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【妊娠日記②】心拍確認の日

こんにちは!こんばんは!!まにょです!!!

最近のまにょはというと、「妊娠しているから」ということにかまけて、毎日無気力で過ごしています!!!!!!!!!!!!!!(そんな堂々と言うことではないしっかりしろ)

なんにもやる気がでない!!!なにもしたくない!!!!許されるのであればずっとベッドでゴロゴロしていたい!!!!!!!!!(許されません)

これも多分全部ホルモンバランスが乱れているせい!!!!!!!!!!!!(いい加減にしろ)


昨日は2回目の産婦人科受診でした!
(得意の急激な話題転換)

目的は、心拍確認。

2週間前のちょうど5週0日にあたる日に胎嚢確認を行い、「次は2週間後心拍が確認できるかみてみましょうね」と言われ。

本当に長くて長くて長い2週間でした。
(まぁ一度里帰り出産予定の産婦人科に受診はしていますが。それももう10日前の話)

ネットには情報が溢れすぎていて、何が本当か、どういう状態が危なくてどういう状態だと問題ないのか全くわからない。

ただただ我が子がお腹の中で無事に育っていてほしい。

それだけを祈った2週間。


心拍確認には、夫もついてきてくれました。

心拍確認が胎嚢確認の次の大事なポイントだよ、と夫には伝えていたため、

「俺も心拍確認は一緒にいくよ(๑╹ω╹๑ )会社休みとる(๑╹ω╹๑ )」
と、夫自ら申し出てくれました。

「まにょちゃん水分もっていきな(๑╹ω╹๑ )!!暑いよ(๑╹ω╹๑ )!!なにのむ(๑╹ω╹๑ )??ジンジャーエール(๑╹ω╹๑ )???俺入れといてあげるよ(๑╹ω╹๑ )」

クリニック当日、私が持参しなければいけない荷物も準備してくれる夫。
(最近水をのむのが億劫で、炭酸系かOS1をよく飲んでいます)

あまりに優しくて、この人の赤ちゃんが私のお腹の中にいるのが本当に嬉しくて。無事でいてほしいという願いと不安は強くなるばかりでした。

その日の産婦人科の待合室は見事に女性のみでした。(前回は男性もちらほら。)

「いづらくない?大丈夫?」
「大丈夫大丈夫(๑╹ω╹๑ )
まにょちゃん体調大丈夫(๑╹ω╹๑ )??」
「不安すぎて喉渇いた」
「ジンジャーエール飲みな(๑╹ω╹๑ )」
「うん・・・・・・」
「きっと大丈夫だよ(๑╹ω╹๑ )
あ、担当の先生の名前なに(๑╹ω╹๑ )??」
「あ・・・・・なんだっけ、ちょっとまって確認する」
「まにょちゃんそういうのはちゃんと覚えておいたほうがいいよ(๑╹ω╹๑ )!◯◯先生こんにちは!って挨拶するだけで印象も違うよ(๑╹ω╹๑ )フフ」

私は、夫のこういうところが大好きだ。

「俺先生に挨拶だけするね(๑╹ω╹๑ )」
「心拍見ないの?」
「うん(๑╹ω╹๑ )挨拶だけちゃんとしたくて(๑╹ω╹๑ )」

こういうところも大好きだ。


「まにょさんどうぞ〜〜〜〜」


私の名前が呼ばれる。

心臓がドクンと鳴る。


夫も一緒に診察室に入る。

「◯◯先生(๑╹ω╹๑ )!!ご挨拶だけさせていただきたくて・・・・・・(๑╹ω╹๑ )!!まにょの夫の◯◯と申します(๑╹ω╹๑ )!!!どうか・・・どうかうちの奥さんをよろしくお願いします(๑╹ω╹๑ )!!!!!」

そう、深々と頭を下げる夫。

先生も立ち上がって、

「ご丁寧にありがとうございます」とニコニコと笑っている。後ろの看護師さんも、ニコニコと笑っている。


夫の笑顔が、診察室内に広がる。


夫が誇らしくて、また心がじゅわりと温かくなる。


「せっかく来てくださったんだから、旦那さんも一緒にお話聞かれませんか?」と先生が笑いかけてくれる。

「・・・・・・はいっ(๑╹ω╹๑ )!!」

夫は少し緊張している様子だった。


2人で椅子に座り、先生の話を聞く。

「このまえはたぶん5週に入ったくらいだったから、そろそろ赤ちゃんの心臓がぴょこぴょこ動いているのを確認できる頃になります。今日はそれを確認していきますね。まにょさんはつわりとか出血、腹痛とか、そんな症状はありましたか?」

