今井麻希子 (comaki) NVC認定トレーナー

本当に大切なことは、きっとこころを軽やかに自由にしてくれるものであるはず - NVC …

今井麻希子 (comaki) NVC認定トレーナー

本当に大切なことは、きっとこころを軽やかに自由にしてくれるものであるはず - NVC (Nonviolent Communication)や言葉に寄り添い・紡ぐことに情熱を注ぎ暮らしています。『「わかりあえない」を越える』翻訳。 http://yukikazet.com

マガジン

  • NVC - 新たな地平に旅をする

    「何が正しく・何が間違っているか」から「何を大切にしたいか」へ。NVCとの出逢いは、選択と想像を豊かにし、創造に新たな可能性をもたらすパラダイムシフトだと感じています。一生かけて歩んでいく旅路のことを、ここに綴ってゆきます。

  • NVCを深める

    • 9本

    NVC大学の4人のナビゲーターがNVCを深めるうえでの視点を紹介していきます。

  • IFS (Internal Family System)

    人の心の中には、さまざまな声がある。そのどれもがとても大切なことを伝えてくれている声。自分のなかのもっとも小さな声にも、耳を傾けてゆくこと。そして、創造性や可能性に満ちた、揺るぎないセルフ(大いなる自己)にたつセルフ・リーダーシップ。IFSの提示する世界観を紹介していきます。

  • 近くて遠い - 1/72 : 暦の時間 2021 -

    七十二候を綴ります

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Journey to Self Leadership -今井麻希子 -メディア掲載・提供プログラムのご案内-

NVC認定トレーナー今井麻希子のメディア掲載情報&提供プログラムをご案内します。 メディア掲載・ 「コミュニケーション・シフト - NVCで人生の新しい扉を開く」      経済コンテンツプラットフォームPIVOT  ・ 『無意識の「思い込みや偏見」にどう気づく?相手を傷つけないために私ができること』 (パナソニック “q&d“)  『人と人をつなぐ新しいアプローチ・NVC(非暴力コミュニケーション)』 (KOKUYO MANA-Biz) 提供プログラムコンサルタント

    • 大丈夫、そばにいる。

      実家の寝室の窓辺には、ブーゲンビリアとジャスミンの鉢植えがある。日当たりのよい空間だからか、小さかったはずのこれらの苗木はぐんぐんと育ち、今では随分と背の高い立派な樹となって、空間に存在感を放っている。 なかでもそれが際立つのが、これらの木々が花を咲かせる時期だ。先日、夜の寝室の扉を開けてびっくりした。瞬時にあまいジャスミンの香りが私を包み、突如として別世界に入り込んだような感覚に包まれたのだ。疲れてスリープモードに向かっていた身体は目を覚まし、それと同時に、安堵のような安

      • 夏至2023

        夏至です。と、夏至の日付になるのかな。

        • 穀雨の頃

          地元の小学校で先生や保護者、地域の人たちの対話の場が開かれると聞き、その場につながることが重要に思えて帰省した。 田舎の学校での初めての試みだ。割とカタメの設定なのかもしれない、と思いきや、会場の体育館に行くと、パイプ椅子が8-10個ほどで円をなしたものがいくつも配置されている。「この学校の子どもたちへの願い」そして、「どんなことをしていきたいか」。異なる立場の人たちが交わり円座になって語らう。4月のこの忙しい時期、けれど先生方も楽しそうに、一生懸命に声に耳を傾けながらこの

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        • 誰ひとり置き去りにしない社会へ - SDGs x NVC -
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          4月1日

          1日詣りに行ったりと、優秀なこの日の朝の迎え方。

          君がいること

          京都在住の友達が多いお陰でこの季節のSNSのウォールは桜の京都で埋め尽くされている。とりわけ今年は花のつきが素晴らしいそうで、今日の投稿でみたライトアップされた円山公園の桜は特に素晴らしかった。まったく。なぜ私はいま京都にいないのだ。 肌寒い灰色の空からいつのまにか陽が差し込んできたのに気づき、部屋の窓から青空を眺めていたら、「ああ、出かけるなら今だ」とふいに思い立ちそのまま桜散歩に出かけた。いつもでかけるあの場所のあの桜並木は今どうなっているのだろう。その様子を確認し、例

          桜を愛る人

          鶴岡八幡宮の段葛の桜は満開まであと少し。人手の多い昼間を避けて夜に散歩にでかけるというある人から、この桜並木のいつも同じところに毎晩夫婦揃ってとまっている烏がいることを教えてもらった。 闇に塗れてわかりにくいけれど、段葛をちょうど真ん中あたりまで行った右手にいるというその言葉を頼りに歩いてみたら、なるほど確かに、寄り添うようにしてそこにいる二羽が目にとまった。まるで花見デートをしているようなその佇まいは静かで、時々風で揺れる枝の上でふたり仲良くゆらめいている。写真ではうまく

          あまずっぱくてやわらかいもの

          チーズケーキを食べると好きな人のことを思い浮かべるのはどうしてなのだろう?ひとりで食べるには大きい濃厚さと、ひとりの体験にしておくには勿体ないほどの美味しさのせい?それともあまいものをとった罪悪感をふたりで半分こしたいということなのだろうか。 暮らしているところの近くに昨年できた人気店のチーズケーキを特別にわけていただいた時の写真をみつけ、そんなことを考えた。こちらはカマンベール製のもの。いちどゴルゴンゾーラの方を食べてみたいけれどそちはいつも先に売れ切れてしまい、まだ一度

