少女ハートについて。 プロフィールBELLRING少女ハート(ベルリン少女ハート) メンバー:葵 みと(あおい みと)      服部 つばめ(はっとり つばめ)      東雲 こずゑ(しののめ こずえ)      瀬名 姫羽(せな ひめは)      冨永 咲良(とみなが さくら) Twitter:@BRGHead BELLRING少女ハートことベルハー

          推しメンアドベントカレンダー2日目|BELLRING少女ハート

          推しメンアドベントカレンダー1日目|朝桜もも(十六夜ポラリス)

          アイドルオタクによる推しメンアドベントカレンダー、初日! 今日は十六夜ポラリスの朝桜ももさんについてです。 プロフィール名前     朝桜 もも(あさくら もも) 所属グループ 十六夜ポラリス 担当カラー  ピンク Twitter    @blossom_m3 Instagram   @inu_nyan3 note     @asakura_momo 朝桜ももさんは、元じゅじゅのゆらねちゃんがプロデュースする「十六夜ポラリス」の初期メンバー。 十六夜ポラリスの楽曲「キ

          推しメンアドベントカレンダー1日目|朝桜もも(十六夜ポラリス)

          推しメンアドベントカレンダー0日目|予告編

          こんちには!東京で地下アイドルのオタクをしているもみじと言います。 普段noteではTwitterのTLに流すのは自分的にはNGな話題(自意識と感情についてとか)についてを延々と書くのに使っていて、頑なに「ブログ」って呼んでるのだけれど、クリスマス近いしたまにはnoteっぽいことしたいなと思って今回企画しました。 題して、 アイドルオタクによる、大好き大切なアイドルへの公開ファンレター企画(通称:推しメンアドベントカレンダー2023) です! この手のアドベントカレンダ

          推しメンアドベントカレンダー0日目|予告編

          わけもわからず、好きだった

          高校生の頃に大好きで人生のぜんぶだったバンド、椿屋四重奏。 2011年に解散してしまったけれど、1stアルバム発売20周年を記念して、この夏限定で「椿屋四重奏二十周年」名義で活動することになったので、もちろんチケットを取った。 私がライブを見に行ったのは椿屋の解散報告から12年7ヶ月も経った、8月11日の仙台。 仙台は椿屋が結成された街であり、12年7ヶ月前にカウントダウンライブ・SENDAI SUNRIZEが行われた街でもあった。 当時まだ高校生だった私が行きたくても行け

          わけもわからず、好きだった

          最高で最悪なタイミングで出会った推しの話

          いろんなオタクとして20年くらい生きてきて、出会うタイミングによっては「推し」として心のド真ん中に据えるほど好きになることもあれば、認知しつつもスルーしてしまうこともあるよな、と思っている。 そんな考えから人生を振り返ると……いや、振り返る必要なんてないくらいには、いちばん最高で、いちばん最悪なタイミングで出会ってしまった「推し」として真っ先に頭に浮かぶものがある。 ロックバンド、椿屋四重奏だ。 椿屋四重奏は歌謡曲の要素を取り入れた、むせかえるような色気が魅力のバンドだ

          最高で最悪なタイミングで出会った推しの話

          人体、臨終の瞬間に自然発火したらいいのに

          連日の猛暑が一転し、肌寒い日々がはじまった9月の初旬、母親からLINEが届いた。 おはよう!  突然ですがおじいちゃんが亡くなったそうです。 父方の祖父の訃報だった。 LINEが届いたのは仕事中だったので、上司に「身内が亡くなったので、忌引きを取る可能性がある」ということを伝えた。 すると、そのとき直近の日程に仕事のアポイントが入るかもしれないタイミングだったので、「もし告別式とアポイントが被ったらどうするのか」と問われて、「そしたら告別式に行かなくてもいい理由になるか

          人体、臨終の瞬間に自然発火したらいいのに

          システムと個体性

          とある平日の昼間、仕事を休んでスーパー銭湯に行った。 はじめてきちんと交互浴というものをしたのだけれど、サウナで蒸したり、水風呂で冷ましたりを繰り返していると、自分の体がまるで調理中の鶏肉みたいに思えてきて愉快だった。 浴室にある無数の肉体はこんなにも無防備で、精肉コーナーを眺めている気分になるのに、外に出れば服だけでなく仕事や家庭内での役割も纏うのかと思うと、なんだか不思議だ。 そのあと、コロナウィルスのワクチン接種に行ってきた。 大手町の大規模接種センターで受けたのだけ

          システムと個体性

          2年半かけて作品が生活に染みついた話(違国日記7巻に寄せて)

          ヤマシタトモコさん『違国日記』7巻が発売された。後半の、朝が”世界”との関わり方について考える描写が、自分がふだん意識していることと重なるように感じて、読んでいて涙がこみ上がってきた。 そのときふと「そういえば、1巻読んだときはこの漫画に自分と等身大のキャラクターがいなかったよな」と思い出した。当時のツイートを探してみたら、こんなことを書いていた。 違国日記読んでたら、はやく三十路になりたい願望がめちゃくちゃ強くなった。朝に自己投影するような年齢でもないし、かといって槙生

          2年半かけて作品が生活に染みついた話(違国日記7巻に寄せて)

          「誕生日おめでとう」をこじらせた

          先日、誕生日を迎えた。 その日はたまたま職場の朝礼の時間に出社する用事があったので(朝礼してるのは他の職種なので、普段はもう少し遅い時間に着いてる)、朝礼のついでに誕生日を同じ部署の人たちから一斉に祝われてしまった。そのこと自体は有難いのだけれど、「誕生日おめでとう」という言葉になんだか引っ掛かりを覚えてしまった。 そもそも、「誕生日おめでとう」って言葉は、何を祝っているんだろう。 この世に生を受けたことを祝っているなら、生まれてから何十年経っても「おめでとう」と言うのは

          「誕生日おめでとう」をこじらせた

          映画『はちどり』を見て──かつてウニだった私の話

          先日、4ヶ月ぶりに映画館に行った。自分のことをフットワークが軽い方だと思っていたけれど、緊急事態宣言開始あたりからほぼ毎日在宅勤務で、「会社帰りに寄る」ということができないと、こんなにも出不精になるんだなと驚いた。 そうして4ヶ月ぶりの映画館で見たのは、韓国映画『はちどり』だ。 簡単にあらすじを書くと、家父長制が非常に色濃い1994年の韓国社会に生きる少女・ウニが、家庭も学校でも安心して過ごせずフラストレーションを抱えるなかで、通っている塾のクラスを新しく担当してくれた女性の

          映画『はちどり』を見て──かつてウニだった私の話

          家で過ごしながら感じること

          4月頭くらいから感じていることを手短に。 ◇ 緊急事態宣言が出たあと、さすがに街から人は減ってきたけれど、家族連れが多い。多すぎる。妻がスーパーに行くのに、ただ外に出たいからとついてくる旦那が多すぎる。せめて、袋詰めするための限られたスペースに、ボーっと突っ立っつのは勘弁してほしいなと思った。 せっかく「結婚するのもしないのも自由」みたいな価値観が広がりつつあったのに、必要最低限の外出しかできないいま、また「家族がいちばん」みたいな感じな揺り戻しがあるんだろうな〜〜〜嫌だ

          家で過ごしながら感じること