そう、簡単な問診を終わらせて。

「じゃあお腹の赤ちゃんみていきますね。旦那さんも一緒にみられませんか?」


夫は一瞬ビクっとして。

「・・・・・・・(๑╹ω╹๑ )キョトン」としていた。

「見ていく?私は全然いいよ。脚ぱかーんって開いてるけど・・・・・・笑」

「・・・・・・いや俺はいいです(๑╹ω╹๑ )最後、終わったら一緒に話聞かせてください(๑╹ω╹๑ )」


「そうですか」と、先生は子供に笑いかけるように、優しく笑っていた。


「じゃあ旦那さんはい一旦待合室で待っててくださいね。で、まにょさんは隣の部屋に移動してもらって。赤ちゃんの確認が終わったら、奥さんが旦那さん呼びに行ってもらって、それから一緒に説明しますね。」

看護師さんも優しく笑ってそう話す。


夫のおかげで、診察室はずっと温かかった。


そして夫は待合室へ、私は診察室へ。


心が震えていた。

診察の準備をしながら、(どうか・・・・・・・どうか・・・・・・心拍確認できますように・・・・・・・)と、心から祈った。

「じゃあ診察始めますね〜機械いれます。」

「お願いします」と、冷静に返事をするけど、心はずっと震えたままだった。

「・・・うん、出血とかはなく綺麗ですね。そしたら次赤ちゃんみていきますよ〜〜〜」

そうして、先生が超音波の機械を入れた。


どうか・・・・・・・・どうか・・・・・・・


どうか・・・・・・・・・。



「・・・・・・・まにょさんここ、ちっちゃいけど見えるかな?」


・・・・・・・え??


モニターを見る。


「ここ、ちっちゃい心臓がぴょこぴょこ動いてるの、見えますか?」



白黒の画面をよく見ると、赤ちゃんと思われる白い丸の塊の一部が、ピョコピョコと動いていた。


「赤ちゃんの心臓、動いてますね。」



その時、自然と涙が溢れた。


じゅわっと、滲むように涙が溢れた。


「・・・・・・・よかった・・・・・・・っ」と、先生に泣いてることを知られないよう必死に返事をする。


「心拍は問題なさそうだし、大きさは・・・・・・・。うん、まだちっちゃいけど、これくらいの週数なら順調ですよ。・・・・・・胎嚢の大きさも・・・・・・大丈夫。うん!!!順調ですよ〜〜〜これで診察終わりますね、お疲れ様でした〜〜〜〜」


安堵の涙で、「ありがとうございます」と返事をするのが精一杯だった。


赤ちゃん、育ってるんだ。私のお腹で、ちっちゃい心臓がバクバクと動いているんだ。私、お腹で赤ちゃんを育てているんだ。

胎嚢確認のときは、「・・・・・・・妊娠??」と、いまいち実感も湧かなくてどこか現実味がわかなかったのだけれど、心拍確認は全然違った。


一気に「命」が私に押し寄せた。


「まにょさん着替え終わったら待合室の旦那さん呼んできてもらって、それからまた診察室きてくださいね〜〜〜」

そう看護師さんが話してくれるけど、押し寄せる命の重さと安堵で、うまく返事ができなかった。


早く、早く夫に知らせたい。

間違いなく私たちの赤ちゃんが私のお腹の中にいて、まだ5mmという小ささなのにもうドクドクと心臓を鳴らしているこの尊さを、夫と共有したかった。

だけど、待合室に夫はいなかった。

どこを探しても夫がいない。


・・・・・・なぜ。

電話しようかと思ったけれど、たくさんのお腹の大きい妊婦さんが私の目に入った。大きなお腹をかかえて、診察を待っている。

少しでも早く終わらせないとという気持ちになって、私1人診察室に戻った。


「夫がいません。私一人で聞きます。」

そう言うと、先生も看護師さんもまた笑っていた。

「旦那さん、いいの??笑」と、看護師さんが再度確認してくれる。

「他にもたくさん妊婦さん待ってるので・・・・・・・大丈夫です」


そう言って、結果を知らせてくれた。

「赤ちゃんの大きさは、5.4mm。袋(胎嚢)の大きさは27mmくらい。3センチ近いですね。大体今7週くらいで間違い無いと思いますよ。生理周期の方から日数を考えても、3日分くらいしか大きさはずれてないから、これくらいならもう順調といえます!!!心拍もちゃんと確認できたし、心配しなくていいですよ。」

