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イチ言語聴覚士が独立を決めた理由(後編)

こちらは後編です! 前編の記事はこちらからどうぞ。


前編では開業はしたい…けどリスクも高くて踏み出せない…というお話をしました。
ではどうしてこのたび開業に踏み切ったのか! 血迷ったのか!

まあ理由はやっぱり一言じゃ言いきれないんですけど…挙げていくなら以下の感じです。

  • 勤め人だと、患者さんと関わる場面以外でのストレスが多すぎた

  • 発達障害の特性を活かした方がいい、と人に言っている割に自分がAD/HDの特性を活かしきれていないと気づいた

  • 自分の得意なことを最大限活かせる場は自分で作った方が早いと思った

こんなところでしょうか。ちょっと掘り下げます。

勤め人だと、患者さんと関わる場面以外でのストレスが多すぎた

まず一つ目。これは誰しも経験していることだと思います。
僕はこれまで正規職員としては三つ職場を経験していますが…やはりそれぞれ違ったストレスはあります。

一番最初は、高齢者施設で支援相談員をしていました。
このときに思ったのは、職場と職員と利用者・家族の板挟みで、全然利用者の立場に立った支援ができていない!ということでした。
利用者とご家族の味方に立ちたくとも、あくまで施設側の人間ということでどちらかというと利用者やご家族に不都合なことを納得して頂くような仕事が多かったと感じます。

利用者とご家族のために役立ちたいなら、専門性が必要だ…!と思い、そこから言語聴覚士の学校に行き直して資格を取りました。
そして勤めたのが救急病院です。ここはめちゃ忙しく残業も多かったですが、ストレスは少なかったです。
各職員ともプロ意識が高く、みんな患者さんのために一生懸命だと感じながら働くことができたからです。
ですが、僕は県外で勤めていたため…地元に戻るために六年半勤めたところで退職を決意します。

そのあと地元に帰り、今の職場に勤めます。
以前も書きましたが、非常に狭い業界で働いているので詳細は控えさせて頂きます。
ここも基本的には良い職場だと思っています。
多くの職員は一生懸命で善良で、優しく寛大でもあります。
なんですが…一部、モンスター的な方もおり。これもよくあることなんでしょうが、その一人のために退職を決意する人も多い。
僕もその人が引き金になったうちの1人、というわけです。

以下2つはまとめて話す!

その以降の2つは関連した内容なのでまとめて話します。

  • 発達障害の特性を活かした方がいい、と人に言っている割に自分がAD/HDの特性を活かしきれていないと気づいた

  • 自分の得意なことを最大限活かせる場は自分で作った方が早いと思った

僕自身、AD/HDもちです。年齢とともにずいぶん症状は和らぎましたが、やはり根っこのところはしっかりあります。
飽きっぽいし先延ばしするし、忘れるし、注意散漫です!衝動買い万歳!机は一生片付かない!

反面、強みになる部分も根っこにあります。
新しいことが好きで、独創的で、感受性豊かで行動力がある!
自分で言っていくスタイルです!

僕は発達障害の当事者の方や、保護者の方から相談を受けたとき、強みを活かすよう伝えてきました。
そして気づいてしまいました。自分が実行してない…!
もちろんAD/HDが勤め人をやっていて全く問題はありません。むしろ社会的には賢明です。それに、AD/HDの特性を活かせる勤め先というものもたくさんあるでしょう。
ただ、自分はもっとやりたいと思っていることがあるのに、そして挑戦できる土台があるのにしていないんだな…と気づいたんです。

今回、自分の人生について改めて考える機会があったのはこれまた事情があるのですが…その話はまた別の機会に。

この後、僕が仕事に活かしたいと思った自分の長所について書いていたんですが…やっぱりこの辺にしておくことにしました(笑)
なんだか自画自賛のオンパレードみたいな記事になってしまうので…。

ともかく、自分のもっているスキルや性格、専門的知識を総合するとフリーランスになるというのはしがいがあるチャレンジだな、と感じたわけです。
雑にまとめましたが。

あと、独身だからできるというのは正直あるでしょうね…家族もちだったら踏み出せていない気がします。
ご家庭がある中でフリーランスに挑戦された、という方もおられるでしょうからそれはすごい決断であり尊敬しますが。
僕はリスクも含め自分で被れる環境にある、というのが決意できた要因として大きい気がしています。



可能な限り低価格で各種相談サービスを継続し、悩める方々の助けになれたらと考えています。サポート頂けると本気で助かりますm(__)m