「1を聞いて10を知る」を定量的に考えてみた
考える力、いわゆる思考力が大事なことは
どの本にも書いてありますよね。
今日はことわざをベースにした「思考力」の身に着け方を考えていこうと思います。
そもそも思考力とは
思考力って考える力って言われますよね。
まず必要なことは、「考える」という行為を具体的に定義する必要があると思っています。
考えるとは、
知識と知識を使って自分の中に新しい知識を生み出すために思いふけること
こういうことだと思うんですよね。
非常に単純なことです。
抽象的過ぎたのでこう考えると更に分かりやすいでしょうか。
こういったイメージですね。
実際自分が考えているときってこういったメカニズムかと思います。
それでは思考力を上げるためには?
こんなことわざがあります。
1を聞いて10を知る
物事の一部を聞いただけで全部を理解できる。という意味があります。
自分の身の回りにも結構多いんですよ。出来る人もできない人も。
それでは、次のお題の中で、A君、B君の考え方を通して1を聞いて10を知るを理解していきましょう。
売り上げを500万円をつくりなさい
これに対して人は頭を巡らせます。
A君はこう考えました。
よし、500万円を作るためには、ここからお仕事をもらってこれば新たに売り上げを作ることができるな。
しっかり売り上げを作るためにこのように考えました。
またBくんはこう考えました。
なぜ、このタイミングで500万円の売り上げを作る必要があるんだろう。そうか、こないだ言っていた新しい事業を起こすための事業資金用だな。
そこで500万円が早期に必要なんだな。それでは、いつまでに500万円をつくればいいんだろう。というかそもそもなんで500万円必要なのか。
この辺は上司に聞いてみよう。
その返答次第では、500万円の作り方をより早く作れるプロジェクトが必要だな。それではこのプロジェクトを採用して売り上げと作ろう。
大分、二人の考えていることに差が出ますよね。
それはなぜこのような差が起きたのか。
これは1を聞いて10を知るということの実践力差だと思います。
二人の考えの差を考慮していきましょう。
図にしてみました。
考えている量が違いますよね。
これの違いは考えるときにいろいろな知識を複合的に考えているかどうかだと思います。
A君の場合は、1に対して、1の知識のみを基に考えたので1つの物事しか生み出すことが出来ませんでした。
B君の場合は、1に対して、3の知識を基に考えたので3つの物事を生み出すことが出来ました。
1面的に物事を考えるか、多面的に物事を考えるかの差ですね。
もちろん、どの知識を基に考えるときになんでも闇雲に考えればいいというわけではありません。可能な限り正しい知識を基に考えていく必要があります。
例えばですよ、、、これではいかがでしょうか?
こうなるわけですよ。無価値な知識・正しくない知識を基に考えてしまうと、何も新しい考えが生み出せないもしくは誤った考えが出てきてしまうわけです。
とするならば「1を聞いて10を知る」は次のように考えることが出来ます。
1を聞いて10を知るには10個の正しい知識を基に考え、
10個の正しく新しい考えを出す。
これかなと思います。
正しい知識を出すためには何が必要か。
それは、本を読んだり、新しい経験をしたりと、
ひたすら知識・経験のインプットし続けることが大事です。
そして新しい考えを生み出すためには、考えることをひたすら繰り返すことです。
すると、考えも洗練されていきます。
まとめ
今日は「1を聞いて10を知る」について書きました。
これを意識することは思考力を高めていく上で非常に大事なことです。
ぜひ、今日から物事を考えるときに
多面的に物事を捉えてほしいなと思います。
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