「ありがとうございます・・・・・・・(半泣き)」

「次は母子手帳をもって来てくださいね。

「ぼ、母子手帳?!?!もうもらいにいっていいんですか?!?!?!」


私があまりに嬉しそうに聞き返したんだと思う。


「ふふっ。いいですよ・・・!!!!!!!!」


先生は、力強く、そして優しく返事をしてくれて。


その返事にまた涙を堪えるのに必死だった。


次の予約をとって、無事に診察は終わった。


診察を終え待合室に行くと、まだ夫の姿はなかった。

どこにいったんだろう・・・・・・?と産婦人科をあとにして階段の方に向かうと、そこに夫がいた。


「まにょちゃん・・・・・・(๑╹ω╹๑ )!!!!」

「どこおったん???夫くんおらんかったからもう全部終わっちゃったよ」

「えっ(๑╹ω╹๑ )!!はや(๑╹ω╹๑ )!!俺もっと時間かかると思ってて・・・・・・(๑╹ω╹๑ )

・・・・・・・そわそわして座ってられなかった・・・・・・(๑╹ω╹๑ )」


このとき初めて、夫も不安だったということに気付いた。

毎日毎日、

「大丈夫だよ(๑╹ω╹๑ )!」
「あんまり不安になる情報見ちゃだめだよ(๑╹ω╹๑ )!!」
「心配しすぎるのもよくないよ(๑╹ω╹๑ )!!!」
と私を励まし続けてくれた夫。

私は実際にお腹に命を宿してる身だから夫より不安になるんだ!!と割り切っていたけれど、それは私の大きな間違いだった。


我が子の親である夫も、私と同じように不安だった。

「もう・・・・・・(๑╹ω╹๑ )座ってられなくて・・・・・・(๑╹ω╹๑ )エレベーターの方まで歩いたり・・・・・・(๑╹ω╹๑ )階段で1階に降りてみたり・・・・・・・(๑╹ω╹๑ )あぁ俺が降りたときにまにょちゃんきちゃったのかな・・・・・・(๑╹ω╹๑ )ごめん・・・・・・(๑╹ω╹๑ )


・・・・・・・赤ちゃんどうだった・・・・・・(๑╹ω╹๑ )???」


不安そうに私に聞く夫の姿を見て、


「赤ちゃん、心臓動いてたよ」


と、にっこり笑いかけながら自然に涙が溢れた。


「ほんと(๑╹ω╹๑ )?!?!?!?!?!?!?!?順調(๑╹ω╹๑ )?!?!?!?!?!?!」
「順調順調。見て、写真」
「わ・・・・・・・・(๑╹ω╹๑ )」
「こっちが赤ちゃんで・・・・・・このへんがピョコピョコ動いてたの」
「ど・・・・・・どんな感じに動いてるの・・・・・(๑╹ω╹๑ )???」
「またあとでYouTubeとかでみせてあげるね」
「先生は問題ないって(๑╹ω╹๑ )??」
「うん、なにも心配いらないって。母子手帳ももらってきていいって!」
「よかった・・・・・・・よかった(๑╹ω╹๑ )!!!」
「嬉しいね、私も泣いちゃったよ」
「まにょちゃんも母性が芽生えてるね(๑╹ω╹๑ )クスクス」
「ほんとだね、お母さんだよね」


絵に描いたように、温かい空間だった。



「最高の結婚記念日だね(๑╹ω╹๑ )」


そう、この日は、私達夫婦の結婚記念日だった。


ちょうど1年前のこの日、私達は一緒に区役所に行き、夫婦となった。


そしてちょうど1年後、

同じ区役所で、赤ちゃんの心拍を確認し、母子手帳をもらうこととなった。


「結婚記念日の日付で母子手帳ほしいから、今日もらいにいってくる!!!」

「いいね(๑╹ω╹๑ )俺は仕事行くけど、大丈夫(๑╹ω╹๑ )??」

「大丈夫だよ、休みとってくれてありがとね嬉しかった」

「うぬ(๑╹ω╹๑ )!!じゃあお昼ご飯だけたべて、いこっか(๑╹ω╹๑ )」


あまりにもできすぎた結婚記念日だった。


1年前の自分に伝えてあげたい。


あなたが夫婦として歩んでいくと決めたその相手は、本当に最高な夫になると。最高な人生のパートナーになると。1年間喧嘩をすることもなく、本当に穏やかで優しい時間を過ごせると。


そして1年後、同じ場所で、


最愛の夫との間に宿った我が子の心拍を確認し、


その我が子の母子手帳を、


同じ場所でもらうことになると。



まにょ。


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