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日本美適進化論:考え方より感じ方を整える
人は「感性」で感情を生みだし、「言葉」で思考し、ある程度の計画で「行動」します。でもまずは「いまどう感じているか」という気分的なものも大きく判断に影響します。思考は0.5秒遅れてやってくるとか、最初に感じた瞬間でほぼその後の思考も行動も決めてしまいます。しかし、無意識であまり認知されていないので、考え方を変えようと努力する人が多いのだと思います。では、考え方と感じ方はどちらが変えやすいかというと、日々の感じ方へのアプローチするほうが、気分を変える習慣がつくことで変化しやすいのではないでしょうか。それならば、日常でより自分が多く感じる負の感情習慣、例えば仕事で出かける時の慌てふためくイライラする気分とか、仕事が終わらない時の絶望感とか、相手に反論されたり思ったように進まない状況に困ったり、そのような状況の時でも気分が安定するように、私は感情や気分を客観視できるニュートラルな瞬間を大切にしています。
そうです、負の感情を切り離してしまう習慣。もちろんすべてではありませんが、「モーションがエモーションを変える」といわれ、行動に集中することで気分があらかた変わります。特に分刻みで時間を感じるだけで切り替えが出来ます。分刻みで動く時計の秒針を感じていると自分の命を感じることが出来る。すると、こうしてはいられないという思いが気持ちを前に押し出すことがあるのです。そして、人が敏感に感じるものの一つが「言葉」だったりします。逆に「言葉」で一日の気分が変わったりします。そして言葉の扱い方も一人ひとり違い、思考と言葉が直結する歯に衣着せぬ人もいれば、マナー熟練者は言葉がキレイに定形化されていたり、思慮深く言葉を選ぶ人もいる。言葉の扱い方は生きるスタンスそのものです。SNSは、良くも悪くもそのままその人を表わしますね。さらに、話し言葉と書き言葉も違うので、その人の実態はどこに在るのか分からなくなりますが、それらを総合して俯瞰しながら捉えてみると、その人を感じることで理解を深めることもできるようになります。時間も人も丁寧に大切に扱うことで、自分の豊かさが今の倍になり、感じることや生きることを楽しめる自分を創り上げられると思っています。
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