クズ人間を経験してみた結果
母が死んで店を閉め、完全に見失ってしまってから早4ヶ月。
御人に助けられ助けられ、笑顔で日々過ごせているものの。
片付けの海にダイブすると、はたまたもうお先真っ暗である。
空き家と化してしまった母の実家、
おじいちゃんとおばあちゃんのおうちを片付け始めて1週間と1日目の今日。
予定の7時には目覚めず、時計をみたら9時前。
ああ、またやってしまった…
そしてふたたび目を開けると11時過ぎ。
あぁ..
そしてふたたび、13時前。
ああもうダメだ…
そして16時前。
寒い、だが背中が痛い。
むくむくと身体を起こしてその場に立つと、
目の前には紅い山が神々しい程に照らされていた。
「生きてるのにな…」
そのあとはパジャマのままとりあえず座り、
とりあえず出品していく。
0円、0円、0円、、、
そのまんま夜を迎え、家
の真ん中に突っ立ったたまま、無の時間。
「うわ、このまんまじゃあかん!」
そう思って、"ごはんだけでも食べよう!"
なんて思うけど、
何にも頑張ってもしない自分にごはんなんて。
なんて思ったら、火も使わないどころか
包丁も食材すらも手に持てず、
結局ごはんも無理だった。
姉から
「温野菜やけど、食べに来る?」
ってLINEが入ってたけど、
もうごめんなさい。
朝はコーヒー、夜はお酒を注ぎ、
祖父・母・猫のリタと乾杯をし、お話をする。
それすらも出来なくて
ただ手を合わせて 「ごめんなさい」
一番自分が自分を労ってあげないといけないのに、
そんな自分に言うのもどうかと思うけど。
ああ、これこそクズ人間だわ。
そう思ってしまった。
今のわたしの課題は
体内時計を戻すのが優先か、
心を労わるのが優先か、
どちらだろう。
ただ、体内時計を戻して、
「またやってしまった…」
というネガティブ思考から離れさえすれば
好転するのではないかと思う。
よって、体内時計を戻すより、
心を労わるより、
幼少期からどうも苦手である
「朝起き」
やはりこれをどうにかしないといけないのだと、
なんだかひとりで勝手に解決した。
爆音アラームとスマホ3台で起きれないわたしの体内時計は一体どうなっているのか。
明日は4時に起きて、ちゃんと生きて、
クズ人間から脱出したい。
つづく