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【マクアケのお仕事紹介】垣根を越えてクリエイティブにアタラシイを創造する「プロジェクト法務」の魅力

マクアケの仕事は、「アタラシイ」を生み出す仕事です。仕事内容も、一般的な「営業」「事務」といったカテゴリーとは異なり、他にはない職種が作られています。マクアケならではの仕事紹介を行う記事、第1弾は「プロジェクト法務」についてご紹介します。

話し手:
榊原かれん:プロジェクト推進本部/第三事業部/プロジェクト法務局 局長
毎原健太:プロジェクト推進本部/第三事業部/プロジェクト法務局/表記審査チーム マネージャー
橋元隼人:プロジェクト推進本部/第三事業部/プロジェクト法務局/エビデンス管理チーム マネージャー


●プロジェクト法務のお仕事

ーまず、プロジェクト法務は具体的にどのようなお仕事をするのか教えてください。

「Makuake」はECのように既存商品を販売・購入するサービスではなく、アタラシイ商品・サービスを応援購入するプラットフォームです。「アタラシイ」を扱うサービスのため、プロジェクトが本当に実現できるのか、違法なところがないか、プロジェクトページが広告として適切な表記を行っているかなど、様々な観点でチェックを行う必要が出てきます。これらを私たちプロジェクト法務が担当しており、「Makuake」に申請されるすべてのプロジェクトの実現性や表記のチェックを行っています。

※「アタラシイ」の基準については「Makuake基本方針」をご参考ください。

「Makuake」のプロジェクト掲載フローは以下のようになっているのですが、赤枠の「掲載審査」がプロジェクト法務の担当です。プロジェクト内容を確認する「実現性審査」、プロジェクトページを確認する「表記審査」のチームに分かれて対応しています。

<IR資料より>

ープロジェクト法務の仕事は、「Makuake」に掲載されるプロジェクトへの信頼を守る仕事なんですね。

「Makuake」では毎日数多くのプロジェクトが公開されています。これらのプロジェクトについて事前に審査を行い、「Makuake」のサービス品質を担保する機能を担っているのがプロジェクト法務です。プロジェクト情報が正しく掲載されていないと、プロジェクトに挑戦する事業者(以下、実行者)側にも、応援購入するサポーター側にも不利益が出てしまいますよね。「Makuake」を使ってくださる全てのユーザーのために、プラットフォームの健全性を担保する、重要なポジションです。

ー専門知識のあるチームが審査を行ってプロジェクトページが一般に公開されるんですね。マクアケには企業法務の担当もいますが、どのように担当分けがされているのでしょうか?

もともとは法務として同じチームに所属していたのですが、プロジェクトごとの審査をよりスピーディに対応できるように、企業法務とプロジェクト法務を別部署に配置しました。まさに、新しい法務の仕事としてプロジェクト法務を独立させたんですね。キュレーターやCSなど、プロジェクトに関わる業務を行う「プロジェクト推進本部」の中でプロジェクト法務局として独立して存在しており、プロジェクトの審査に特化し、よりスピーディに対応ができる体制になりました。

マクアケの企業法務とプロジェクト法務に関してはこちらも是非ご覧ください:
※法曹界専門誌「Attorney's MAGAZINE」にて法務のお仕事を取材していただいた記事です
※記事内ではプロジェクト法務を審査法務と旧名称で言及しています

ー一般的な法務職とマクアケのプロジェクト法務はどう違うのでしょうか?

企業法務の仕事は、契約書審査やM&Aなど自分の担当領域が決まっているパターンが多いです。マクアケのプロジェクト法務の場合は審査を起点に、プロジェクトに関係しそうなものはすべて担当できるというのが特徴だと思います。プロジェクト法務の仕事を中心に、自分の業務の幅をどんどん広げてチャレンジができる環境です。プロジェクト法務の中でもチャレンジできることがたくさんあり、法務に関係するものだったら何でも取り組んでOK、というところが従来型の法務とは異なる点で、まさにここが面白いところだと思っています。

法律は商品が世の中に出回ってから作られるものなので、「Makuake」の扱う新しいものやサービスに対応したルールは審査時には存在しないことが多いんですね。なので、常に情報収集を行い、当社としての安全基準や表記基準を作り、ブラッシュアップが必要になります。ルールを作る際には、関係省庁や外部の専門団体にお問い合わせをしながら、業界基準に則した内容になっているかなどを確認して策定します。法務というと社内のやり取りが多いイメージがあるかもしれませんが、マクアケのプロジェクト法務は積極的に外部とのコミュニケーションを取って折衝していることも特徴的です。

●業務の流れ

ーそれぞれのチームの具体的な仕事内容を教えてください。

マクアケでは、1つのプロジェクトに対して審査担当が1人付く体制となっています。実現性審査チームでは、プロジェクトの実現性や法的に問題がないかをチェックしています。法律に照らし合わせてチェックするだけではなく、ビジネスに寄り添い、事業に近いところで仕事ができるのが楽しいですね。新規ビジネス立ち上げに関わる法務業務を複数同時並行で扱っているような仕事です。取り扱うジャンルも非常に幅広いので、様々な法律に触れることができるのが特徴かなと思っています。

