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「もっと子どもとの時間を持てばよかった」と思うのは「もっともっと」という気持ちの表れ
こんにちは。
牧 菜々子です。
子どもが小さい時に、もっと子どもとの時間を持っておけばよかった。
そう後悔することも、もしかしたらあるかもしれません。
子どもが大きくなるにつれて、いろいろなことが起こる。
その度に、「あの時もっとこうしていたら…」と、後悔してしまうのです。
でもそうやって後悔するのは、あまりいいことではありません。
どうしてかというと、自分を責めてしまうからです。
子ども本人のせいにはできない優しい人は、自分を責めます。
そうすると、親が笑顔でいられないという状態になる。
そうなると、家族みんなが困ります。
「もっと子どもとの時間を持てばよかった」という後悔は、実際にその時に子どもとの時間をたくさん持っていたからといってなくなるものではありません。
「もっともっと」という気持ちがある限り、この後悔はなくならないのです。
大事なのは、「もっともっと」という気持ちを手放し、足るを知ること。
「あの時は十分最大限にやったのだ」という気持ちを持てば、「もっともっと」という気持ちがなくなり、足るを知ることができます。
「もっともっと」という気持ちは、自分を苦しめます。
学問でも、レベルが上がれば上がるほど、「もっと基礎をやっておけばよかった」と後悔するものです。
壁に突き当たると、「あぁ、もっと基礎をちゃんとやっておけばよかった」とどうしても思ってしまうのです。
でもそれは、「基礎が足りていない」ということではないのです。
「基礎が足りていない」と思うほどに学問のレベルが上がったという意味なのです。
ハイレベルな人であればあるほど、「自分は基礎が足りていない」と思っているものです。
そんな時には、先を行きつつ、できる範囲で基礎もカバーすればいいのです。
そうすれば理解も深まるうえに、「自分はダメだ」と思う必要もなくなります。
だって基礎は足りているのですから。
自分のレベルが上がっただけです。
子育ても、これと同じです。
子育てをしていれば、いろいろなことがある。
「あの時もっとこうしていれば」と思ってしまうこともあります。
そんな時は、「もっともっと」と自分を責めるのではなく、レベルが上がればどんな人でも「基礎が足りない」と思うものなのだということをぜひ思い出してみてほしいと思います。