GAS|指定した時刻にトリガーを設定する(誤差 ±15 分)|timeBased|newTrigger|ScriptApp|Google Apps Script|開発裏話
「マンガポスト日本版」では、Google ドライブ内に保存している「コミックス発売日情報」を参照して、その日付を基に毎日自動配信(ツイート)しています。
毎日決められた時分秒に実行しているのではなく、その日の情報量の多さに応じて自動計算し、トリガーを任意時刻に設定しています。以下はその一例です。
// 13:57
var date = new Date();
date.setHours(13);
date.setMinutes(57);
// creates the trigger
ScriptApp.newTrigger('functionName').timeBased().at(date).create();
こうすることで、決まった時刻(上記なら 13:57)に細かくトリガーを設定できるので、「正確なスケジュールが実行できる」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
GAS のトリガーには、間違いなくその時刻に実行するという機能はなく、リファレンスには以下の通りに書かれているので、注意が必要です。
Specifies when the trigger will run (plus or minus 15 minutes).
最大で「±15 分」もの誤差があります。実行時間が「13:42 ~ 14:12」となる可能性があるのです。これが、リファレンスに記載された正しい仕様です。
「マンガポスト日本版」において、今日現在、指定した時刻に実行されなかったケースは殆どありませんが、実装する際は、この「不正確さ」を念頭に入れておかなければ、思わぬ不具合になり兼ねません。
ところで、GAS のトリガーは、実行したら自動的に削除されるものではありません。ですので、以下の通り、明示的に削除しなければ、実行済みのトリガーがプロジェクト内に溜まり続けてしまいます。
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