ママちゃん

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最近の記事

海外オタク

娘は自他共に認める海外好き。映画「ハリー・ポッターと賢者の石」を字幕も読めない3歳児が映画館で寝ないでエンドロールまで観たのが始まり。ハーマイオニーに憧れて長い髪にクルクルパーマをあててハーマイオニー気分に浸っていたことも。 その後アメリカの人気ドラマ「フルハウス」や「ハイスクール・ミュージカル」「glee」を制覇し中学卒業の頃には外国人や外国の生活スタイルに対する憧れは彼女の目標へと変わっていた。高校入学して間もなくオーストラリアのパースにあるハイスクールとの交換留学の募集

    • とりあえずやってみる

      「とりあえずやってみる」が我が家の生き方みたいなところがある。 それは確実に母から私、私から娘に引き継がれている。 91歳の母は70代で始めた着物の古布で作る洋服の新しいデザインに挑戦しようとしている。 私は55歳で始めたモデルのアルバイトをきっかけに、還暦を前に美術業界からアパレル業界へ転職しようと考えている。 娘はワーキングホリデーから留学ビザに切り替えてどこにいても仕事が出来る準備を始めている。 どちらもまだ計画段階だけれど、近い将来たぶんそのようになっていく。 これま

      • こんな1日もいい

        仕事のない日の過ごし方は無計画に限る。 目覚まし時計をセットしないで起きる幸せ… でも結局いつもと同じ時間に目が覚める。 スマホをチェックしてから両手をグッと上げて寝延びをするのが目覚めの儀式。 時間を気にせずそのままうとうとする日があれば、せっかくの休みだから少しでも動きたい日もある。 今日は後者の方だけど、夕べは夜更かししてしまったから寝不足気味ではあるけれどいつでも昼寝が出来る安心感。 とりあえず起きて顔を洗い、洗濯機を回し、朝ドラを見ながら朝食を取る。 毎日朝晩の食

        • 娘のワーキングホリデー事情⑤

          娘のワーキングホリデーも残すところ3ヶ月。メルボルンシティ中心地の高層マンションで快適に過ごしていた部屋の契約が終了し、部屋探しの為に内見20件の末なんとか条件と見合った部屋へお引っ越し。立地条件、オーナーやフロアーメイトとの相性、そして家賃諸々の条件にどの物件にもプラスマイナスがある中でそこに決めた一番のポイントは家賃削減。 ワーキングホリデーが終了したら留学ビザを申請して更に一年オーストラリアに留まるといった計画からなのだ。 アパレルと語学学校の掛け持ちをしながら生活と留

        海外オタク

          いくつになっても嬉しいこと

          5月のある日、撮影アルバイトの帰りに阪神タイガースの優勝祈願で有名な神社に立ち寄った。この時期ピンク色の花が満開のコバノミツバツツジが人気なので一度見てみたいと思っていた。今年は桜の開花が遅かったこともあり濃淡のピンク色のコラボレーションが美しさを際立たせていた。昼を少し過ぎた時間でもあったのでベンチでお弁当を広げている人や、ハイキング姿のシニアグループが花の前で写真を取り合う姿があった。一眼レフを覗き込み被写体に焦点を合わせるカメラマンもいる中、私もスマホでパシャパシャと初

          いくつになっても嬉しいこと

          娘のワーキングホリデー事情④

          彼女が私に相談する時は選択に迷っているけど自分の中ではほぼ答えが出ている時。 こどもの頃からいつもきめごとは自分で決めるタイプだ。 あれからもう半年以上が過ぎ、慣れ親しんだ職場とも離れ新しい仕事探しに忙しそう。 (ワーキングホリデーは同じ所で6ヶ月以上働けないルールがあるらしい) 某ファッションブランドでラストの日にスタッフやマネージャーまでが彼女の別れを惜しみ次へのステップを応援してくれ、寄せ書きのTシャツまで頂いたと話してくれた。きっと溢れそうな涙をこらえながら笑顔でショ

          娘のワーキングホリデー事情④

          娘のワーキングホリデー事情③

          ワーキングホリデーと聞けば働きながら優雅に余暇を過ごすといったイメージがあるけれど、娘が過ごす日々は優雅さとは程遠いものだった。まず紹介で入ったシェアハウスのオーナーが自分基準の規則が強い人でトラブルにならないよう最大限気を使って生活をしていた。仕事探しも容易ではなくネットや飛び込みで応募した件数は100件越え。オーストラリアへ行く前に得た人脈だったが、必ずしもそのご縁がよい方向へ行くことばかりではなく、結局は自力で住居も仕事も得ることとなった。  日本での経験をいかし大手ア

          娘のワーキングホリデー事情③

          いつかまた…

          昔の恋人に会いに行った、いや観てきたが正しい。 アートの世界へ足を踏み込んだ18歳頃、ギャラリーの四角い箱の中でその作品と出会った時の感動は今でも忘れられない。 今日もその時と同じような気持ちで胸が一杯になった。 懐古的な感情と新しいモノに触れた刺激が入り交じり頭と心の中が乱れてしまった。 日記を書くように毎日描かれた大量のエスキースは子供の落書きにも、古代壁画にも見える。それがまさに彼の作品の原点であり、作品を生み出すエネルギーとなる。 大学ノートからはみ出した(収まりきら

