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最終プレゼンに向けたブラッシュアップ②

神奈川県立綾瀬高校で行われてきた「総合的な探究の時間」。産業用ヒーター製造の株式会社スリーハイ(横浜市)は、2023年11月末から半年ほど当授業に全面的に協力してきました。

このプロジェクトが始まる前には『授業の題材をどうするか』という根本的なところから、先生方やNPO法人SoELaさんと話し合いを実施。授業が始まってからは、ほぼ毎週高校に足を運び、教室を訪れ、その都度生徒さんたちの疑問や提案に対するフィードバックを重ねてきました。

2024年6月20日の最終プレゼン、6月27日の代表者プレゼンで、一連のプロジェクトは完結となります。今回はおよそ1ヶ月後に控えた、最終プレゼンに向けた調整タイム。綾瀬高校支店のみなさん、どんな形でアウトプットをまとめてくるのでしょうか、期待が高まります。

第13回授業「どこまで進んでる?」班やクラスごとの偏りも

2024年5月16日の授業は、提案書に対するスリーハイからのフィードバックを受け、生徒たちが企画の確認を行う授業でした。スリーハイからは私・男澤と堀江、営業部担当の幸村、広報部担当の勝又の4人で参加しました。今回は特に講義はなかったので、写真&キャプションで、授業の様子をお伝えします。

パソコンを自在に使える人もいるけど「スマホの方がラク」とキーボードに慣れていない人が多かった印象。会社での仕事はまだキーボード使いが主流だと思うけど、大丈夫だろうか?
お、スリーハイのホームページを見てくれている!
生徒さんから寄せられた質問に「ホームページのこの辺りに書いてあるので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。」と伝えるのは、スリーハイ堀江。
先生がプレゼンの見本を作ってくださっていたクラスも。
デジタルサイネージの事例がたくさん出ていて、ついつい見入ってしまいました!
ですねですね!新しい価値観を子どもたちの力でクリエイトしていけたら、最高です。
廃材を使った魅力あるイベントを考える広報部では、何度も廃材を手に思案中。
こんな可愛らしい試作品を作ってくれているグループも!
こういう工作好きな人は、実はスリーハイのオーダーメイドの手仕事に適性があるんです。
実際にスリーハイで働く人の中にも「手先を動かすのが得意」な人は
男性・女性の性別や年齢を問わず、切ったり貼ったりする作業を
ミリ単位を誤差なく実現するプロフェッショナルとして働いています。
みなさんの得意なことは、なんですか?
こちらは廃材を使った「防災用まくら」の制作を考えているグループ。まくらの試作品なら、実際に寝てみたりしたのかな?寝心地も確かめてほしい!
「質問があったら、なんでもどうぞ」と私が呼びかけると、
「はい」と手を挙げてくれるグループがいくつか。
授業では質問のあるグループの近くに行って、
みんなの考えや、疑問、発想を聞きました。
大人では思いつかない発想や言葉を受け取る時が、とても楽しい瞬間です。
Canvaのフォーマットに引っ張られず、オリジナリティあふれるレイアウトに
チャレンジする人も。伝えたいことが決まっているからできることですね。


フォーマットに影響されすぎると、誰の心にも響かないプレゼン資料になってしまうので要注意。Canvaのフォーマットを埋めるのではなく、「伝えたいことを、表現しやすいフォーマットを選ぶ」が正解。
「そうそう!こんなふうに思いを手書きで書き出してみる方法が、とってもおすすめです!」
紙にメモを書いたり、PCを使ってCanvaのテンプレートを探してみたり。
役割分担して進めていけている班は、最終プレゼンの成果物に近づいている様子。
「細かく提案書を詰めてくれていて、頼もしいです」スリーハイ堀江
「それはどういうこと?おもしろいアイデアだね!」
「質問を寄せてくれる生徒さんたちと直にお話しすると、具体的に進展しやすい気がします。」

次回授業は5月23日。当日は2時間通しの授業で、最終プレゼン準備の最後の授業になります。

「次回の5時間目、6時間目の授業で、各班きちんと完成するよう
みなさん、頑張ってください!期待しています!」


これまでの授業と全体の流れ

◆第1回〜第3回
探究学習全体の概要説明やマーケティング基礎など
◆第4回
スリーハイ担当社員5名が各部署にて詳しい説明実施
◆第5回
各班で他社事例などをまとめる「現状把握」
◆第6回
ワールド・カフェで「現状把握」のアイディアを拡散
◆第7回
KJ法で実現可能なアイディアに落とし込む
◆第8回
高校生が自ら考え自らの独創性を発揮できる時代へ!
◆第9回目
高校生たちがいよいよ課題解決の提案書を提出
◆第10回目
提案→実現に向けた企業フィードバック【その1】【その2】
◆第11回目
NPO法人SoELaによるプレゼンテーション講座
◆第12回目
最終プレゼンに向けたブラッシュアップ①


過去記事一覧

◆第1回目(2023年11月27日)登壇者:NPO法人SoELa岡部さん、株式会社スリーハイ代表男澤

◆第2回目(2023年12月11日)
登壇者:株式会社スリーハイ代表男澤

◆第3回目(2023年12月18日)
マーケティング講座(オンラインのためレポートなし)

◆第4回目(2024年1月15日)
株式会社スリーハイ担当社員が5名来校し現状把握


◆第5回目(2024年1月22日)
生徒と先生による現状把握

◆第6回目(2024年1月29日)
ワールドカフェでアイディアの発散

◆第7回目(2024年2月26日)
KJ法によるアイデアの収束

◆第8回目(2024年3月11日)
高校生が自ら考え自らの独創性を発揮できる時代へ!

◆第9回目(2024年3月18日)
高校生たちがいよいよ課題解決の提案書を提出

◆第10回目
提案→実現に向けた企業フィードバック【その1】【その2】

◆第11回目
NPO法人SoELaによるプレゼンテーション講座

◆第12回目
最終プレゼンに向けたブラッシュアップ

神奈川県立綾瀬高等学校

株式会社スリーハイ


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