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新しい価値観、夢を追う人々

今回の記事はアイルランドからは少し離れて、フィジー留学についてのお話だ。

夢はありますか?

と聞かれてあなたはパッと答えることができるだろうか?

わたしは色々と考えてしまって答えるのにかなり時間がかかるタイプである。

今回の記事はそんなわたしがフィジーで見つけたわたしなりの夢の見つけ方について書いてみた。

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2018年夏、私はフィジーという国にいた。

蒸し暑く湿度が高い日本の夏とは違い、カラッとした爽やかな晴天が毎日つづく。

1人で行く初めての海外ということもあり、ドキドキと期待で胸を膨らませていた。

私がなぜフィジーに来たのかは詳しくこちらの記事に書いてあるので是非最初にこの記事を読んで頂きたい。

私がフィジーに来た理由はいわゆる”自分探し”のためだった。

目標や夢がない自分に嫌気が差し、なにか自分にも誇れることや大学生として過ごす時間に自分なりの意義を見出したかったのだ。

そうして決めたのがフィジー留学だった。
留学に行く前、私はフィジーでなにがしたいのか、なにを得て帰国したいのかを明確にし、それを目標として留学にのぞんだ。
私の目標だったのは、
①いろいろな人と話して価値観に触れる
③日記をつける
④将来の夢を見つける
⑤体験にお金を惜しまない
⑥一分一秒たりとも無駄にせず今日死んでも後悔しないくらい楽しむ

というものだった。
今これを見返すとなかなか良い目標だったと思っている。

結論として、フィジー留学は私に沢山の刺激と出会い、最高の思い出、そして新たな価値観を与えてくれた。

わたしの通っていた学校の学校内は日本語禁止だが、生徒は約90%日本人、約10%韓国人という感じだったので、ここからわかるように語学習得という面においては、本気で英語を勉強したい人にはあまり向いていない気がする。

しかし、フィジー留学に訪れる人は高校生から70歳くらいの方々まで年齢層がとにかく幅広く、フィジーで出会った人たちは本当に面白くて(人間的に)いい意味でぶっ飛んでる人たちばかりだった。

こんなに幅広い年齢層の中で生活できる機会も滅多にないし、目標であった将来の夢を見つけるためには、先輩方にそれぞれのフィジー留学までの経緯を聞くのが1番良いのではないかと思い、
様々な人から色々な話を聞くことにしたのだ。

・教師としてはたらき、65歳で退職して奥さんと2人で初めての地にホームステイしながら留学を楽しむ夫婦。
・12年働き続けた自分への休暇、ご褒美としての留学、そのあとのワーキングホリデー。
・生まれてから25年間日本で暮らしたから次の25年は海外で暮らしたいと語る人。 

2年前の私にとってこれらの話は衝撃的すぎた。

海外に出てくる前はなんとなく、日本で大学を卒業し就職、そこで何年か働いたら結婚して、子どもが生まれて、、、というずっと日本で暮らしていく想像しかできなかった自分にとって特に、次の25年間は海外で暮らしたいという人の意見には眼玉が飛び出るくらいの驚きだったし、新鮮であった。
私にとって海外というのはかなり新しい視点だったのだ。

そうか、夢といっても将来なりたい仕事=夢ではないんだ。そんな今思うと当たり前と思うことがじわじわとわかってきた瞬間だった。


「まだ夢がありません…」
そう言った時に声をかけてくれたSalaという先生の話を最後にしたいと思う。

先生は私に「You need a dream !!」と明るく言って、自身のストーリーを話してくれた。

「わたしはもう子どもも旦那もいるけどまだまだ夢が沢山あるのよ!」
「教師の資格以外に心理系の資格を取るために今も再び大学に通い始めたの」「夢は一つだけじゃなくて、ずっと死ぬまで持ち続けていくものよ。」と。

将来の夢の概念がパラパラと崩れ去った瞬間だった。

将来の夢ってなんだろう。

そう考えた時、今までの自分の思考は、
なりたい職業=将来の夢だった。
その職業を一生しないといけないんじゃないかと思っていたし、一生やり切れるほど好きな仕事に出会えるとも思えなかった。
夢を重く、大きく考えすぎて、決意表明なんてできん。とずっと思っていたのだ。

しかし、先生や、フィジーで出会った人たち曰く、
やりたいこと、やってみたいこと=夢 なのである。
もっと自由に。自分は何が好きなのか考えること。
とてもシンプルだった。

様々な人と話している中で、
夢は多種多様でいいということを知った。

今は、〜してみたい、〜行ってみたい、というシンプルな意思でさえも、夢と言ってもいいとわたしは思っている。
そんなちっさい事を夢と呼ぶには恥ずかしい、と中には思う人がいるかもしれない。そういう人たちにはぜひ、夢を大きく考えずに、
「夢」=「目標」と考えてもらってもいいと思う。(私がそうしたように..)

どんなに小さくても良い。
夢を持つより目標を持つ方が大切なのかもしれない。
実際このフィジー留学を終えて、私の目標であった②帰国してからの目標を明確にするというのが、「英語をもっと勉強したい」になり、フィジーから帰国後、アイルランド留学に行っているからだ。
小さな目標がまた目標を呼び、どんどんと大きな夢になっていくことはあり得るのだ。

あの時声をかけてくれたSala は免許をとって新しい場所で働いているのだろうか?沢山の刺激を与えてくれた友達たちは元気にしているのだろうか?

フィジー留学は自分の価値観を大きく変えた出来事の一つであり、自分の中でも大きな節目になった。そして、大好きな国の一つでもあり、わたしのもう一度行きたい国ランクトップ3にずっと入っている。 

ちなみにフィジー語でありがとうは「vinaka」(ヴィナカ)という。
みんなにまた会えるまで、今度は胸を張って夢を話せるように、
わたしも自分なりに夢(目標)を持つことを忘れずに頑張ろうと思う。

また会う日まで! Vinaka!!


あなたの夢はなんですか?


最後まで読んでいただきありがとうございました。
良い週末をお過ごしください!

MaMoroom. Ma

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