          いつかまた…

          娘のワーキングホリデー事情②

          彼女がワーキングホリデーへ行くまで働いていた留学エージェントの会社ではオーストラリア出張があった。現地の語学学校へ取材するための同行だった。 そもそも私自身留学エージェントという存在も認識しておらず、その会社の実態がどうなのかも彼女の話ではいまいちよく理解できず、でもまあとりあえず楽しそうにやっているので良しとした。それでもいざ出張となると無事に帰って来るんだろうか…とあらぬ想像で不安になり10年ぶりにパスポートを取得した。もしもの時助けに行けるのは私しかいないという一人親の

          娘のワーキングホリデー事情②

          娘のワーキングホリデー事情①

          スーツケースに夢を詰め込んで飛び立ったオーストラリアの地で、泣いたり怒ったり笑ったりの4ヶ月が過ぎた。 新卒採用で某ラグジュアリーブランドに入社後、ファッションアドバイザーとしてキャリアを積む過程でここが自分の居場所ではないことを自覚して退職。 安定した収入と保障を手放すに至るまで母と娘はどれだけ話合ったことか…。 自分が不安定な環境で生きてきただけに、娘には安定とキャリアアップを望んでいたけれど、海外へ移住するという彼女の強い意志に反対する理由を失ってしまった。 そうとなれ

          娘のワーキングホリデー事情①

          未来に輝く光

          阪神淡路大震災から29年 私は石川県七尾市の和倉温泉にいた。早朝揺れに気付いて目が覚めたけど旅館の暖かく心地の良い布団の中で再び眠りに落ちた。目覚めたところでテレビをつけると信じがたい光景が映し出されていた。自宅からわずかな場所にある新幹線の高架が倒壊しているのだ。どこの局も地震発生のニュースで各地の映像をただぼんやり眺めることしか出来なかった。被害の大きさがリアルになるにつれただならぬ恐怖心が膨れ上がってきた。すぐに家や親戚に電話をかけたけど繋がらない。何度も何度も繰り返し

          健康第一ホントそれ

          2023年新年開けてすぐの入院と自宅療養。2月には仕事復帰するものの体がふわふわして少し動くと動悸息切れ、自分の体じゃないような不安定な感じ。昨年11月原因不明の高熱から現在に至る治療になるなんて想像もしていなかった。「結節性多発動脈炎疑診」これが今の私を不安にさせる原因。 動脈瘤が出来るのが特徴で、3月までに3回のカテーテル治療で動脈瘤の破裂を防いだ。人生まさか3回もカテーテル治療を受けるなんて思ってもみなかったし、今も3ヶ月に1度のCTやMRIで新しいコブがないか検査して

          健康第一ホントそれ

          初のシングルクリスマス

          クリスマスイブには毎年ビーフシチューを煮込み、ikariスーパーでローストチキンを2本、人気のケーキ屋で必ずチョコレートケーキやチーズケーキを入れて4ピースを買う。 日が暮れると昼間には気付かなかったイルミネーションがきらめき、町はクリスマスイブムードで行き交う人もどこかソワソワしているようで気持ちが華やぐ。 子供の頃オシャレをして家族で外食に出かけた想い出、年に1度しかないこの時がたまらなく好き。 家族や友達それぞれが大切な人と過ごす特別なひととき。 娘は初めて夏のクリ

          初のシングルクリスマス

          1人になって気づいたこと

          毎日晩酌のように楽しんでいた夕食後のスイーツ 外出先で美味しそうなパンやお菓子を見つけたら2人でシェアするために何種類かを選んで買って帰った 1人になってからなんとなくわざわざ買うのいいかな…とやめてしまう 美味しいものを一緒に分かち合う楽しさ それ以前に一緒に食べる人のことを思い浮かべてお買い物する方がよっぽど楽しいことに気づいた Two people are better than one.

          1人になって気づいたこと

          似た者同士

          大学の入学式で初めて出会ってから38年 どちらがが先に声をかけたのか覚えていないけれど会話をした瞬間に"なんか合う"って思った。 たぶん話のテンポや彼女の持つ柔らかな雰囲気が心地よかったから。 同じ専攻で実習をして一緒に帰ったり、時々外国人が集まるパブへ行ったりして私たちの友達関係は徐々に築かれていった。 卒業してまもなく彼女はアメリカ留学へ、一年後にアメリカ人と結婚してそのまま移住することになった。 帰国したお祝いパーティーでの最後、嬉しさと寂しさで泣いてしまったらパートナ

          芸術の秋 文化の日

          Noriko Mizokawa Exhibition ムダのない描線に裸婦のしなやかさ、力強さを感じる彼女の作品がいつも心地よい 無数のマスクは見る角度や見る側の心理状態で喜怒哀楽さまざまな表情を浮かべる 緑色に染色されたそれはまるで植物の細胞のように増殖しているかのようにも見えた 2023.10/31~11/5 「ラフノキセキ」と「Bihind the Mask」 ギャラリーあじさい(神戸) What is Japanese culture?

          芸術の秋 文化の日