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いろんなことがわからなくても、いま・この瞬間に「永遠」が流れ込んでいることが、なぜだか、わかる、っていう話です。

自分、若かった時は、なんでもわかってるみたいに思ってた。。。

けれど、年を重ねて来ると、なんにもわかってなかったんだなー、って、しみじみ感じる。

「わかりみの深さ」っていう表現があるけれど。。。

むしろ、わからなみの深さ、だね(笑)

自分の意識で認識できる範囲って、未来に向けても過去に向けても前後3秒ぐらいのスパンしかない、ってことを痛感する。

そんなわけだから、近頃、過去について断定表現で言うことに慎重になっている。

だってさ。。。自分が記憶している過去と、世間で共有されてる「過去」が微妙に相違している、なんてことが結構あるんだもん。

これは、加齢による認知のゆがみなのか、マンデラ効果(世界線の変更)なのか。。。

こればっかりは、考えても答えは出ないよね。。。

過去の出来事について断言できないなら、未来については何をか言わんや、だ。

今日の聖書の言葉。

あなたの御言葉は、わたしの道の光
わたしの歩みを照らす灯。
詩編 119:105 新共同訳

確実に認識できる3秒に開き直って瞬間瞬間を生きる、ってことも、やろうと思えば、やれるわけだけど。。。

でも、それだったら、いつも・たえず・つねに・緊張して生きなきゃいけないことになっちゃうよね。。。

ちゃーんと「過去」からの流れがあって、それでもって「いま」があって、そっから「未来」への見通しが立って、そういうフレームの中に自分を落とし込むことができれば、とっても生き易いんじゃないかと思う。

そういうフレームを世界観とかストーリーと言うと思うんだけど。。。

世界観やストーリーには、いろんな種類があるよね。

神話や伝説にはじまって、文学やハイファンタジー、映画やアニメ、サブカルチャーや〇〇史観みたいな歴史観まで。。。

それらは、人間がそこにすっぽり収まることで安定的に生きることを保障してくれる便利な枠組みだ。

自分の場合はクリスチャンなので、聖書のストーリーがそのまま自分の個人的なストーリーとして機能している。

聖書のストーリーには、3秒のスパンを超越した事柄が書かれている。

超越というより、超自然と言った方がいいだろうか。

それはつまり、自分が逆立ちしたって自力では到底ゲットできない知識が、聖書に書かれている、ということになる。

具体的にどういうことが書かれているかというと。。。

でも、引用し始めると、いくらでもできてしまって、結局、聖書の全部を引っ張って来なきゃいけないことになってしまう。。。

なので、厳選して一個だけ紹介するとしたら。。。

これかな。。。

天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。 イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。
エフェソの信徒への手紙 1:4-5 新共同訳

あいもかわらず自分は、今日・いま・この瞬間、という3秒のスパンを生きているわけだけど。。。

でも、上記の聖書のストーリーは「永遠の過去」に言及している。

それは、自分は「神」の救済意志によって、キリストにあって救いに選ばれた、という永遠の過去だ。

さらに、上記の聖書のストーリーは「永遠の未来」にも言及している。

それは、自分は「神」の救済意志によって、キリストに似た神の子に変えられる、という永遠の未来だ。

ここでは、「永遠の過去」が「永遠の未来」を実現する根拠になっていて、両者をつなぐ共通項は「神」の救済意志だ。

「永遠の過去」と「永遠の未来」はフレームとして機能していて、その枠組みの中に自分の全存在がすっぽり落とし込まれている。

すごいなあ、と思うのは、「神」の救済意志は、聖霊によって翻訳されて、自分の3秒間の認識の中に、いつも・たえず・つねに・注ぎ込まれて来る、ってこと。

御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。
ローマ人への手紙 8:16 口語訳

これを神学用語で「確証」(アシュアランス)って言うんだけど。。。

このアシュアランスを何て表現したらいいのか。。。

単純に言えば、自分が神の子とされていることが自分でわかる、ということだ。

なんでわかるの? と聞かれても、わかるからわかる、としか言いようのない主観的な世界なんだけど。。。

もちろん、その「わかる」は3秒間の広がりしか持ちえない。

でも、それは「永遠の過去」と「永遠の未来」というフレームの中に落とし込まれた結果としての「わかる」だ。

なので、その「わかる」は、まるで永遠の広がりを持っているかのように感じられてしまうんだ。

その、わかりみ、たるや、ちょー深い。永遠だからね。。。

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