見出し画像

資産○○億円の仕事術 vol.14 お客様への提案

(このnoteは1話目を無料で読むことができます)

"世の中に課題が存在する限り、ビジネスは続いていく”

新型コロナウイルスの状況で期待されている治療薬"アビガン"も、課題を想定した企業経営の先見の明がなければ、とうの昔に投資がストップしていたかもしれません。

"今や、ビジネス(=仕事)とは、終わりのない課題解決のプロセスを通じて、人生を充実させるための手段として捉え直されている"

これは、私がその人の考え方に触れて思ったことです。

自分の仕事スキルを伸ばすには、「いかにすごい人と一緒に仕事をする」かが一番だと思います。

その時に、その人の考え方や、マインドセットを自分のものにしてしまうのです。私は、その人と出会えたことによって、自分の仕事に対するマインドセットを大きく変えることができました。仕事に"楽"はありませんが、常にワクワクしながら向き合っています。

このシリーズは、資産○○億円を稼いだ人から、教えてもらった仕事術を紹介していきます。

(私自身、その経験から、"人材育成"というテーマに非常に関心をもち始めています)

『mameka、企業の存在意義はなんだと思う?』

「株式を出資してくれた株主にリターンを返すこと、そこで働く従業員の生活を保障することでしょうか?」

『まあ、20点だな。いいか、"企業とは、世の中の課題を解決するために存在する"。それも個人で解決できないレベルの大きな課題だ。社会課題と言い換えてもいいだろう。そして、本来企業は、株主だけのものでもないし、従業員だけのものでもない。よく金融市場が発展している米国なんかでは、株主至上主義の風潮がある。そして、欧州では、人権意識の高まりから、労働者至上主義の流れがある。社会の仕組みによって、人々が捉えている企業の存在意義が異なる。』

「何だか、難しい話ですね。そしたら、日本はどうなんですか?」

『それは、君自身が、仕事経験を通じて見出すんだ。あと、1つだけ伝えさせて欲しい。これから、日本は、少子化による人口減少で、経済成長が見えてこないと思われがちだが、実は日本は世界でも有数の"課題大国"でもある。"ビジネスの大きさは課題の大きさに比例する"ので、ここを上手く捉えれば、ピンチをチャンスに変えられる。もっとも、これからは、"個"の時代だ。仕事における課題解決を通じて、人生を楽しむのも大事だ。』

「なるほど、仕事のスキルを身につけることが人生の充実に繋がるのですね。続きの仕事術を教えてください!」

(大体vol.10.を想定してます。こちらを読むにはマガジンをオススメします)

『これまで一般的な提案作りを考えてきた。案件やクライアント毎に提案の中身は違うので割愛する。今回は、「作った提案をどう進めていくか」重要なポイントを3つ教える。』

『「①プロジェクトの値付け」

こちらは、最終的な判断は一番最後でいいが、事前に想定しておくべき。その後においても、プロジェクト原価の見直しは継続的に発生する。しかし、無闇に削ることは避けるべき。それと、売値の減少に伴い、利益率が下がることは、事前に社内で合意しておくべきだ。』

『「②競合状況」

こちらは、お客様から聞けていれば良いが、どんな競合がいて、競合と提案の差別化をするために、どういう提案がされているかは把握する必要がある。』

『「③社内承認を得る」

提案内容を、責任者から合意を得ることを忘れないようにする。今まで話した、「vol.12.収益性」「vol.13.リスク」が考えられていれば、まず問題ないだろう。』

『社内で提案内容の合意がとれたら、「お客様と提案内容の相互理解」が必要になる。目的は、「提案内容の合意」と、「相手側が誤解をしていないかの確認」だ。』

『相手が勝手に妄想を膨らましているケースは多々ある。「皆さんは専門でしょ」という切り返しに対して、しっかりと弁論できるように準備をする必要がある。』

『特に、「こちらからお客様側への依頼事項」については、こちら側の"前提条件"である場合が多いので、正確に伝えて、理解してもらう必要がある。』

『そして、「見積もり前提条件」については、システムであれば、実現する画面数や、機能数まで、はっきりと伝えるべきだ。なぜかというと、プロジェクトの金額が関係してくるため、費用を減らしたいとなれば、機能の絞り込みが必要であることを伝えなければいけないからだ。』

『上記を踏まえて、"実力を踏まえた落としどころを意識した"提案を行う必要がある。よく、"風呂敷のたたみ方"を事前に考えるべしといわれる。』

『「プロジェクト体制」や「会議体」についても、提案に盛り込まれるがそれは、次回話す。』

「これらの話は、何回も振り返って、自分のものにしていきたいと思います。」

http://braindump.jp/にブレインダンプの記事をまとめております。 ユーザーの皆様の目標達成に役に立つアプリであることを目指して誠心誠意取り組ませていただきます!!