見た目ではなく、どんな人物なのかを理解することが大事だと思うのです。
100曲チャレンジをゴールしたMakotoHit（まことひっ）です。
アメリカのニュースを見ていると、世界の縮図を見ているように感じることがあります。
いつかの遠い未来の地球は、アメリカの映画スタートレックや、スターウォーズのように、地球人として、宇宙に出て行くような世界になるのではないかと妄想しています。
でも、そこに行き着くとすると、どの国も、今のアメリカのような、様々な人種が住む社会を経験することを経ていくのではないかと思うのです。
私が生きているうちに、日本が多民族国家になっている状況を見ることはできないだろうけれど、きっと自分の死後100年以上先には、そうなっているだろうと思います。
そして、現在あるような、アジア人だとか、ヨーロッパ系の人だとか、アフリカ人だとか、ヒスパニックだとか、中東の人だとか、そのほかの人種だとか、差別する必要のない社会を超えていくのではないか思うのです。
肌の色は、メラニン色素の大きさが違うだけのことで、地球人のメラニン色素の数は誰もが同じです。
なのに、色の違いだけの見た目に とらわれ過ぎている気がします。
同じ地球人であることを認識して、無用な差別だったと理解して、同じ地球人との偏見や差別が減ったり、紛争や戦争が、なくなってほしいと思います。
アジア人の見た目である日本人の両親を持つ自分は、アジア人の見た目です。
自分は数十年前に北陸で生まれ、何の疑いもなく日本人として日本に住んでいると、アジア人しかいない環境で、アジア人以外からの人種差別に遭遇せずに大人になりました。
友人の中には、先祖の遠い誰かが中国人やロシア人だという子もいたけれども、日本で育った中で、日本語しか話さず、見た目もアジア人で、日本人ではないところを見つける方が難しく、人種の違いがあるのかないのかも気にもとめずにきました。
今回、このことを書くにあたり、そういえばと思い出したほど、先祖の誰かが外国人なんて、気にもならないことです。
でも、アジア人ばかりの環境で育つと、それ以外の見た目の人種の人達の集まりに入っていくことは、自分にとっても非常に勇気がいることだった過去があります。
だから、私は、それを克服したいと思い、他の人種の集まりに参加するようにした時期があります。
日本人の同僚から、
「すごいね、勇気があるわ。よく行けるね。私は怖くて行けない。」
と言われました。
私自身も、そう言った同僚と同じように、怖気付いていた過去があるので、その気持ちがわかります。
その言葉の裏には、ほかの人種の人たちと話せたらいいなという憧れもあるけれど、他の人種の人たちの見た目が これまで見慣れたアジア人と違うことや、日本人とは違う文化のためジロジロ見てくるような態度をとられることが嫌だったり、日本語以外の言語でしか話すことができない怖さがあったと思います。
子供の頃から、様々な人種の人たちがクラスにいたら、こんな事を考える必要もなかったのではないかと思います。
大人になって、実際に、他の人種の人たちの食事に招待されたりして、数時間でも一緒に過ごすことで、それが、その人たちと同じ時間を共有したことが経験となり、異文化や見た目にも慣れて、理解が生まれました。
それは、相手にとっても、アジアの日本から来た自分を知ってもらえる機会にもなります。
相互理解というのは、相手を知り、自分を知ってもらうことで、誤解を生まずに済むことなのではないかと思います。
アジアに興味がない他の人種の人達にとっては、日本人も、中国人も、韓国人も、フィリピン人も、シンガポール人も、タイ人も、ベトナム人も、インドネシア人も、そのほかのアジア人も、全部、アジア人の見た目だから、アジア人としてカテゴライズされます。
それは、外国に興味のないアジア人が、ヨーロッパ人や、アフリカ人たちの肌の色だけで、細かな国の違いが分からないのと同じことなのです。
私は、アメリカで起きているアジア人に対する差別は、他人事ではないと感じています。
私の夫は、先祖にネイティブアメリカンが含まれていますが、見た目はヨーロッパ系のアメリカ人です。
アメリカに行った時に関わるのは、夫の家族や友人など、ほとんどがヨーロッパ系の見た目の人たちです。
これまで、夫や、彼の家族、彼の友人たちから差別されたことはありません。
心の中で差別している人もいるかもしれませんが、そのことを、あからさまに言ったり態度に表したりしないことは、人間として人権を尊重してもらえていることだと思います。
だから、彼らに迷惑をかけたくないと思います。
しばらくはアメリカに行く予定はありませんが、次回行く時は、髪を黄色に染めて、帽子を被ってアジア人らしい顔を隠していこうかと昨年から考えていたほどです。
そうしなければならないほど、身の危険を感じてアジア人であることを隠そうとするなんて残念なことだと思いました。
でも、アメリカ在住の邦人に対して最近 送られた 日本領事館からのメールにも、肌の露出を避けるよう指示があったそうなので、私の考えていたことは現地の状況に沿うことだったのだと確信が持てました。
テニスプレーヤーの大坂なおみさんは、#BlackLivesMatter や、#StopAsianHate においても、いつも素晴らしいメッセージを発信していると思います。
世界的に有名で影響力のある人物の発言は、自分のような一般人の発言と違って、より多くの人たちに瞬時に伝わり重く受け止められます。
彼女のことは、テニスをプレーする様子をテレビで拝見した内容しか知りませんが、テニスに関しては努力家で、コメントもユーモアがあり、笑顔が可愛くて、シャイなところも魅力的で、彼女自身が影響力のある人物であることを理解して行動しているところがスゴイと思います。
どんな人なのかを知ろうともしないで、肌の色や人種だけが理由で、差別や暴力をすることは、人間として浅はかだと思います。
見た目だけでは、善人か悪人かは分かりません。
これまでの経験から、強面の人や タトゥーやピアスをしているからといって必ずしも悪い人ではなかったし、優しそうだったり真面目な見た目をしている人が必ずしも良い人でもありませんでした。
もちろん、人種や国籍でも、どんな人物なのかは、見ただけでは分かりません。
だからこそ、関わるときは、人種や見た目だけで判断せずに、相手がどんな人物なのかを理解しようとすることが大事なのだと思うのです。
🎧本日の、おすすめソング🎵
😊 見た目について歌った曲をどうぞ。⏬
タイトル：見た目
作詞作曲：MakotoHit（まことひっ）
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