          あまずっぱくてやわらかいもの

          桜の頃に降る雨に

          桜の頃に降る雨には、いろいろな名前があるという。催花雨、花の雨、桜流し、桜雨、などなど。 昨日、4月中旬ほどのあたたかな日差しの中で眺めたほぼ満開のこの桜も、今日の雨に花びらを重くしていることだろう。冷たくないその雨はやわらかく、その花びらを伝う雫は若葉を映す光を放つ。さして音を立てない雨に油断して傘を手に出歩いたが、ほんの15分ほど歩いたところで気づいたらズボンがびしょ濡れで色を変えていた。それでも悲惨な気持ちにならないのは、この雨のやわらかさ故だろう。雨はさまざまな植物

          自分をどう「教育」するか

          無意識にかなり深く染みついている思考のひとつに「なんでこんなに私はだめなのだろう」の類がある。自宅の風呂場で髪を洗っている時に思わず口をつくのがそれであり、そのため息混じりの言葉がそんな拍子でひょいと溢れることに我ながら驚くのだ。 あの言葉は一体誰に向かっていっているのだろう。「自分に言い聞かせている」そんな状態において私の中には「責めている自分」と「責められている自分」がいる。 責めている側の言い分は、こんな感じ。 「わかってるよ、これがどんなにダメで恥ずべきものかとい

          ニーズのあじわい・感謝

          感謝で1日を振り返る「感謝の日記」というのをつけている。 具体的に起きた出来事は何か(観察) どんなニーズが満たされたか(ニーズ) それを思い出した今、どんな気持ちがわいてきたか(感情) というNVCのエッセンスに加えて、 その出来事が起こるきっかけにつながる、自分がとった行動は何か についても思いを巡らすことがポイントだ。 「何があったか」に目を向けると、つい、とりわけ目立つ出来事に意識が向いがちだけれど、実は、感謝は本当に小さなこと、もっというと事柄ですらない

          ニーズの質感 (want と appreciation)

          終日 x 2日間のNVCの講座を組み立てながら、ふと「ああ、この醍醐味は文脈構築にあるのだな」と改めて考える。 「感情とは」「共感とは」など、重要な要素をそのものとして伝えるというより、「どんな流れにおいてそれが体験されるとより浸透するものになるのだろう」というように流れや質感を組み立てる。それは少し音楽にも似ているし、ひょっとしたら小説を書くようなことにも似ているのかもしれない。構成を組み立てる作業とは、耳を澄ます営みだ。耳を澄まして、響きを想像する。立体的な感触をイメー

          ニーズの質感 (want と appreciation)

          21日の最初の一歩

          開花宣言の後に必ず訪れる冷たい雨の日だった。この頃人が多いこのまちの休日に少しの静けさができて、住んでいるものとしては嬉しい。 そんな雨の日に、久しぶりにとあるご婦人と馴染みのカフェで偶然再会し、誕生日の数字を読んでいただき「石の上にも三年、その三年目が今年ですよ」と言葉をいただいた。「花が開くといいのですが、どうにも停滞しているところなのです」と伝えると「だったら、21日間、とにかく続けてみてね」という。そうすることで生み出す力が確かになる。続けること、コツコツが大事です

          存在に立ちどまる

          今年に入ってから、ひと月ほど「感謝の日記」というものをつけていた。 1日を振り返り、その日あった感謝したくなることを3つずつ綴ってゆく。それを思い出した時に湧いてくる感情や満たされた想いと共に記されるその描写は、お気に入りのアルバムに綴じられた人生のコラージュみたいだ。 驚いたのは、そんな特別な出来事さえも、こうして振り返ることをしなければ日々を無自覚に積み重なる情報の中に簡単に埋没させてしまえるということだ。 嬉しい言葉をくれたあの人はどんな声をしていたっけ。どんな顔で

          スピーチ、そして、あるいは

          選挙、なるものに顕著に現れるけれど、他に、対話フォーラム的な場においても。 私たちはつい、話者が「何を主張したか」に注目を集めがちだが。まるでそれが大事であるように記録され、編集されがちなのであるが。 どんなにか支持された意見であっても、何かをなすにおいて、他者と力をああせて取り組むことは不可欠なのだし。 たとえ選挙で票を多く集めたとしても、そうでない意見を持つ人たちもたくさんいることも事実だし、考えを見直す必要だって当然のようにあるわけなのだから 本当は 「どれだ

          2022年ふりかえり、そして2023へ。

          やってきました、卯年。うさぎによく似たパリジェンヌ・リサとガスパールのファンであり年女である私にとって、こんなにテンションの上がる年はありません。街中にうさぎが溢れているのがシンプルに、嬉しい! そんな卯年に突入した今日、今更ながら一年を振り返ろうと思います。 翻訳本の出版をきっかけに活動が広がった一年2021年12月8日、共訳者として携わった『「わかりあえない」を越える - 目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC』が出版されたことがきっかけとな

          2022年ふりかえり、そして2023へ。