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佐伯真洋です。SFを中心に執筆中。ジブリ、ディズニー、ハリポタ、絵本をこよなく愛する。…

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佐伯真洋です。SFを中心に執筆中。ジブリ、ディズニー、ハリポタ、絵本をこよなく愛する。第4回〜6回日経星新一賞の最終候補、および第11回創元SF短編賞の最終候補。第一回かぐやSFコンテストで読者賞を受賞。画像はNASA Image of the Dayより。

記事一覧

近況報告

かぐやプラネット ここ一年ほど日々の生活でいっぱいいっぱいになってしまい創作を休んでいました。  唯一、今年の一月にバゴプラさんのかぐやプラネットに「月へ帰るま…

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3年前
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赤富士の記憶

 さいしょのころぼくはただくらやみに抱かれていて、頭がはっきりするまでに三十時間ほどかかった。でもぼくが眠っていたのはもっとずっと、気のとおくなるほど長い時間だ…

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3年前
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「Becoming a mother」(原題:「母になる」)がWelkin Magazineに掲載決定

このたび、Toshiya Kameiさんの翻訳で「Becoming a mother」がWelkin Magazineに掲載されることになりました。 日本語版も公開しますので読んでいただけると嬉しいです!1…

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3年前
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第一回かぐやSFコンテスト 読者賞『いつかあの夏へ』

バゴプラさん主催の第一回かぐやSFコンテストに応募した『いつかあの夏へ』が読者賞をいただきました! ということで、400字ほど加筆した詳細バージョンを公開いたします。…

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4年前
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『青い瞳がきこえるうちは』 (第11回創元SF短編賞 最終候補作)

2020年は新人賞にチャレンジしてみよう!と思って1月14日締切の第11回創元SF短編賞に応募し、最終選考まで残していただきました。 応募した小説は、第6回星新一賞の最終…

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4年前
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『母になる』(第4回日経星新一賞 最終候補作)

2016年に書いた小説で、これは自分の人生初のSF小説ですね。 星新一賞は第一回開催時に日経新聞の広告で知りました。グランプリの『「恐怖の谷」から「恍惚の峰」へ〜その…

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4年前
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自己紹介

はじめまして!MAPです。noteはじめました。 SF小説を書いてTwitterに生息しています。 2016年に小説の執筆をはじめ、これまでのSF公募歴はこんなかんじです。 第4回 日…

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4年前
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近況報告

かぐやプラネット ここ一年ほど日々の生活でいっぱいいっぱいになってしまい創作を休んでいました。
 唯一、今年の一月にバゴプラさんのかぐやプラネットに「月へ帰るまでは」を掲載してもらいました。(これもコーディネーターの井上彼方さんに8回くらい泣きつきながら書き上げた)

超短編アンソロジー「てのひらのうた」 先日は「てのひらのうた」という紅坂紫さん編集の超短編アンソロジーに参加しました。
 翻訳家の

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赤富士の記憶

赤富士の記憶

 さいしょのころぼくはただくらやみに抱かれていて、頭がはっきりするまでに三十時間ほどかかった。でもぼくが眠っていたのはもっとずっと、気のとおくなるほど長い時間だったはず。
 深いみなぞこでのびをする。水がぎちぎちまとわりついてきて、光は遮られ、ぐるりと回転すればどちらが上なのか、もうわからなくなる。
 丸いあぶくを吐いて食べる。ぼくの記憶のいちぶだったみたい。
 ぼくは上へと合図をおくった。それが

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「Becoming a mother」(原題:「母になる」)がWelkin Magazineに掲載決定

「Becoming a mother」(原題:「母になる」)がWelkin Magazineに掲載決定

このたび、Toshiya Kameiさんの翻訳で「Becoming a mother」がWelkin Magazineに掲載されることになりました。

日本語版も公開しますので読んでいただけると嬉しいです!15分ほどで読める長さです。

この作品は2016年に書いた私のはじめての小説で、星新一賞の最終候補作でもあります。

いま同じテーマで書くとまた違ったものになるんだろうなと思いますが、自分で好

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第一回かぐやSFコンテスト 読者賞『いつかあの夏へ』

第一回かぐやSFコンテスト 読者賞『いつかあの夏へ』

バゴプラさん主催の第一回かぐやSFコンテストに応募した『いつかあの夏へ』が読者賞をいただきました!
ということで、400字ほど加筆した詳細バージョンを公開いたします。(これを完全版にするかどうかは迷いちゅう)

かぐやSFコンテストについて・SF記事を紹介するサイトのバゴプラ主催
・第一回のテーマ 「未来の学校」
・制限字数 2,000字〜4,000字

既存のSF賞である日経星新一賞、創元SF短

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『青い瞳がきこえるうちは』 (第11回創元SF短編賞 最終候補作)

『青い瞳がきこえるうちは』 (第11回創元SF短編賞 最終候補作)

2020年は新人賞にチャレンジしてみよう!と思って1月14日締切の第11回創元SF短編賞に応募し、最終選考まで残していただきました。

応募した小説は、第6回星新一賞の最終候補になった『台上の郷夢』(このタイトルめっちゃ気に入ってたのに、けっこう「ダサい」って言われてショック……)を大幅に改稿・加筆したものです。

※こちらの短編は2022年6月22日刊行の「新しい世界を生きるための14のSF」に

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『母になる』(第4回日経星新一賞 最終候補作)

『母になる』(第4回日経星新一賞 最終候補作)

2016年に書いた小説で、これは自分の人生初のSF小説ですね。

星新一賞は第一回開催時に日経新聞の広告で知りました。グランプリの『「恐怖の谷」から「恍惚の峰」へ〜その政策的応用』がめちゃくちゃに面白く、印象的でした。

当時は他に知っている賞もなく、SFのショートショート挑戦してみたいな、と思って第4回の星新一賞の締切当日に電車に乗りながら三時間くらいで書いたのを覚えています。はじめて公募に出し

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自己紹介

自己紹介

はじめまして!MAPです。noteはじめました。

SF小説を書いてTwitterに生息しています。

2016年に小説の執筆をはじめ、これまでのSF公募歴はこんなかんじです。

第4回 日経星新一賞
 『母になる』最終選考にて落選
第5回 日経星新一賞
 『特異点恐怖』最終選考にて落選
第6回 日経星新一賞
 『台上の郷夢』最終選考にて落選
第7回 日経星新一賞
 『conductor』予選で落

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