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東京異次元紀行〜新宿中央公園の六角堂

東京は、僕にとって様々な顔をもった異次元を感じさせる都市である。 

今日は仕事で西新宿に降り立った。
猛暑の中、新宿中央公園を歩いていると、不思議な丘のようなものが見え、そこに案内板のようなものが見えた。

「何なんだ!このギリシャのパルテノン神殿のミニチュアみたいな建物は!?」
案内板には、「旧淀橋浄水場六角堂」と書いてあった。

そう、この西新宿界隈は、新宿中央公園ができる前は浄水場だったのだ。まさしく都民にとって生命の源の供給地だったのだ。

この建物が気になり、思わず丘の上まで登ってしまった。
そこには、まさしくギリシャ神殿を思わせる六角堂が現れた。

この六角堂の中は結界が張られていて、中に入ると異次元世界に突入してしまうのでは?という錯覚にかられた。

中のテーブルも六角形だった!

ここでランチをしたら、ちょっとした異次元体験ができそうだ。
ただ、この猛暑の季節だと、さすがにここでは食べるのは無理だが。

また、こんな石碑も見つけた。

ここは西新宿界隈で、一番標高が高いようだ。
これほどの高層ビルに囲まれていると、あまり有り難味がないが、「俺は、大地の上に立つ者として、西新宿で一番高いところにいるんだぞ!」と叫びたくなる気持ちだった。

この六角堂は、明治39~昭和2年頃に建てられたと、HPに記載があった。

「この妙な年代の開きは何なんだ!?」と思いつつ、高層ビルに囲まれた丘の上に、このようなギリシャ建築を思わせる異次元世界に出会うことができて、大満足なのであった。


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