子どもに片づけ習慣をつけさせるために先にやるべきこと
こんにちは。
牧 菜々子です。
子どもには、片づけができるようになってほしい。
わが子が3歳の頃から、考え始めました。
「片づけてね。」と言っても、難しい様子。
「一緒にお片づけしよう!」と言っても、乗ってきません。
このままでは、片づけ習慣がつかない…。
そこで、片づけ習慣よりも先に、試みたことがあります。
それは、「お片づけ」という言葉のインプットです。
先に「お片づけ」という言葉をインプットする
子どもに「お母さん、こっち来てー!」とか言われた時に、「お母さん、今、お片づけしてるから、ちょっと待ってね。」と言う。
「お母さん、何してるの?」と言われたら、「お母さん、お片づけしてるの。」と答える。
「お片づけ」、「お片づけ」と、先に言葉をインプットするのです。
すると、子どもは、「ふーん。」と言いながら、「どうしてお片づけするの?」とか、自分でも「お片づけ」という言葉を使い始めます。
そうなると、「お片づけをすると、気分がいいからだよ。」とか、会話をしながら、「お片づけ」についてわかるようになってくるのです。
「親と一緒に片づける」よりも先にやるべきことがある
もちろん、子どもが最初から1人で片づけをするのは難しい。
一般的には、「親と一緒に片づける」のが、最初のステップと言われています。
他にも、「親と、お片づけ競争をする」とか。
ところが、それにも乗ってこない子どもの場合、困るのです。
その場合は、先にやるべきことがある。
それが、「お片づけ」という言葉のインプットなのです。
親が片づけているところを見せるだけでは、それが何なのか、わかっていません。
子どもが親に話しかけた時や、親の注目を引きたいタイミングで、「親は今、お片づけをしているんだ。」と理解することで、強く印象に残るのです。
格段にやりやすくなる
まず「お片づけ」という言葉をインプットした後なら、「一緒に片づける」も、格段にやりやすくなります。
物があまりに多かったり、入れる場所が複雑だったりすると、途中でくじけてしまう。
途中で「疲れたー…。」などと言い出したら、あとはほとんど親がやってもいいと思います。
今全部片づけさせることが目的ではなく、片づけ習慣がつくことが目的だからです。
わが子には片づけのできる人になってほしい
わが子が3歳の時に始めた、「お片づけ」という言葉のインプット。
5歳になった今、片づけ習慣の定着に、大きな効果を発揮してくれています。
わが子には、片づけのできる人になってほしい。
大人だって片づけの大変さを痛感しているからこそ、そう思うのです。