エビデンス管理チームでは「Makuake」実施プロジェクトの事例をもとに、法律書にまだ載っていない新しい分野に関する解釈をリサーチし、整理することを担当しています。また、プロジェクトによっては商品を実際に検証し、不具合がないか確認する実機チェックを行っています。

公開前審査では、表記チェックを中心に、プロジェクトページが問題なく公開できる内容になっているか確認を行います。ページの表現が広告として問題ないか、誤解を招く表現がないかというチェックだけでなく、サポーター側から見てプロジェクトが魅力的に感じられる表現になっているかといった視点も持って確認をしています。こういう書き方をすればもっと魅力を引き出せるんじゃないか?という改善方法をキュレーターと一緒に考えられるのが楽しいですね。

毎原健太さん(プロジェクト法務局/表記審査チーム マネージャー)

ープロジェクト法務のみなさんの一日の仕事の流れはどんな感じなのでしょうか?

チームによっても、日によってもかなり異なりますが、ある日の一例としては以下の通りです。平均して、一日5~10件の審査対応を行っています。

10:00-10:30:朝会、定例ミーティング
10:30-12:00:前日までに審査したプロジェクトの再申請対応
                 当日依頼分の審査対応
12:00-13:00:ランチ(※社内勉強会やゆるいランチ会などを定期的に行っています)
13:00-15:00:引き続き審査対応
15:00-16:00:ミーティング
16:00-17:00:審査対応以外のタスクや施策進行
17:00-18:00:チーム夕礼、勉強会
18:00-19:00:当日のやらなければいないものを終わらせて、業務終了

●どんな人が働いてる?

ー社内Slackで各チームの毎日の様子を共有するチャンネルがありますが、プロジェクト法務のチャンネルでは、皆さん和気あいあいと仕事をされているイメージがあります。

メンバーはみんなコミュニケーション能力の高い方が多いと思っています。担当プロジェクトに関してキュレーターとやりとりをすることが多く、伝え方の配慮が上手いなと感じます。

また、プロジェクト法務で働くメンバーには正義感の強い人が多いですね。「Makuake」のサービス品質を守るうえでこのポイントはきちんと確認する必要がある、といった正義感、倫理観のようなものでつながっているイメージです。専門分野に関してはそれぞれ得意分野、不得意分野があるのでフォローし合って仕事を進めています。

マクアケのビジョン・ミッションにみんな強く共感しているので、正義感ですとか、プロジェクトを正しく世の中に送り出して実行者を応援したい、といった気持ちを共有して持っているんだと思います。

ープロジェクト法務メンバーの前職は、裁判所や官公庁出身、企業の法務など様々ですが、それぞれ今までの経験を活かして活躍しているんですね。

「アタラシイ」を最前線で扱う仕事なので、多様なバックグラウンドの方に入社いただいています。マクアケに転職してきたメンバーは、今までの職場で、課題を解決できない環境をもどかしく思った経験がある人が多いのではと思っています。マクアケのプロジェクト法務の仕事はクリエイティブなので、チャレンジしたい、自分の可能性を広げたい、という気持ちのある方は、どんどん新しいことに挑戦できる環境なので楽しいと思いますよ。

審査業務がメインですが、審査以外にもやりたい事があると、仕事の幅が広がっていくので楽しいと思います。パブリックアフェアーズを強化したいとか、海外配送に関する法律面を整備したいなど、手を挙げればなんでも任せてもらえるので、経験値は格段に上がりますね。

橋元隼人さん(プロジェクト法務局/エビデンス管理チーム マネージャー)

●仕事のやりがい

ーみなさんの仕事のやりがいを教えてください。

プロジェクト法務は、プロジェクトに関わる機会が社内で一番多い部署ではないかと思っています。なので、サービスに密接に関与できるのが面白いですね。審査業務の中で見えてきた、サービス全体に対する課題感などを、審査の枠を超えてどう解決していくかということに頭を使えるところが面白いかなと思っています。

マクアケのプロジェクト法務の仕事は世の中にない新しいものを扱うので、新しい課題に直面することが多いです。それらに対して、どうすれば良いのか、どういう方法なら可能なのか、ということを常に考えなければいけないというのが、マクアケらしいところだと思います。

実行者が新しい商品やサービスをローンチさせる中で乗り越えなければいけない壁に対する解決策を一緒に考え、プロジェクトの成功につなげられることが嬉しいですね。

榊原かれんさん(プロジェクト法務局 局長)

●一緒に働きたい人

ー最後に、一緒に働きたい方へのメッセージをお願いします。

マクアケのプロジェクト法務では幅広いジャンルを扱うため、様々なバックグラウンドのメンバーが活躍しています。ニッチなところに強かったり、ユニークな人が多いです。それぞれの経験や知見を活かして、お互いに刺激し合い、マクアケのプロジェクト法務ならではの幅広い対応力が実現できています。

「Makuake」自体が新しいサービスであり、想像力が求められる仕事です。変化や未来予測を楽しみながら、受け身ではなく自発的に行動できる人と是非働きたいと思っています。

※2022/10/1追記
業務連携パートナーとしてご協力いただいている一般財団法人カケンテストセンター様に品質保証本部メンバーで見学に行ってきたときのレポートも是非ご覧ください!


●採用ポジション

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